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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.1.7 サーバリプレース後のDSダウンロードやCTダウンロードの際にCSが2台表示される

CSサーバの移行作業を実施した後、DSダウンロードやCTダウンロードなどの際にCSサーバが2台存在するように表示される場合があります。


対象バージョンレベル


原因

Systemwalker Desktop Patrolでは新規インストールを行った際に端末固有の識別IDが割り当たります。複数のCSサーバを構築した場合、2台のCSサーバでは異なる識別IDが割り当たることになります。CSサーバの移行の際に旧サーバから退避したデータを新サーバに復元させた場合、新サーバ上にはCSサーバの識別IDとして新旧2台分存在してしまうことが原因です。


対処方法

CSサーバで実施してください。

新旧2台分存在するCSサーバの古い情報は不要な情報になりますので、削除します。

  1. 作業前にSWDTP_dbbkコマンドでデータベースを退避してください。

  2. コマンドプロンプトを起動します。

  3. コマンドプロンプトで下記のように入力してください。

    > set RDBNAME=SWDTP

    > rdbexecsql -s SWDTP

    SQL> set schema 'CESD'

    SQL> select BT_DS_NODE_NAME,BT_DS_MACHINE_NAME as ホスト名,BT_DS_GENERAL_NAME as 名称,BT_DS_UPDATE_DAY as 更新日時 from BT_DS_INF where BT_DS_WORK_FLAG=3 AND BT_DS_OS_CLASS = 1 order by BT_DS_UPDATE_DAY desc

    <実行結果例>

    <<1>>

    BT_DS_NODE_NAME:/0aaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

    ホスト名 :csserver

    名称 :csserver

    更新日時 :2010-10-23 14:03:21

    <<2>>

    BT_DS_NODE_NAME:/1bbbbbbbbbbbbbbbbbbbb

    ホスト名 :csserver

    名称 :csserver

    更新日時 :2010-09-20 12:03:26

    Number of records:2

    SQLSTATE:00000

    SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.

  4. 実行結果例のように出力された場合、更新日時が最新以外のBT_DS_NODE_NAME('/1bbbbbbbbbbbbbbbbbbbb'のほうが更新日時が古い)の値を下記SQL文に指定し古い情報を削除します。

    なお重複した情報が3個以上存在する場合は、最新以外の情報を全て削除するため、下記のSQL文を削除情報数分だけ繰り返し実行してください。

    <記述例>更新日時が古い'/1bbbbbbbbbbbbbbbbbbbb'の削除例です。

    SQL> delete from BT_DS_INF where BT_DS_NODE_NAME='/1bbbbbbbbbbbbbbbbbbbb'

    <実行結果例>

    Number of records:1

    SQLSTATE:00000

    SQLMSG:JYP2001I 正常に終了しました.

  5. quitと入力するとコマンドプロンプトのモードに戻ります。

  6. CSサーバが複数表示されていた画面で正しく表示されることを確認してください。