「CT」のインストール時に「環境設定画面の起動に失敗しました。コマンドを終了します。詳細コード:(CreateProcess-1157)」のメッセージが表示されます。
対象バージョンレベル
Systemwalker Desktop Patrol Standard Edition V11.0L10~V13.2.1
Systemwalker Desktop Patrol Base Edition V11.0L10~V13.2.1
原因
コマンドモードCTの実行環境において、msvcrt.dll、mfc42.dllが存在していないためです。
確認ポイント
コマンドモードCTを使用してインベントリ情報を収集するためには、以下のランタイムライブラリが両方インストールされていることが必要です。
msvcrt.dll
mfc42.dll
しかし、環境によってはこれらがインストールされていない場合があります。以下の環境でコマンドモードCTを実行する場合、システムディレクトリ配下にランタイムライブラリがインストールされているかどうか確認してください。
【確認が必要な環境】
以下のOSで、Microsoft® Internet Explorer V5.5以降がインストールされていない環境。
Windows® 95
Windows® 98
Windows NT®
対処方法
ランタイムライブラリのいずれか一方でもインストールされていない場合は、本製品のインストール用CD-ROMからインストールされていないランタイムライブラリを取り出し、インストールされていないPCのシステムディレクトリへコピーしてください。そして以下のコマンドをコマンドプロンプト上で実行してください。
ランタイムライブラリの格納場所
<インストールCD-ROM>\utilities\Library\msvcrt.dll(バージョンは4.20.6164)
<インストールCD-ROM>\utilities\Library\mfc42.dll(バージョンは4.2.0.6068)
コマンド
<システムフォルダ>\regsvr32.exe <システムフォルダ>\msvcrt.dll
<システムフォルダ>\regsvr32.exe <システムフォルダ>\mfc42.dll
例)
Windows NT®において、システムフォルダがC:\WINNT\System32である場合
C:\WINNT\System32\regsvr32.exe C:\WINNT\System32\msvcrt.dll C:\WINNT\System32\regsvr32.exe C:\WINNT\System32\mfc42.dll |
注意
上記のコマンドは、ランタイムライブラリをコピーした場合のみ実行してください。
システムフォルダとは、以下のディレクトリを指します。
Windows® 95またはWindows® 98の場合
%SystemRoot%\System
例)C:\Windows\System
Windows NT®の場合
%SystemRoot%\System32
例)C:\WINNT\System32