UI部品の表示サイズの違い
V9.1以前のバージョンでは、Internet Explorerの場合、以下の部品に指定したサイズ(height)と表示された部品のサイズが異なっていました。
TabPanel
タブ表示位置によりheightより1~2px高く表示されます。
TableView/TableEdit
heightより(列ヘッダの高さ×(列ヘッダの行数-1))+2px分、高く表示されます。
DataGrid
heightより(列ヘッダの高さ×(列ヘッダの行数-1))+(フィルタ行の高さ×フィルタ行の行数)+2pxまたは3px分、高く表示されます。
本バージョンでは、上記部品が指定したサイズどおりに表示されるよう修正しています。
Internet Explorer 7で、V9.1以前と同じ表示にしたい場合は、RCF_configオブジェクトの変数UIComponent_compatible_viewsizeに「9.1.0」を指定してください。変数UIComponent_compatible_viewsizeに「9.1.0」以外の値を指定、または、変数UIComponent_compatible_viewsizeの指定を省略した場合は、修正後の動作となります。
また、V9.0.1からバージョンアップした場合に、テーブル部品(TableView、TableEdit、およびDataGrid)の表示サイズを変更していないにもかかわらず、従来は表示されていなかった横スクロールバーが表示されることがことがあります。その場合には、RCF_configオブジェクトの変数UIComponent_compatible_viewsizeに「9.0.1」を指定してください。
RCF_configオブジェクトの詳細は、「2.3.2 Ajaxフレームワークの動作定義」を参照してください。
参考
Internet Explorerの各バージョンとInterstage Interaction Managerのサポートバージョンの対応は以下のとおりです。
ブラウザのバージョン | Interstage Interaction Managerのバージョン |
---|---|
Internet Explorer 8 | V9.1.1以降 |
Internet Explorer 9互換 | V9.1.1以降 |
Internet Explorer 10互換 | V10.0.0以降 |
Internet Explorer 9標準 | V10.0.1 |
Internet Explorer 10標準 | V10.0.1 |
プロパティの型チェック
一部のUI部品でプロパティの型チェックを強化しています。
本書に記載された型以外を指定していた場合、エラーとなります。その場合には、RCF_configオブジェクトの変数UIComponent_compatible_errorに「9.1.1」を指定してください。
ComboBox
非活性時のボタン
部品が非活性の場合にボタンの表示がグレーになります。従来どおりの表示にしたい場合は、RCF_configオブジェクトの変数UIComponent_compatibleに以下を指定してください。
ComboBox: { buttonDisabled: "9.1.1" }
DataGrid
文字列選択
DataGrid上での文字列の選択操作ができるようになります。文字列の選択操作を抑止したい場合は、RCF_configオブジェクトの変数UIComponent_compatibleに以下を指定してください。
DataGrid: { selection: "9.0.1" }
また、DataGrid上で選択した文字列のCtrl+Cでのコピーが可能となりました。DataGrid上で選択した文字列のコピーを抑止したい場合は、文字列の選択操作を抑止して回避してください。
セルのスタイル
詳細行含むデータ行のセルに対し、white-spaceは有効になりません。
スタイルシートの適用順位
V9.1.1までは、コンテンツで定義しているスタイルシートよりも、Ajaxフレームワーク(UI部品)の初期値を定義したスタイルシートが優先される場合がありました。
Ajaxフレームワーク(UI部品)のスタイルシートは部品表示のベースであり、その上にコンテンツのスタイルを適用します。そのため、V10.0.0以降では、常にコンテンツで定義したスタイルシートが優先されるように修正しています。
V9.1.1までのスタイルシートの優先順位で利用する場合には、RCF_configオブジェクトの変数StyleSheet_compatibleに"9.1.1"を指定してください。