ページの先頭行へ戻る
Interstage Interaction Manager V10 Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド
Interstage

A.5 データBeanの定義(dataBeans)

Apcoordinatorと連携する場合のデータBean情報は、dataBeans要素およびdataBean要素で定義します。
なお、サーブレット連携機能の場合は、データBean情報を定義する必要はありません。

記述形式

<acfConfig>
  <dataBeans>
    <dataBean>
      <dataBeanId>データBean ID</dataBeanId>
      <className>Javaクラス名</className>
      <scope>スコープ名</scope>
      <recreate>再作成の有無</recreate>
    </dataBean>

    <dataBean>
     ...
    </dataBean>
   ...
  </dataBeans>
  ...
</acfConfig>

要素の内容

要素名

説明

省略

複数指定

dataBean

各データBeanの定義を指定します。

dataBean/dataBeanId

データBean ID(JavaScriptから指定する際の別名)を指定します。
指定できる値は、アルファベット(A-Z、a-z)および数字(0-9)の範囲で、先頭はアルファベットでなければなりません。

×

×

dataBean/className

データBeanのJavaクラス名を指定します。
指定するJavaクラスは、以下の条件を満たしている必要があります。

  • WebアプリケーションのCLASSPATHに含まれるクラスであること

  • パブリックのデフォルトコンストラクタを持つこと

  • Ajaxフレームワークが提供するクラス以外であること

  • com.fujitsu.uji.DataBeanクラスを継承していること

  • JavaBeans形式であること

×

×

dataBean/scope

データBeanの有効範囲(スコープ)を、以下のどちらかの文字列で指定します。

  • session
    HTTPセション内でデータを共有する

  • request
    リクエスト内でデータを共有する

省略した場合は、「request」になります。

×

dataBean/recreate

セションタイムアウトが発生した場合に、データBeanを再作成するかどうかを指定します。

  • true
    データBeanを再作成する

  • false
    データBeanを再作成しない

本要素は、dataBean/scopeに「session」を指定した場合に有効です。
省略した場合は、「false」になります。

×

○: 可能、×: 不可能

記述例

<acfConfig>
   ...
  <dataBeans>
    <dataBean>
      <dataBeanId>HelloBean</dataBeanId>
      <className>samples.HelloBean</className>
      <scope>session</scope>
      <recreate>true</recreate>
    </dataBean>
  </dataBeans>

</acfConfig>