システムの処理
重大度コードがIの場合、プログラムの処理を続行し、重大度コードがUの場合、プログラムを異常終了させます。なお、重大度コードは、プログラム中で特殊レジスタSORT-STATUSが参照されている場合Iとなり、参照されていない場合Uとなります。
プログラマの処置
$1に設定された情報を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。
$1にはファイル情報(アクセス名またはファイル名)または詳細情報が設定されます。
$2にはエラーアドレスが設定されます。
下表に詳細情報の値、意味および処置を示します。
$1 | エラーの内容 | プログラマの処置 |
---|---|---|
0 | 特殊レジスタSORT-STATUSに16が設定されました。 | プログラム中で特殊レジスタSORT-STATUSに「16」を設定したことで、ソート処理またはマージ処理が終了したことを示しています。 |
50 | メモリ不足です。 | メモリ容量を確保できるよう、環境を確認してください。 (注) |
51 | ソート対象レコードの入力処理で何らかのエラーが発生しました。 | プログラムを再度実行しても同様のエラーが発生した場合には、システムの障害と考えられるため、技術員(SE)に連絡してください。 |
52 | メモリ不足です。 | メモリ容量を確保できるよう、環境を確認してください。 (注) |
53 | ソート対象レコードの入力処理で何らかのエラーが発生しました。 | プログラムを再度実行しても同様のエラーが発生した場合には、システムの障害と考えられるため、技術員(SE)に連絡してください。 |
54 | ||
56 | ||
59 | ||
62 | ||
100 | ソートマージプログラムでエラーが発生しました。 | |
101 | ソート対象レコードの入力処理で何らかのエラーが発生しました。 | |
102 | ソート対象レコードの出力処理で何らかのエラーが発生しました。 | |
103 | マージ対象レコードの入力処理で何らかのエラーが発生しました。 | |
110 | ソート対象レコードのアドレスが取得できませんでした。 | |
111 | レコード長に誤りがあります。 | レコード長がCOBOL の仕様に合っているか確認してください。 |
112 | ソート対象レコードの入力処理で何らかのエラーが発生しました。 | プログラムを再度実行しても同様のエラーが発生した場合には、システムの障害と考えられるため、技術員(SE)に連絡してください。 |
113 | ||
114 | マージ対象ファイル中のレコードがソートされていません。 | マージ対象ファイル中のレコードをソートしてからマージするようにプログラムを修正してください。 |
208 | 整列併合用ファイルのオープンでエラーが発生しました。 | ソートに必要な作業領域が不足している可能性があります。環境変数BSORT_TMPDIRを使用して作業用フォルダを指定してください。 プログラムを再度実行しても同様のエラーが発生した場合には、システムの障害と考えられるため、技術員(SE)に連絡してください。
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212 | 整列併合用ファイルの容量が足りません。 | ファイルの容量を確保できるように、ハードディスクなどの環境を整備してください。 |
214 | 整列併合用ファイルの作成ができません。 | ファイルの作成ができるように、ハードディスクなどの環境を整備してください。 |
224 | 整列併合用ファイルへの書込み中にエラーが発生しました。 | プログラムを再度実行しても同様のエラーが発生した場合には、システムの障害と考えられるため、技術員(SE)に連絡してください。 |
250 | ソートマージプログラムでエラーが発生しました。 | |
その他 | PowerSORT でエラーが発生しました。(PowerSORT 使用時) | “PowerSORT Server ユーザーズガイド”の“BSORT関数のエラー詳細コード”を参照してください。 |
注 : 対処方法は、“付録D 注意事項”の“COBOLプログラムの実行時に仮想メモリ不足が発生する場合”を参照してください。