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Interstage Studio リリース情報
FUJITSU Software

2.2.3 J Business Kit

ダウンロードインストーラの仕様変更

ダウンロードインストーラは、Windowsクライアントに配布するコンポーネントを選択してインストーラを作成する機能です。配布するコンポーネントは、JREのバージョンだけを選択することができます。

詳細は、"J Business Kit 解説書"の"ダウンロードインストーラ"を参照してください。

JDK/JRE 7を使用した場合のJFLightPanelの動作

JDK/JRE 7を使用し、JFLightPanelに以下の操作を行った場合、setFirstFocusComponent()で指定した部品にフォーカスが移動しません。

※JDK/JRE7の制限となります。

JDK/JRE 7を使用した場合のフォーカストラバーサルキーによるフォーカス移動

JDK/JRE7では、フォーカストラバーサルポリシーの実装に大きな変更があり、以下の部品を使用するとフォーカストラバーサルキーによるフォーカス制御が不正となります。

そのため、J Business KitのGUI部品では、以下のコンテナに独自のフォーカストラバーサルポリシーを設定しています。フォーカストラバーサルキーにてフォーカスを正しい位置に遷移させるには、以下のコンテナを使用してください。

java.applet.Applet/ java.awt.Dialog/ java.awt.Frame/ java.awt.Window コンテナを使用していた場合

上記のコンテナを使用してください。
または、アプリケーションの開始時点で、JFFocusTraversalPolicy.init()をコールしてKeyboardFocusManagerに、JBKのフォーカストラバーサルポリシーを設定してください。

JFApplet以外のAppletクラスを使用していた場合

AppletクラスのaddNotify()メソッドを、以下のようにオーバーライドしてください。

 public void addNotify(){
  super.addNotify();

  //フォーカストラバーサルポリシーを設定
  Container cycleRoot = this.getFocusCycleRootAncestor();
  if(cycleRoot!= null){
   cycleRoot.setFocusTraversalPolicy(new JFFocusTraversalPolicy());
  }
 }

ライブラリの公開ソースの格納先変更

ライブラリの公開ソースの格納先が変更になりました。

JFFieldDoubleJFFieldLongの動作

数値に変換できない文字列が、入力域に設定されていた場合、以下のメソッドをコールすると例外を返していました。
V11.0より、現在描画に使用されている色が返るように変更になりました。

setScrollbarDisplayPolicyの動作

PG88776の対応で、JFCScrollablePanelのsetScrollbarDisplayPolicy(int)を呼び出したときに、スクロールバーを使用不可能にする修正をしました。これにより、無効なイベントの処理が発生しNullPointerExceptionが発生する場合がありますが、動作に影響はありません。

※PG88776:setScrollbarDisplayPolicy()の呼び出しとスクロールバーの操作が同時に行われた場合、Javaの処理がループする。