ダウンロードインストーラの仕様変更
ダウンロードインストーラは、Windowsクライアントに配布するコンポーネントを選択してインストーラを作成する機能です。配布するコンポーネントは、JREのバージョンだけを選択することができます。
詳細は、"J Business Kit 解説書"の"ダウンロードインストーラ"を参照してください。
JDK/JRE 7を使用した場合のJFLightPanelの動作
JDK/JRE 7を使用し、JFLightPanelに以下の操作を行った場合、setFirstFocusComponent()で指定した部品にフォーカスが移動しません。
JFLightPanelに以下の設定を行う。(*1)
setFirstFocusComponent()で最初にフォーカスを設定するコンポーネントを指定する。
setAutoFocus(true)をコールして、フォーカス設定機能を有効にする。
以下の手順で操作する。
(*1)のJFLightPanel内のコンポーネントにフォーカスを設定する。
他のウィンドウをアクティブにする。
JFLightPanelをマウスクリックする。
※JDK/JRE7の制限となります。
JDK/JRE 7を使用した場合のフォーカストラバーサルキーによるフォーカス移動
JDK/JRE7では、フォーカストラバーサルポリシーの実装に大きな変更があり、以下の部品を使用するとフォーカストラバーサルキーによるフォーカス制御が不正となります。
JFChoice
JFTableView
JFTabPanel
JFTextArea
そのため、J Business KitのGUI部品では、以下のコンテナに独自のフォーカストラバーサルポリシーを設定しています。フォーカストラバーサルキーにてフォーカスを正しい位置に遷移させるには、以下のコンテナを使用してください。
JFApplet
JFDialog
JFFrame
JFTextInputWindow
JFWindow
JFCFrame
JFCDialog
上記のコンテナを使用してください。
または、アプリケーションの開始時点で、JFFocusTraversalPolicy.init()をコールしてKeyboardFocusManagerに、JBKのフォーカストラバーサルポリシーを設定してください。
AppletクラスのaddNotify()メソッドを、以下のようにオーバーライドしてください。
public void addNotify(){ super.addNotify(); //フォーカストラバーサルポリシーを設定 Container cycleRoot = this.getFocusCycleRootAncestor(); if(cycleRoot!= null){ cycleRoot.setFocusTraversalPolicy(new JFFocusTraversalPolicy()); } } |
ライブラリの公開ソースの格納先変更
ライブラリの公開ソースの格納先が変更になりました。
V10.1まで
格納先:JBKインストール先\src
V11.0以降
格納先:JBKインストール先\gui6 / JBKインストール先\gui7
JFFieldDouble、JFFieldLongの動作
数値に変換できない文字列が、入力域に設定されていた場合、以下のメソッドをコールすると例外を返していました。
V11.0より、現在描画に使用されている色が返るように変更になりました。
protected java.awt.Color getDisplayBackground()
protected java.awt.Color getDisplayForeground()
setScrollbarDisplayPolicyの動作
PG88776の対応で、JFCScrollablePanelのsetScrollbarDisplayPolicy(int)を呼び出したときに、スクロールバーを使用不可能にする修正をしました。これにより、無効なイベントの処理が発生しNullPointerExceptionが発生する場合がありますが、動作に影響はありません。
※PG88776:setScrollbarDisplayPolicy()の呼び出しとスクロールバーの操作が同時に行われた場合、Javaの処理がループする。