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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド Optimizationオプション編
ETERNUS

3.6.1 Tierプールの作成

Tierプールは複数作成できます。1つのTierプールに複数の階層化ポリシーを定義することはできません。

Tierプールに指定できる項目は以下のとおりです。

No.

項目名

指定

意味

入力規約

1

プール名

必須

Tierプール名

全体で一意の名前を指定します。
任意の英数字(1~16文字)と“-”、“_”、“#”を指定できます。

注: 大文字・小文字は区別しません。

2

階層数

必須

作成するTierプールの階層数

自動階層化機能を有効にした場合だけ指定可能です。2または3を指定します。
デフォルトは2です。

3

ポリシー名

必須

階層化ポリシー名

定義済みの階層化ポリシーを選択します。

4

プールの警告閾値

任意

装置から通知されるプールの警告閾値

5~99の範囲の10進数で指定します。

注: プールの注意閾値より小さい値は指定できません。

5

プールの注意閾値

任意

装置から通知されるプールの注意閾値

5~80の範囲の10進数で指定します。
0を指定した場合、プールの注意閾値が無効になります。

6

暗号化状態

必須

プールの暗号化状態

Yes(有効)またはNo(無効)を指定します。
デフォルトはNo(無効)です。

以下は、Lowサブプール(必須)、Middleサブプール(任意)、Highサブプール(必須)それぞれに指定します。

7

担当CM

任意

Tierプールの担当CM

装置に存在するCMを指定します。
デフォルトは指定なし(Auto)です。

8

FTSP名

任意

サブプール名

ストレージ装置内で一意の名前を指定します。
任意の英数字(1~16文字)と“-”、“_”、“#”を指定できます。

注: 大文字・小文字は区別しません。

9

ディスク種別

必須

ディスクの種別

SSD、Online、Nearline、SED-SASから選択します。
各ディスク種別の使用条件は、「1.2 動作環境」の注3を参照してください。

10

信頼性

必須

サブプールのRAIDレベル

以下から選択します。

  • High Performance(RAID1+0)

  • High Capacity(RAID5)

  • High Reliability(RAID6)

  • Mirroring(RAID1)

  • Striping(RAID0)

11

ストライプデプス

任意

ストライプデプス

RAIDグループの1ストライプにおけるディスクあたりのサイズ(KB)を指定します。
以下から選択します。

  • 64

  • 128

  • 256

  • 512

  • 1024

信頼性がMirroring(RAID1)の場合は、選択できません。

12

ディスク

必須

サブプールのディスク

サブプールのRAIDグループを構成するディスクを選択します。

13

必要最低容量

任意

ディスクに必要な最低容量

ディスクを自動で選択する場合に指定します。
小数の指定も可能です。

14

ディスク自動選択

任意

ディスクを自動で選択する

ディスクを自動で選択できます。(注)
デフォルトは手動選択(チェックなし)です。
自動で選択する場合、必要最低容量を指定する必要があります。

15

CM

任意

作成するRAIDグループの担当CM

担当CMを指定した場合に、指定した担当CMからRAIDグループの担当CMを1つ指定できます。
デフォルトは指定なし(Auto)です。
ディスクを自動で選択する場合は、2つ指定できます。

注: ディスク自動選択機能を利用するには、V10L50以降のファームウェアが必要です。