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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド Optimizationオプション編
ETERNUS

3.6 Tierプールの設定

Tierプールは、ストレージ装置のFTRP(Flexible Tier Pool)として登録されます。

Tierプールを作成することで、FTRPとFTSP(Flexible Tier Sub Pool)を両方作成し、FTVを作成することが可能になります。

Tierプールの設定は、Webコンソールから行います。

設定手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイを選択します。

  3. カテゴリーペインで、[自動階層化]をクリックします。

  4. [自動階層化]ペインで、[Tierプール]をクリックします。
    登録されているTierプールが、メインペインに表示されます。

Tierプールに対して指定できるアクションは、「作成」、「削除」、「変更」、「サブプール容量拡張」です。

対象装置にTierプールが存在しない場合は「作成」だけ選択可能です。ほかのアクションは選択できません。

複数のTierプールを「削除」することは可能ですが、FTVが存在するTierプールは削除できません。

複数のTierプールを「変更」することはできません。

自動階層化機能が開始状態のTierプールを「変更」または「削除」することはできません。

担当CMの指定

以下の作業を実施するときに、担当CMを指定できます。

担当CMは、CM番号とCPU番号のペアで指定します。
担当CMは1つ以上指定可能とし、Tierプールに対して指定することでTierプール全体の担当CMを指定することが可能です。
Tierプールに複数の担当CMを指定した場合は、指定された担当CMからラウンドロビン方式で担当CMを設定します。
また各サブプール作成時にTierプールに指定した複数の担当CMから指定することもできます。
サブプールの容量拡張時は、既に作成している各サブプールに割当て済みの担当CMを考慮してラウンドロビン方式で担当CMを割り当てます。また担当CM一覧に表示する担当CMから指定することもできます。

担当CMの指定を省略した場合は、従来どおり、装置側の実装により自動的に割り当てられます。

2CM構成のETERNUSの場合の新規作成時の構成

No

Tierプールの指定

サブプールの指定

設定される担当CM

Low

Middle

High

Low

Middle

High

1

CM#0

-

-

-

CM#0

CM#0

CM#0

2

CM#0,CM#1

-

-

-

CM#0

CM#1

CM#0

3

CM#0,CM#1

CM#1

-

-

CM#1

CM#0

CM#1

4

CM#0,CM#1

-

CM#1

-

CM#0

CM#1

CM#0

5

CM#0,CM#1

-

-

CM#1

CM#0

CM#1

CM#1

2CM構成のETERNUSの場合の容量追加時の構成

No

Tierプールの指定

設定済みの担当CM

追加するサブプール

割当てられる担当CM

Low

Middle

High

1

CM#0,CM#1

CM#0

CM#1

CM#0

Low

CM#1

2

CM#0,CM#1

CM#1

CM#0

CM#1

Middle

CM#0

3

CM#0,CM#1

CM#0

CM#1

CM#0

High

CM#1

4

CM#0,CM#1

CM#0

CM#1

CM#1

Low1,Low2

CM#0(Low1),CM#0(Low2)

ディスク自動選択

以下の作業を実施するときに、ディスクを自動選択できます。

自動で選択する場合は、必要な物理容量を指定します。
従来どおり、ディスクを手動で選択することも可能です。