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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

C.2.1 帳票の準備

List Creator互換印刷機能を使用するには、帳票出力アプリケーションで以下の設定が必要です。


List Creator帳票出力インタフェースを利用する場合

List Creatorの帳票出力インタフェースを利用する場合、帳票出力アプリケーションで以下のとおり設定してください。


コマンドの場合(prprint)
  • -atdirectオプションで「stream」(電子保存)を指定します。

  • -lwdstmethodオプションで「mat」(List Creator互換印刷)を指定します。

  • -lwdstfolderオプションで配信フォルダIDを指定します。

  • -in2オプションで電子帳票情報ファイル名を指定します。(任意)

  • -pオプションで帳票出力情報ファイル名を指定します。(任意)

    帳票出力情報ファイルには、必要に応じて以下のキーワードを設定します。

    LWMATQUALITY

    List Creator互換印刷時の動作モードに、品質重視モード「Y」または性能重視モード「N」を指定します。

    指定を省略した場合は、品質重視モードになります。帳票に異常がないか登録時にチェックを行わず、性能を重視する場合は性能重視モード「N」を指定します。ただし、この場合、List Worksに登録した後で、帳票を印刷するときにエラーが発生する場合があります。List Worksへ登録する前に、プリンタへ印刷して異常がないか確認することを推奨します。

    PDFJIS2004MODE

    JIS2004で新しく追加された文字(サロゲートペア)を含む帳票を表示する場合に、「Y」を指定します。指定を省略した場合に、JIS2004で新しく追加された文字を含む帳票を表示した場合、エラーとなります。


    帳票出力情報ファイルについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。

参考

List Creatorの帳票出力インタフェースで、帳票に「帳票1」を使用し、入力データに「帳票1.dat」を使用して、配信フォルダIDが「fol01」の配信フォルダに帳票を登録する例を以下に示します。

  prprint   "帳票1"
            -atdirect stream
            -assetsdir "C:\Assets"
            -lwdstmethod mat
            -lwdstfolder fol01
            -f "C:\Data\帳票1.dat"

Javaインタフェースの場合
  • PrintPropertiesクラスのsetPropertyメソッドで以下を指定します。

  • 定数ID_DIRECTMETHODの値に「LIST」(電子保存)を指定します。

  • 定数ID_LW_DSTFOLDERの値に配信フォルダIDを指定します。

  • 定数ID_LW_DSTMETHODの値に「MAT」(List Creator互換印刷)を指定します。

  • 定数ID_LW_STREAMENVFILEの値に電子帳票情報ファイル名を指定します。(任意)

  • 定数ID_PRINTENVFILEで帳票出力情報ファイル名を指定します。(任意)

    帳票出力情報ファイルには、必要に応じて以下のキーワードを設定します。

    LWMATQUALITY

    List Creator互換印刷時の動作モードに、品質重視モード(Y)または性能重視モード(N)を指定します。

    指定を省略した場合は、品質重視モードになります。帳票に異常がないか登録時にチェックを行わず、性能を重視する場合は性能重視モード「N」を指定します。ただし、この場合、List Worksに登録した後で、帳票を印刷するときにエラーが発生する場合があります。List Worksへ登録する前に、プリンタへ印刷して異常がないか確認することを推奨します。

    PDFJIS2004MODE

    JIS2004で新しく追加された文字(サロゲートペア)を含む帳票を表示する場合に、「Y」を指定します。指定を省略した場合に、JIS2004で新しく追加された文字を含む帳票を表示した場合、エラーとなります。


    電子帳票情報ファイルに設定する情報については、“9.2.1 NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票を扱う場合”を参照してください。
    帳票出力情報ファイルについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。
    List Creatorの帳票出力インタフェースについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合、帳票出力アプリケーションのプリンタ情報ファイルに以下のとおり設定してください。

注意

List Creator互換印刷機能では、電子帳票情報ファイルのキーワードのうち、帳票印刷配信機能のための帳票情報のキーワードのみが有効になります。指定時に振る舞いが異なるキーワードについて、以下に説明します。

  • LDST-FOLDERID(配信フォルダID)

    値を指定しない場合は、登録時にエラーになります。

  • TITLE(帳票名)

    本キーワードを省略した場合、以下の値が有効になります。

    • List Creatorの帳票出力インタフェースを利用する場合

      List Creatorの帳票出力インタフェースで指定したタイトル、またはList Creatorデザイナの帳票様式定義の名前

    • COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

      プリンタ情報ファイルの「PRTID」の値、または帳票定義体名、画面帳票定義体名

  • STITLE(コメント)

    本キーワードを省略した場合、以下の値が有効になります。

    • List Creatorの帳票出力インタフェースを利用する場合

      List Creatorの帳票出力インタフェースで指定したコメント、またはList Creatorデザイナの帳票業務情報のコメント

    • COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

      値は設定されません。

  • LDST-COPY(印刷時の部数)

    本キーワードを省略した場合、値は設定されず、以下で設定した部数に従って印刷されます。ただし、部数単位での印刷は無効となります。

    • List Creatorの帳票出力インタフェースを利用する場合

      List Creatorの帳票出力インタフェースで指定した印刷部数、またはList Creatorデザイナの帳票業務情報(【印刷】タブ)で指定した印刷部数

    • COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合

      プリンタ情報ファイルの「COPYG」の値、またはCOBOLアプリケーションのI制御レコードの複写枚数

      COBOLアプリケーション連携機能については、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。