NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の場合、帳票印刷配信機能のための帳票情報は電子帳票情報ファイルに設定します。
NetCOBOL、MeFt、List Creatorにおける帳票情報の設定方法については、“運用手引書”の“6.2.2 電子帳票情報ファイルの準備”または“6.2.3 NetCOBOL/MeFtと連携する場合の準備”を参照してください。 |
参考
List Creator帳票の場合、“運用手引書”で説明している方法以外に、以下の方法もあります。
List Creatorの帳票出力インタフェースを利用する
COBOLアプリケーション連携機能を利用する
また、帳票情報は、電子帳票情報ファイルに設定する方法以外に、以下の方法でも設定できます。
List Creatorの帳票出力インタフェースで指定
List Creatorデザイナの帳票様式定義画面で設定
List Creatorの帳票出力インタフェース、COBOLアプリケーション連携機能、およびList Creatorデザイナの帳票様式定義画面については、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
帳票印刷配信機能のための帳票情報として、電子帳票情報ファイルに設定できる各キーワードを、以下に示します。
キーワード名 | 説明 |
---|---|
LDST-FOLDERID | 配信フォルダID |
TITLE | 帳票名 |
STITLE | コメント |
LDST-CREATEUSERID | 作成ユーザID |
LDST-PAPERCODE | 用紙コード |
LDST-KEEPDAYS | 保存日数 |
LDST-MAXOUTPUT | 最大出力回数 |
LDST-TITLE | タイトル(注) |
LDST-CUSTOM1 | 備考1 |
LDST-CUSTOM2 | 備考2 |
LDST-CUSTOM3 | 備考3 |
LDST-CUSTOM4 | 備考4 |
LDST-CUSTOM5 | 備考5 |
LDST-CUSTOM6 | 備考6 |
LDST-CUSTOM7 | 備考7 |
LDST-CUSTOM8 | 備考8 |
LDST-CUSTOM9 | 備考9 |
LDST-CUSTOM10 | 備考10 |
LDST-CUSTOM11 | 備考11 |
LDST-CUSTOM12 | 備考12 |
LDST-CUSTOM13 | 備考13 |
LDST-CUSTOM14 | 備考14 |
LDST-CUSTOM15 | 備考15 |
LDST-CUSTOM16 | 備考16 |
LDST-STARTPAGE | 印刷時の開始ページ |
LDST-ENDPAGE | 印刷時の終了ページ |
LDST-COPY | 印刷時の部数 |
LDST-MSGHOST | メッセージ通知先 |
LDST-RPRINTFLG | 再印刷マークの印刷有無 |
LDST-RPRINTPOS | 再印刷マークの印刷場所 |
LDST-RPRINTSTR | 再印刷マークの印刷文字列 |
LDST-DESTID | 配信出力先IDの指定 |
LDST-OUTPUTMODE | 出力動作モードの指定 |
注:帳票名に別名をつけたい場合に設定します。
(2) 帳票情報のキーワードの値で指定できる文字
帳票情報のキーワードの値で指定できる文字について説明します。
帳票情報のキーワードの値で指定できる文字/記号の範囲について示します。
半角文字:半角英数字と半角記号を合わせた範囲の文字 半角英数字:A~Z、a~z、0~9 半角記号:ASCIIコードで0x20~0x2f、0x3a~0x40、0x5b~0x60、0x7b~0x7eの範囲の文字 全角文字:JIS非漢字、JIS第一水準漢字、JIS第二水準漢字
指定できる文字について、以下に示します。
指定項目 | 指定できる文字/記号 | 文字列長(バイト) |
---|---|---|
配信フォルダID | 半角英数字 | 80 |
帳票名 | 全角文字 | 64 |
コメント | 全角文字 | 64 |
作成ユーザID | 半角英数字 | 64 |
用紙コード | 全角文字 | 40 |
タイトル | 全角文字 | 64 |
備考1~16 | 全角文字 | (注2) |
メッセージ通知先 | 半角英数字 | 255 |
再印刷マークの印刷文字列 | 全角文字 | 128 |
配信出力先ID | 半角英数字 | 80 |
指定できる半角記号は、以下のとおりです。
指定項目 | 空白 | ! | " | # | $ | % | & | ' | ( | ) | * |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
配信フォルダID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
帳票名 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
コメント | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
作成ユーザID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
用紙コード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
タイトル | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
備考1~16 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
メッセージ通知先 | |||||||||||
配信出力先ID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
指定項目 | + | , | - | ` | . | / | : | ; | < | = | > |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
配信フォルダID | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
帳票名 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
コメント | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
作成ユーザID | ○ | ○ | ○ | ||||||||
用紙コード | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
タイトル | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
備考1~16 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
メッセージ通知先 | ○ | ○ | |||||||||
配信出力先ID | ○ | ○ | ○ | ○ |
指定項目 | ? | @ | [ | \ | ] | ^ | _ | { | | | } | ~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
配信フォルダID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
帳票名 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
コメント | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
作成ユーザID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
用紙コード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
タイトル | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
備考1~16 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
メッセージ通知先 | |||||||||||
配信出力先ID | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
各備考で指定できる文字列長が異なります。各キーワードの説明を参照してください。
注意
文字列の先頭と末尾に半角空白が含まれている場合、先頭と末尾の半角空白が除去された文字列になります。
半角空白のみの文字列は、値を指定しない場合と同じ扱いになります。
(3) キーワードの説明
各キーワードについて説明します。
なお、説明中の「省略時」とは、キーワード全体の省略と、値を指定しない場合を意味しています。
LDST-FOLDERID=80バイト以内の文字列
帳票印刷配信機能を利用する場合は、本キーワードを必ず指定してください。
帳票印刷配信機能を利用する場合は、List Creatorの帳票出力インタフェースにおいて、帳票の印刷配信時の配信フォルダIDに関する指定、または、本キーワードの指定を必ず行ってください。
以下の場合は登録時にエラーになります。
指定した配信フォルダが存在しない場合
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
TITLE=64バイト以内の文字列
プリンタ情報ファイルの「PRTID」、または印刷情報ファイルの「DocumentName」の値。
List Creatorのprprintコマンドの-titleオプション、またはList Creatorデザイナの帳票様式定義の名前。
文字列の最大長を超えた場合は、登録時にエラーになります。
STITLE=64バイト以内の文字列
値は設定されません。
List Creatorのprprintコマンドの-ttlcommentオプション、またはList Creatorデザイナの帳票業務情報のコメント。
文字列の最大長を超えた場合は、登録時にエラーになります。
LDST-CREATEUSERID=64バイト以内の文字列
印刷配信の環境設定の「default.userid」キーで設定している値
印刷配信の環境設定はlwdstmgrenvコマンドで確認してください。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-PAPERCODE=40バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
注意
用紙交換メッセージ表示を利用した場合に、用紙コードが設定された帳票と用紙コードが設定されていない帳票を運用すると、意図したとおり用紙交換が通知されない場合があります。
帳票の印刷を指示できる最大回数を、以下の範囲で指定します。
0 :帳票を無制限に印刷できます。 1~9999:帳票の印刷を指示できる最大回数を指定します。
0(帳票を無制限に印刷できます)
範囲外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。
LDST-TITLE=64バイト以内の文字列
TITLE(帳票名)の値
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM1=64バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM2=64バイト以内の文字列
備考2を64バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM3=64バイト以内の文字列
備考3を64バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM4=64バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM5=8バイト以内の文字列
備考5を8バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM6=8バイト以内の文字列
備考6を8バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM7=8バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM8=1024バイト以内の文字列
備考8を1024バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM9=1024バイト以内の文字列
備考9を1024バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM10=256バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM11=256バイト以内の文字列
備考11を256バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM12=256バイト以内の文字列
備考12を256バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM13=256バイト以内の文字列
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM14=128バイト以内の文字列
備考14を128バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM15=128バイト以内の文字列
備考15を128バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-CUSTOM16=128バイト以内の文字列
備考16を128バイト以内の文字列で指定します。
値は設定されません。
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
印刷時の開始ページを指定します。帳票の総ページ数以下の値、および印刷時の終了ページ以下の値を指定してください。
1
以下の値を指定した場合は、登録時にエラーになります。
帳票の総ページ数より大きい値
LDST-ENDPAGEで指定した終了ページ数よりも大きい値
0、または負の値
印刷時の終了ページを指定します。帳票の総ページ数より大きな値を指定した場合、帳票の最終ページまで印刷されます。印刷時の開始ページ以上の値を指定してください。
最終ページ
以下の値を指定した場合は、登録時にエラーになります。
印刷時の開始ページより小さい値
99999999より大きい値
印刷時の部数を1~999の範囲で指定します。指定した部数が印刷されます。
値は設定されません。
本キーワードを省略した場合、List Creator帳票は、List Creatorデザイナの帳票業務情報(【電子保存】タブ)で指定した印刷部数に従って印刷されます。NetCOBOL/MeFt帳票は1部で印刷されます。また、出力指示画面に部数は表示されません。
範囲外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。
LDST-MSGHOST=255バイト以内の文字列
値は設定されません。
本キーワードを省略した場合、lwedtdestコマンドで指定したメッセージ通知先が有効になります。
メッセージ通知先が設定されていない場合、またはメッセージが通知できなかった場合は、以下の優先順位でメッセージが通知されます。
setenvprtコマンドで指定したメッセージ通知先
setenvdefコマンドで指定したメッセージ通知先
配信出力サーバを運用するサーバ
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-RPRINTFLG=再印刷マークの印刷有無
0:再印刷マークを印刷しない 1:再印刷マークを印刷する 再印刷マークは、以下の書式で印刷されます。 フォント名:MS明朝 フォントの色:黒(透過) フォントのスタイル:標準 フォントサイズ:10ポイント
0(再印刷マークを印刷しない)
0、1以外の数値が指定された場合は、登録時にエラーになります。
注意
帳票の表示では、再印刷マークは表示されません。
再印刷マークは、印刷先のプリンタのスプールデータ形式がEMFの場合のみ印刷されます。
再印刷マークは2回目以降の印刷時に有効になります。以下の場合は再印刷マークは印刷されません。
1回目の印刷時の印刷ジョブに対して、配信出力先を変更した場合
1回目の印刷時に2部以上印刷した場合
LDST-RPRINTPOS=再印刷マークの印刷場所
LDST-RPRINTFLGに「1」を指定した場合に有効になります。
1:左上 2:左下 3:右上 4:右下
再印刷マークの印刷場所は、印刷可能域において左上の端、左下の端、右上の端、または右下の端になります。
1(左上)
1~4以外の値が指定された場合は、登録時にエラーになります。
注意
運用前に事前に帳票を登録して、再印刷マークの印刷結果に問題がないことを確認してください。再印刷マークと印刷データやオーバレイが重なった場合、再印刷マークの印刷場所を変更してください。
LDST-RPRINTSTR=128バイト以内の文字列
reprint
以下の場合は登録時にエラーになります。
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
注意
指定した文字列が用紙サイズに収まらない場合、収まらない部分は印刷されません。用紙サイズに収まるように文字列を指定してください。
LDST-DESTID=80バイト以内の文字列
配信出力先IDを80バイト以内の文字列で指定します。
本キーワードを指定すると、以下のように利用されます。
出力動作モードに「即時印刷」が指定された場合の、帳票の配信出力先
配信操作画面で表示される帳票の配信出力先
配信フォルダに設定された配信出力先ID
以下の場合は、登録時にエラーになります。
指定した配信出力先が存在しない場合
文字列の最大長を超えた場合
指定できない文字が指定された場合
LDST-OUTPUTMODE=出力動作モード
帳票の出力動作モードを以下から指定します。
0:ため置き印刷 1:即時印刷
配信フォルダに設定されている出力動作モード
以下の場合は、登録時にエラーになります。
0、1以外の値が指定された場合