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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

16.1.4 lwedtprinfoコマンド

プリンタ構成を編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。


形式

コマンドの形式を示します。

[  ]は、省略できることを示します。


プリンタ構成を定義する場合
lwedtprinfo    -a                    プリンタ構成コード
               -papercode            用紙コード
               [-supply              給紙口名]
               [-formsize            用紙サイズ]

プリンタ構成を変更する場合
lwedtprinfo    -u                    プリンタ構成コード
               -papercode            用紙コード
               [-supply              給紙口名]
               [-formsize            用紙サイズ]

プリンタ構成を削除する場合
lwedtprinfo    -r                    プリンタ構成コード
               -papercode            用紙コード

プリンタ構成を一覧表示する場合
lwedtprinfo   -i                    [プリンタ構成コード]
              [-dspmode             表示モード]

注意

  • オプションとパラメタの文字列は大文字と小文字を区別して指定してください。

  • 以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。

    • 指定できない組み合わせでオプションを指定した場合

    • 指定できる文字列長を超えた値を指定した場合

  • -aオプション、-uオプションまたは-rオプションは、帳票の登録や印刷などの運用が行われていないことを確認してから実行してください。


説明

オプションについて説明します。


-a プリンタ構成コード

プリンタ構成の定義時に必ず指定します。プリンタ構成コードを3バイト以内の文字列で指定します。

指定したプリンタ構成コードと-papercodeオプションで指定した用紙コードの組み合わせでプリンタ構成が定義されます。

指定したプリンタ構成コードが存在しない場合は、新たにプリンタ構成コードが生成されます。別の用紙コードとの組み合わせで、すでにプリンタ構成コードが存在する場合は、そのプリンタ構成コードに、今回指定した用紙コードが追加されます。

以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。

  • -uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 指定したプリンタ構成コードと用紙コードの組み合わせがすでに存在していた場合

  • 空文字「""」を指定した場合

  • プリンタ構成コードを設定している配信出力先に、印刷ジョブが存在する場合


-u プリンタ構成コード

プリンタ構成を、変更する場合に必ず指定します。

プリンタ構成のプリンタ構成コードを3バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。

  • -aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 指定したプリンタ構成コードと用紙コードの組み合わせが存在しなかった場合

  • プリンタ構成コードを設定している配信出力先に、印刷ジョブが存在する場合


-r プリンタ構成コード

プリンタ構成を削除する場合に必ず指定します。削除するプリンタ構成のプリンタ構成コードを3バイト以内の文字列で指定します。本オプションで指定したプリンタ構成コードと-papercodeオプションで指定した用紙コードの組み合わせで定義されるプリンタ構成が削除されます。すべてのプリンタ構成が削除されると、プリンタ構成コードも削除されます。

以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。

  • -aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 削除するプリンタ構成が存在しなかった場合

  • プリンタ構成コードを設定している配信出力先に、印刷ジョブが存在する場合

  • すべてのプリンタ構成が削除される場合に、プリンタ構成コードが配信出力先で使用されている場合


-i [プリンタ構成コード]

プリンタ構成を一覧表示する場合に必ず指定します。

一覧表示するプリンタ構成のプリンタ構成コードを3バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。

プリンタ構成コードを省略すると、すべてのプリンタ構成が表示対象となります。

以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。

  • -aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合


-papercode 用紙コード

用紙コードを40バイト以内の文字列で指定します。

プリンタ構成を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、必ず指定する必要があります。空文字「""」を指定した場合は、コマンドがエラーで復帰します。

プリンタ構成を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、必ず指定する必要があります。

プリンタ構成を削除する場合(-rオプションを指定する場合)、必ず指定する必要があります。


-supply 給紙口名

給紙口名を以下から指定します。

  • MA:手差し

  • NO:指定なし(Windowsのプリンタドライバのプロパティの設定に従います)

  • AT:自動

  • 給紙口名:(Windowsのプリンタドライバのプロパティで選択できる給紙口名を24バイト以内の文字列で指定します)

注意

  • プリンタやプリンタドライバによっては、指定が有効にならない場合があります。

  • 富士通ホスト帳票をインパクトプリンタおよび連続紙プリンタに印刷する場合は、プリンタドライバの設定で給紙口を設定してください。その場合、必ず-formsizeオプションで「OT」を設定してください。

  • -formsizeオプションで用紙サイズを設定した場合は、以下のとおり動作します。

    • -supplyオプションで「AT」が設定された場合は、指定した用紙が存在する給紙口から給紙されます。

    • -supplyオプションで「NO」が設定された場合は、プリンタドライバに設定された給紙口から指定した用紙が給紙されます。給紙口に用紙が存在しない場合は、プリンタドライバおよびプリンタの仕様に従います。

    • -supplyオプションで「AT」、「NO」以外が設定された場合は、指定した給紙口から指定した用紙が給紙されます。給紙口に用紙が存在しない場合は、プリンタドライバおよびプリンタの仕様に従います。

  • 以下の場合、プリンタドライバ、プリンタの仕様に従います。

    • プリンタ/プリンタドライバが指定された給紙口名をサポートしていない場合

プリンタ構成を定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、給紙口名は指定されず、帳票に設定された給紙方法、給紙口名が有効になります。

プリンタ構成を変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。設定値を消去したい場合は、「""」と指定してください。


-formsize 用紙サイズ

用紙サイズを以下から指定します。

  • A3:A3用紙

  • A4:A4用紙

  • A5:A5用紙

  • A6:A6用紙

  • B4:B4用紙

  • B5:B5用紙

  • PS:はがき

  • LT:Letter

  • LG:Legal

  • NO:指定なし(帳票に設定された用紙サイズに従います)

  • OT:List Works帳票を印刷する場合は、プリンタドライバの設定が有効になります。List Creator互換印刷機能で印刷する場合は、帳票の用紙サイズが有効になります。

  • 用紙サイズ:(Windowsのプリンタドライバのプロパティで選択できる用紙名を64バイト以内の文字列で指定します)

注意

  • プリンタやプリンタドライバによっては、指定が有効にならない場合があります。

  • 富士通ホスト帳票をインパクトプリンタおよび連続紙プリンタに印刷する場合は、プリンタドライバの設定で用紙サイズを指定してください。その場合、必ず-formsizeオプションで「OT」を指定してください。

  • -formsizeオプションで用紙サイズを設定した場合は、以下のとおり動作します。

    • -supplyオプションで「AT」が設定された場合は、指定した用紙が存在する給紙口から給紙されます。

    • -supplyオプションで「NO」が設定された場合は、プリンタドライバに設定された給紙口から指定した用紙が給紙されます。給紙口に用紙が存在しない場合は、プリンタドライバおよびプリンタの仕様に従います。

    • -supplyオプションで「AT」、「NO」以外が設定された場合は、指定した給紙口から指定した用紙が給紙されます。給紙口に用紙が存在しない場合は、プリンタドライバおよびプリンタの仕様に従います。

  • - 以下の場合、プリンタドライバ、プリンタの仕様に従います。

    • プリンタ/プリンタドライバが指定された用紙サイズをサポートしていない場合

    • Windowsのプリンタドライバのプロパティに指定した用紙が定義されていない場合

  • List Works帳票をはがき、Legalで印刷する場合は、必ず-formsizeオプションで対応する用紙サイズを設定してください。

プリンタ構成を定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、用紙サイズは指定されず、帳票に設定された用紙サイズが有効になります。

プリンタ構成を変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。設定値を消去したい場合は、「""」と指定してください。


-dspmode 表示モード

コマンドの表示モードを以下から指定します。

  • 0:一覧の先頭に項目名をタイトルとして出力しない

  • 1:一覧の先頭に項目名をタイトルとして出力する

プリンタ構成を一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、省略すると「0(一覧の先頭に項目名をタイトルとして出力しない)」が指定されます。


復帰値

復帰値については、“16.1.9 環境設定用のコマンドの復帰値”を参照してください。

使用

プリンタ構成を定義する場合

プリンタ構成を、プリンタ構成コードが「001」、用紙コードが「paper1」、給紙口名が「給紙口1」として定義します。

lwedtprinfo -a 001 -papercode paper1 -supply 給紙口1

プリンタ構成を変更する場合

プリンタ構成コードが「001」、用紙コードが「paper2」のプリンタ構成の用紙サイズを「B5」(B5用紙)に変更します。

lwedtprinfo -u 001 -papercode paper2 -formsize B5

プリンタ構成を削除する場合

プリンタ構成コードが「001」、用紙コードが「paper1」のプリンタ構成を削除します。

lwedtprinfo -r 001 -papercode paper1

プリンタ構成を一覧表示する場合

プリンタ構成コードが「001」のプリンタ構成を項目名付きで一覧表示します。

lwedtprinfo -i 001 -dspmode 1

プリンタ構成コードが「001」のプリンタ構成の一覧表示例を、以下に示します。値が設定されていない場合でもカンマ「,」は、必ず表示されます。

Print_Model_Code,Paper_Code,Feed_Place,Y_Size,X_Size,Form_Size
001,papaer1,給紙口1,0,0,A4

一覧表示例の見方

一覧表示では、以下の順序で表示されます。

プリンタ構成コード,用紙コード,給紙口名,予備(注),予備(注),用紙サイズ

注:将来の拡張領域です。常に「0」が出力されます。


注意

一覧表示する場合、特殊文字を含む文字列は、以下のように表示されます。

  • カンマ「,」を含む場合

    文字列全体をダブルクォーテーション「""」で囲みます。

  • ダブルクォーテーション「"」を含む場合

    該当文字の前にダブルクォーテーション「"」を付加し、さらにダブルクォーテーション「""」で文字列全体を囲みます。