ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

12.1.1 配信データベースの容量監視

保管するデータ量の増加によりデータベースの容量が不足し、予期せぬトラブルに見舞われることもあるため、毎週、毎月といった定期的な間隔で容量を監視する必要があります。

また、監視した結果、容量不足が想定される場合は、データベースの容量を拡張します。


ここでは、配信データベースの容量監視および容量拡張について説明します。

保管データベースの容量監視および容量拡張については、“保守手引書”を参照してください。

配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)に存在する場合、配信データベースの容量監視はデータベースサーバ上で行います。

配信データベースの使用状況は、以下のスクリプトを使用して把握します。

  List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWLDSTDB\dbsp_checkLWLDSTDB.bat

配信データベースの容量監視の手順を以下に示します。

手順1:スクリプトの複写(配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dbsp_checkLWLDSTDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。


手順2:スクリプトの修正

配信データベースのRDBシステム名をLWLDSTDB以外に変更している場合は、スクリプト(dbsp_checkLWLDSTDB.bat)の以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*----------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  配信データベースのRDBシステム名を指定します。                       */
@rem /*  RDBシステム名をLWLDSTDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                          */
@rem /*----------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWLDSTDB

手順3:スクリプトの実行

手順2:スクリプトの修正”で修正したスクリプトを実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(chkdbsplog_LWLDSTDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。


エラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順4:空き容量の確認

スクリプトの実行結果を確認します。

次の形式の情報がログファイル(chkdbsplog_LWLDSTDB.txt)に出力されます。

    Database space : LWLDSTDBSP1
    Device         : C:\LWLDSTDB\RDB\USR\LWLDSTDBSP1
    Size           : 2432000K
    Static allocate size
     total   : 1870568K
    Dynamic allocate size
     total   :       0K
    Free size
     total   :  561432K  (注)
qdg12074i:rdbspcinfが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=LWLDSTDB)

注:Free sizeのtotalが、空き容量です。


空き容量が残り少なくなっている場合には、配信データベースの容量拡張が必要になります。実行結果のFree sizeがStatic allocate sizeの10%程度が目安です。