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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

5.1.1 プリンタ構成を利用した印刷

プリンタ構成とは、帳票をプリンタのどの給紙口の用紙で印刷するか、どんな用紙サイズの用紙で印刷するかといったプリンタに関する情報です。プリンタ構成を利用することによって、帳票情報で設定した用紙コードに従って、給紙口や用紙サイズを変更して印刷することができます。プリンタ構成は、プリンタ構成コード、用紙コード、給紙口、および用紙サイズの組み合わせで、配信管理サーバに設定します。

また配信出力先には、プリンタ構成コードを設定します。

帳票出力アプリケーションから帳票を登録する時に、帳票情報として指定した用紙コードと、配信出力先に設定されているプリンタ構成コードの組み合わせにより、プリンタのどの給紙口から給紙するかが決まります。

プリンタ構成を利用することのメリットの例を以下に示します。

給紙口を変更する場合

プリンタ構成を利用しない場合は、以下のどちらかの対処をします。

  • 帳票に設定された給紙口を変更する

  • 配信出力サーバを運用するサーバに、給紙口を設定したプリンタを定義して、対応する配信出力先と配信フォルダを設定する

プリンタ構成を利用する場合は、プリンタ構成の定義を変更するだけで対応できます。

新しい種類の帳票を、別の給紙口の用紙で印刷するように設定する場合

プリンタ構成を利用しない場合は、以下のどちらかの対処をします。

  • 新しい帳票に給紙口を設定する

  • 配信出力サーバを運用するサーバに、給紙口を設定したプリンタを定義して、対応する配信出力先と配信フォルダを設定する

プリンタ構成を利用する場合は、プリンタ構成コードの定義を追加するだけで対応できます。用紙ごとに配信フォルダを分ける必要がなく、既存の配信フォルダおよび配信出力先をそのまま利用できるため、管理が容易です。

プリンタ構成を利用した場合と、利用しない場合の即時印刷について、以下に図で示します。


プリンタ構成を利用した場合

プリンタ構成を利用しない場合