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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

1.7.1 メモリ量

メモリ量の目安を説明します。


List Worksサーバ

帳票印刷配信機能を使用する場合に、List Worksサーバに必要なメモリ量は、以下の式で算出します。

なお、オペレーティングシステム、業務アプリケーション他に必要なメモリ量は、含まれていません。

使用メモリ量 = リスト管理サーバおよびWeb連携機能のメモリ量
              + 配信管理サーバのメモリ量
              + 配信出力サーバのメモリ量 (注1)
リスト管理サーバおよびWeb連携機能のメモリ量
        = 768MB (Javaのヒープ域サイズ) (注2) × リスト管理サーバの起動プロセス数(注3)
        + 256MB (Interstage Application Serverの使用量)
        + 256MB × 起動コンテナ数 (注4)
        + 保管データベースの使用量 (注5)
        + 印刷フォルダ内に残っている帳票数の和 × 64KB (注6)
        + 帳票仕分けの加算値 (注7)

保管データベースの使用量= 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注3))+ 共用バッファ(注8)

配信管理サーバのメモリ量
        = 256MB (印刷管理のワークユニットの使用量)
        + 256MB (配信操作画面のワークユニットの使用量)
        + 256MB (帳票登録のワークユニットの使用量)
        + 配信データベースの使用量 (注5)
        + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量)

配信データベースの使用量= 800MB + 共用バッファ(注9)

配信出力サーバのメモリ量
        = 256MB (帳票印刷のワークユニットの使用量)
        + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量)
注1:

List Worksサーバに、配信出力サーバを構築しない場合は不要です。

注2:

リスト管理サーバの環境設定で、Javaのヒープ域サイズに「900MB」を選択した場合は、1.2GB必要です。

注3:

リスト管理サーバの運用形態により異なります。

  • マルチプロセス運用を利用しない場合

    1

  • マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)

    【リスト管理サーバの環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブで、「起動プロセス数」に指定した値

注4:

サーブレット・コンテナの数です。

サーブレット・コンテナは、サーブレットを動作させるための実行環境のことです。サーブレット・コンテナは、最大10コンテナまで起動できます。

1コンテナあたり、List Works帳票の表示画面でList Works帳票を表示できる利用者数は、最大500人です。

1コンテナあたり、List Works帳票の表示画面で、表示や検索の処理を同時に依頼できる利用者数は、最大50人です。

注5:

List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。

保管データベースおよび配信データベースの使用量は、List Worksに同梱しているSymfowareの使用量です。

製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。
注6:

帳票保管活用機能を使用する場合に必要です。

注7:

帳票仕分けを行う場合の加算値です。(List Works EEのみ)

仕分けする帳票の種類によって値が異なります。

帳票の種類

加算値

富士通ホスト帳票

((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B)
  +(n4 × 64B)+(n5 × 64B)+ 24MB)× 同時受信数

n1:CMレコードの定義数
n2:CCレコードの定義数
n3:KFレコードの定義数
n4:KPレコードの定義数
n5:RSレコードの定義数

NetCOBOL/MeFt帳票
List Creator帳票

(注)

(24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度

n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数
n2:個別情報のKF/KCレコードの定義数(最大)

注:加算値の最大値は 2GBです。

注8:

共用バッファの使用メモリ量は、保管データベースの構築でsetupLWDB.batに指定する「RDB_BUFFER8K」の値から、以下のように計算します。なお、最大で530MBです。

  1. RDB_BUFFER8Kに指定する値を計算します。

    1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数

    「RDB_BUFFER8K」に指定する値は、算出された値によって、以下のように異なります。

    • 算出された値 ≦ 4317の場合

      4317

    • 4317 < 算出された値 < 65535 の場合

      算出された値

    • 65535 ≦ 算出された値 の場合

      65535

  2. 必要なメモリ量を計算します。

    「RDB_BUFFER8K」に設定する値 × 8KB
注9:

【Symfoware/RDBの環境設定】ダイアログボックスの【共用バッファ】タブの「ページ長 8K」に設定する値によって、メモリ量が異なります。

List Works配信出力サーバ

List Works配信出力サーバに必要なメモリ量は、以下の式で算出します。

なお、オペレーティングシステムの必要容量は含まれていません。

使用メモリ量 = 256MB (帳票印刷のワークユニットの使用量)
             + プリンタの同時稼働数 × 5MB + 35MB (サービス「LW Transfer Service」の使用量)
             + 256MB (Interstage Application Serverの使用量)

Web配信操作クライアント

Web配信操作クライアントに必要なメモリ量は、以下のとおりです。

Windows Server 2003、Windows XPの場合

256MB以上

Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Vista、Windows 7、Windows 8の場合

1GB以上