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Interstage List Works V10.3.0 メッセージ集
FUJITSU Software

1.4.1 リスト管理サーバの操作ログ<Windows版の場合>

Windows版では、CSV形式の操作ログが出力されます。

ここでは、操作ログの以下の項目について説明します。

操作ログのファイル名

操作ログのファイル名は、「ListLog.csv」で出力されます。

ただし、マルチプロセス運用を行っている場合、操作ログはプロセスごとに作成されるため、「ListLog.ポート番号.csv」で出力されます。

以降の説明で「ListLog.csv」と表記されている部分は、「ListLog.ポート番号.csv」とお読みかえください。


操作ログの格納場所

操作ログは、リスト管理サーバの環境設定において【操作ログ】タブの「格納場所」に設定したフォルダ配下に、作成されます。

リスト管理サーバの環境設定、および操作ログの格納場所の設定については、“操作手引書  運用管理者編”を参照してください。

格納場所の初期値には、以下のフォルダが設定されています。

List Worksのインストール先フォルダ\Manage\Log

なお、格納場所を指定しない場合は、以下のフォルダ配下に出力されます。

List Worksのインストール先フォルダ\Program\Log

操作ログの形式

出力される操作ログは、処理ごとに1行のデータになります。

操作ログは、共通部と固有部から構成されます。共通部は処理種別を問わず共通です。固有部は処理種別ごとに異なる情報が出力されます。

処理によって該当する項目が存在しない場合、その項目は表計算ソフトなどで表示したとき、空白で表示されます。


操作ログの形式を以下に示します。

(ログファイルの先頭には、下表の項目欄がタイトルとして出力されます。)

分類

項目

説明

共通部

年月日

処理が行われた年月日が、「yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。

例)2003/04/27

時分秒

処理が行われた時刻が、「hh:mm:ss」の形式で出力されます。

例)16:39:21

フォルダ種別

処理が行われたフォルダ種別が出力されます。

受信:受信フォルダ
保管:保管フォルダ
印刷:印刷フォルダ
ファイリング:ファイリングフォルダ

処理種別

実行した処理種別が出力されます。

ユーザID

処理を依頼したユーザのユーザIDが、IPアドレス\ユーザIDの形式で出力されます。(注)

ステータス

処理のステータス情報が出力されます。

「情報」/「警告」/「エラー」

詳細情報

復帰時の詳細情報(メッセージ)が出力されます。

固有部

帳票ID

処理対象になった帳票の識別子が出力されます。

帳票名

処理対象になった帳票の名称が出力されます。

入力サーバ名

入力元になったサーバの名前が出力されます。

入力フォルダ名

入力元になったフォルダの名前が出力されます。

入力ファイル名

入力元になったファイルの名前が出力されます。

出力サーバ名

出力先になったサーバの名前が出力されます。

出力フォルダ名

出力先になったフォルダの名前が出力されます。

出力ファイル名

出力先になったファイルの名前が出力されます。

その他1

各種プロパティやオプション情報(主に入力側)が出力されます。

その他2

各種プロパティやオプション情報(主に出力側)が出力されます。

共通部

予約域

何も出力されません。将来の機能拡張のために用意してある項目です。

予約域

予約域

予約域

予約域

予約域

サーバ接続識別子

リストナビ、リストビューア、またはWebクライアントからリスト管理サーバへ接続する単位の識別子が出力されます。

行番号

行番号が出力されます。

予約域

ログに関する情報が出力されます。

注:サーバコマンドの操作ログには、IPアドレスが出力されません。

処理ごとの詳細な操作ログの形式については“2.1 操作ログの形式 <Windows版の場合>”を参照してください。

操作ログの世代管理

リスト管理サーバの環境設定において、【操作ログ】タブの「制限サイズ」を設定することにより、操作ログの大きさが制限サイズを超えた場合、操作ログを自動的にバックアップファイルに退避することができます。

また、【操作ログ】タブの「複数世代のバックアップファイルを作成する」を指定することにより、退避した操作ログのバックアップファイルを世代管理することもできます。

バックアップファイルは、以下のファイル名で操作ログと同じフォルダに作成されます。

ListLog_nnn.csv
  nnn:複数世代のバックアップファイルを作成する場合には、「000」から「999」までの追番が、再帰的に使用されます。
        (複数世代のバックアップファイルを作成しない場合には、「ListLog.bak」ファイルが1つ作成されます。)

リスト管理サーバの環境設定については、“操作手引書  運用管理者編”を参照してください。

注意

リスト管理サーバの起動中に操作ログ(ListLog.csv)を他のプログラムで使用すると、操作ログの出力に失敗する場合があります。この場合はイベントログにその旨のメッセージを出力します。

リスト管理サーバの起動中に操作ログを使用したい場合は、別のフォルダへコピーし、そのファイルを使用してください。