管理できる情報は、以下のとおりです。各装置で設定可能な性能監視間隔は、「7.2.3 監視間隔設定」を参照してください。
ファイバーチャネルスイッチの場合
性能情報(単位) | ファイバーチャネルスイッチ | |
---|---|---|
ポート | 送信および受信データ転送量(MB/S) | ○ |
CRCエラー数 | ○ |
ETERNUS ディスクアレイの場合
性能情報 | ETERNUS DX400/DX400 S2 series, | ETERNUS2000 | ETERNUS DX60/DX60 S2, | |
---|---|---|---|---|
LogicalVolume | ReadおよびWrite回数(IOPS) | ○ | ○ | ○ |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/S) | ○ | ○ | ○ | |
ReadおよびWriteのレスポンスタイム(msec) | ○ | ○ | ○ | |
Read,Pre-fetchおよびWriteキャッシュヒット率(%) | ○ | ○ | ○ | |
ディスクドライブ | ディスク使用(ビジー)率(%) | ○ | ○ | ○ |
CM | 負荷(CPU使用)率(%) | ○ | ○ | ○ |
コピー残量(GB) | ○ | ○ | ○ | |
CA | ReadおよびWrite回数(IOPS) | ○ | × | × |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/S) | ○ | × | × | |
CM Port | ReadおよびWrite回数(IOPS) | × | ○ | ○ |
ReadおよびWriteデータ転送量(MB/S) | × | ○ | ○ | |
装置 | 稼働 Disk 数(Disk) | ○ | ○ | ○ |
消費電力(W) | ○ | × | ○ | |
温度(℃) | ○ | × | ○ |
注意
複数の運用管理サーバから1台の装置に対して、同時に性能監視を実施しないでください。対象となる運用管理サーバは、Softek Storage Cruiser、ETERNUS SF Storage Cruiser、および Systemwalker Resource Coordinator の運用管理サーバになります。
運用管理サーバと監視対象装置において装置内時刻のずれによって性能グラフ上の時間がずれる現象を防止するため、運用管理サーバと監視対象装置に対して NTP 設定を有効にし、装置内時刻を同期させておくことを推奨します。
ETERNUS SF Storage Cruiser の性能情報を Systemwalker Service Quality Coordinator で参照できます。ただし、一部サポートしていない性能情報があるため、詳細は Systemwalker Service Quality Coordinator のマニュアルで確認してください。また、ETERNUS SN200 MDS series ファイバーチャネルスイッチは未サポートです。
性能監視中に監視対象装置が再起動された場合、再起動直後に正しい性能情報を取得できない場合があります。監視対象装置に対して再起動を伴う作業を行う場合は、作業前に性能監視を停止することを推奨します。
ETERNUS4000 および ETERNUS8000 において、V11L40 より前のファームウェア版数では LUN Concatenation で作成した LogicalVolume やその LogicalVolume を含む RAIDGroup の性能情報は、表示できません。
ETERNUS ディスクアレイのメインフレームボリュームおよび MVV, SDV, ODX Bufferボリュームに関する性能情報は未サポートです。SDV を含む RAIDGroup の性能情報の値は保証できません。RAIDGroup(シン・プロビジョニング, Flexible Tier を除く)の性能情報の値には、ODX Bufferボリュームは含まれません。
LogicalVolume(LUN) が存在しないETERNUS ディスクアレイの性能監視は、実施できません。
ETERNUS ディスクアレイの CA/CM Port 性能情報は、以下の情報を表示します。
装置 | ホストインターフェース | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FC | iSCSI | FCoE | SAS | |||||
CA | RA | CA/RA | CA | RA | CA/RA | |||
ETERNUS8000 モデル700,900,1100,2100 | ○ | ○(*1) | × | × | × | × | × | × |
ETERNUS DX8000 series | ○ | ○(*1) | × | ○ | ○(*1) | × | × | × |
ETERNUS DX90 | ○ | ○(*1) | × | × | × | × | × | × |
ETERNUS DX80 | ○ | × | × | ○ | × | × | × | × |
ETERNUS DX80 S2 | ○ | ○(*1) | ○(*2) | ○ | × | ○(*2) | ○ | × |
ETERNUS DX8000 S2 series | ○ | ○(*1) | ○(*2) | ○ | ○(*1) | ○(*2) | ○ | × |
(*1)REC、またはROPC実行時の性能情報は、以下の情報を表示します。
ポートがInitiator側の場合、Read性能情報として表示します。
ポートがTarget側の場合、Write性能情報として表示します。
(*2)RECの実行時、性能情報には以下の情報が含まれます。
ポートがInitiator側の場合、Read性能情報に、REC実行時の性能情報を含みます。
ポートがTarget側の場合、Write性能情報に、REC実行時の性能情報を含みます。
10GbE(XGE)ポートで利用されるVEポートの性能情報は未サポートであるため、表示される性能情報の値は保証できません。10GbE(XGE)ポートで利用されるVEポートは転送レートを0に設定し、性能監視および閾値監視しないことを推奨します。設定方法は、「A.10 構成情報設定ファイル説明」を参照してください。
ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000 モデル400, 600、および ETERNUS8000 モデル800, 1200, 2200 に対する CM 負荷(CPU 使用)率では、CPU と ROE の使用率を表示します。その他のETERNUS ディスクアレイでは、ROE の使用率を表示できません。なお、ROE を搭載していないディスクアレイ装置では、ROE が担当する暗号処理と RAID5 および RAID6 のパリティ生成処理を CM および CM-CPU が実施します。
REC Disk Buffered Consistency機能を利用している環境において、RDBの性能情報は表示できません。