ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

6.4.1 閾値監視

シン・プロビジョニングプールの使用容量の閾値を監視します。

閾値と閾値監視状態

シン・プロビジョニングプールごとに設定されている「注意閾値」と「警告閾値」の値および閾値監視状態を表示します。「注意閾値」と「警告閾値」は、ディスクアレイ装置で用意されている、シン・プロビジョニングプールの使用容量の閾値です。

閾値の設定

シン・プロビジョニングプールの「注意閾値」と「警告閾値」には、シン・プロビジョニングプール作成時にディスクアレイ装置によって初期値が設定されています。必要に応じて容量閾値の設定変更を行ってください。

閾値の設定手順

Webコンソールから設定を行ってください。

閾値超え発生時の対応

閾値超えが発生した場合の本製品による対応の流れは以下のとおりです。

  • 状態変化の検出

    閾値超えが発生した場合、本製品はディスクアレイ装置のシン・プロビジョニングプール状態の変化を通知するSNMPトラップをイベントログに表示します。

  • 最新の状態に更新

    イベント表示を確認後、該当するディスクアレイ装置について[設定の再読み込み]を実行します。

  • シン・プロビジョニングプールの状態確認

    シン・プロビジョニングプールの状態を確認します。閾値超えの内容に応じてディスク増設などの対応を行います。

参照

パケット喪失などの理由でシン・プロビジョニングプール状態変化を通知するSNMPトラップが受信できなかった場合、本製品からディスクアレイ装置に対するシン・プロビジョニングプール情報のポーリングにより、状態変化を検出します。当該ポーリングは1時間間隔(デフォルト)のため、状態変化発生から検出までの時間は1時間以内となります。ポーリングの間隔はポーリングサービス設定ファイルで変更可能です。「A.9 ポーリングサービス設定ファイル説明」を参照してください。

参考

LogicalVolumeごとに設定されている「注意閾値」の閾値超えについてはSNMPトラップで通知されません。LogicalVolumeの「注意閾値」は、ディスクアレイ装置で用意されている、LogicalVolumeの未割り当て容量に関する閾値です。