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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

6.2.1 アクセスパスとは

本製品では、サーバノードとストレージのデバイスの論理パスを“アクセスパス”と定義しています。

アクセスパスは、サーバノード、ファイバーチャネルスイッチ、ストレージの以下のアクセス制御機能によって生成されます。


ファイバーチャネルスイッチのゾーニング

スイッチメーカが提供している機能で、サーバノード側のHBA(ホストバスアダプター)のファイバーチャネルのWWN/ポート番号とストレージ側のCA(チャネルアダプター)のWWN/ポート番号などの情報をゾーンという単位で組み合わせ、そのゾーンで定義されたポート以外からのアクセスを制限します。


ストレージのホストアフィニティ

ストレージベンダーが提供している機能で、サーバノード側の HBA の WWPN をストレージ側が認識してアクセスを制限します。HBA の WWPN とストレージ内エリア(アフィニティグループ/Zone)との対応付けの設定も可能です。
ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000 では、“アフィニティグループ設定”、“ホストアフィニティグループ設定”という用語で定義します。


統合アクセスパス制御

本製品は、これらの機能を統合的に管理することで、SAN のセキュリティとそれぞれの機能の特長を生かした設定を容易に行うことを可能としています。

本製品では各機器の機能、設定状態に応じてアクセスパスを制御します。