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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

4.5 VD800 バーチャルディスクコントローラ

本製品は、VD800 バーチャルディスクコントローラについて、障害管理と管理ソフトウェア連携をサポートします。

  1. 階層制御プロセッサの設定

    VD800 内蔵の階層制御プロセッサ(サーバノード)には、Softek Storage Cruiser1.2.1(以降、“SSC”と略します)のエージェントがインストールされています。
    階層制御プロセッサを本製品の監視対象サーバノードとする場合、以下の設定を実施し階層制御プロセッサを本製品に登録してください。

    1. /etc/services の設定

      SSC エージェントは、デフォルトで LAN ポート番号 4917 を使用して運用管理サーバ(マネージャー)と通信します。したがって、このポート番号を、以下のように /etc/services ファイルに記述し、このポート番号使用を宣言します。
      記述がない場合、SSC エージェントはポート番号 4917 で起動します。

      /etc/service ファイルの設定内容

      # サービス名 ポート番号/プロトコル名
      sscruisera   4917/tcp

      ポート番号が、システムですでに使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。
      ただし、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必要があります。

    2. /etc/hosts ファイルの設定

      運用管理サーバ(マネージャー)と通信可能なIPアドレスを記述します。
      NAT など IPアドレス変換を行っている環境では、 サーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。

      /etc/hosts ファイルの設定例

      10.10.10.10  spm-0-ext
    3. SSC エージェント起動IPアドレスの設定

      運用管理サーバ(マネージャー)と通信可能なIPアドレスを設定します。
      以下のコマンドの起動IPアドレスに、b. の /etc/hosts ファイルに定義したIPアドレスを指定し、実行してください。

      # /opt/FJSVssagt/bin/setagtip -i 起動IPアドレス

      上記コマンド実行後は、SSC エージェントの停止・再起動が必要です。
      以下のコマンドを実行して、SSC エージェントを停止・再起動してください。

      SSC エージェントの停止:

      # /opt/FJSVssagt/bin/pstorageagt

      SSC エージェント起動:

      # /opt/FJSVssagt/bin/sstorageagt
    4. 階層制御プロセッサの検索・登録

      Webコンソールでサーバ装置として登録してください。

      登録時に設定するIPアドレスとしてSSCエージェント起動IPアドレスを指定します。

  2. VD800内蔵ファイバーチャネルスイッチ・ディスクアレイ装置・テープライブラリ装置

    【装置設定】

    VD800内蔵のファイバーチャネルスイッチ・ディスクアレイ装置・テープライブラリ装置は、本マニュアルの各装置の環境構築設定を実施してください。

    【装置登録】

    5.2.1 装置の検索」を参照し、装置登録を実施してください。