本製品は、AIXサーバノードに対してエージェントをインストールして管理する方式とインストールしないで管理する方式の2種類を提供します。
エージェントをインストールした場合と、インストールしない(手動組込みで登録した)場合には機能差があります。
参照
エージェントの監視できる対象製品は、「3.2 管理可能なサーバノードミドルウェア」を参照してください。
AIXサーバノードに搭載したHBAを管理するには、OS標準のFCドライバに含まれるHBAAPIをインストールする必要があります。詳細はAIXのドキュメントを参照してください。
HBAAPIがインストールされていることを確認するためには、以下のコマンドを実行します。
# /usr/bin/lslpp -l | /usr/bin/egrep -c "devices.common.IBM.fc.hba-api"
コマンド結果で"1"以上の数値が表示された場合は、HBAAPIがインストールされています。
注意
AIX版エージェントを導入したサーバに関して、以下のような現象が発生する場合があります。
サーバを登録する際に非常に時間がかかる。
設定の再読み込みに非常に時間がかかる。
当該サーバに関するHBAポート情報が正しく認識されない場合がある。
上記に該当する場合は、すべてのHBAポートについて、正しく結線されているか確認してください。結線していないHBAポートに対応するファイバーチャネルデバイスが存在する場合は、可能であれば削除してください。HBAポートとファイバーチャネルデバイスの対応の確認方法は、AIXのドキュメントを参照してください。なお、サーバを再起動すると、再度、本操作が必要となる場合があります。
[未使用のファイバーチャネルデバイスfcs3を削除する場合の例]
# /usr/sbin/rmdev -Rdl fcs3
上記に該当しない場合は、「B.1 調査資料の採取方法」を参照して調査資料を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。