本書の目的
本マニュアルは、ストレージ基盤ソフトウェア ETERNUS SF(以降、“ETERNUS SFシリーズ”と略します)の以下の製品が表示するイベントについて、イベントの種類とそれらを解説しています。
ETERNUS SF Express(以降、“Express”と略します)
ETERNUS SF Storage Cruiser(以降、“Storage Cruiser”と略します)
イベントには、本製品から装置に対して設定する際に、設定内容を記述する「設定イベント」と、装置からのSNMPトラップをデコードして表示する「非同期イベント」があります。
Storage Cruiserでは、表示するイベントをカスタマイズできます。詳しくは、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「SNMPトラップXML定義ファイル説明」を参照してください。
本書の読者
本マニュアルは、ExpressまたはStorage Cruiserを使用して、システムの導入、運用、および保守を行う運用管理者を対象にしています。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバやストレージ、ネットワークの基本的な設定方法を理解していることを前提としています。
本書の構成
本書は、次の構成になっています。
本製品が表示するイベントについて記述します。
本製品の装置ポーリング機能に関するイベントについて記述します。
本書の表記について
本マニュアルでは、製品名または製品群を以下の略称で表記します。
正式名称 | 略称 | ||
---|---|---|---|
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition | Windows Server 2003 | Windows | |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (32-bit)(64-bit) | Windows Server 2008 | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation | Windows Server 2008 R2 | ||
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard | Windows Server 2012 | ||
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Edition | Windows XP | ||
Windows Vista(R) Home Basic | Windows Vista | ||
Windows(R) 7 Home Basic | Windows 7 | ||
Windows(R) 8 | Windows 8 | ||
Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム | Solaris 9 | SolarisまたはSolaris OS | |
Oracle Solaris 10 | Solaris 10 | ||
Oracle Solaris 11 | Solaris 11 | ||
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86) | RHEL-AS4 | Linux | |
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for x86) | RHEL-ES4 | ||
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) | RHEL5 | ||
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86) | RHEL6 | ||
HP-UX 11.0 | HP-UX | ||
AIX 5L(TM) V5.1 | AIX | ||
VMware(R) Infrastructure 3 Foundation | VMware Infrastructure 3 | VMware | |
VMware vSphere(R) 4 Essentials Kit | VMware vSphere 4 | ||
VMware vSphere(R) 5 Essentials Kit | VMware vSphere 5 |
Oracle SolarisはSolaris、Solaris Operating System、Solaris OSと記載することがあります。
正式名称 | 略称 | |||
---|---|---|---|---|
ETERNUS DX60/DX60 S2 | ― | ETERNUS DX series | ETERNUS ディスクアレイ | |
ETERNUS DX410 | ETERNUS DX400 series | ETERNUS DX400/DX400 S2 series | ||
ETERNUS DX410 S2 | ETERNUS DX400 S2 series | |||
ETERNUS DX8100 | ETERNUS DX8000 series | ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series | ||
ETERNUS DX8100 S2 | ETERNUS DX8000 S2 series | |||
ETERNUS2000 | ― | |||
ETERNUS DX seriesのWeb GUI | ETERNUS Web GUI | |||
ETERNUSmgr | ||||
ETERNUS VX710 | ETERNUS VX700 series | |||
ETERNUS LT20/LT20 S2 | ETERNUS テープライブラリ |
正式名称 | 略称 |
---|---|
Microsoft(R) Internet Explorer(R) | Internet Explorer |
Mozilla(R) Firefox(R) | Firefox |
Microsoft(R) Cluster Service | MSCS |
Microsoft(R) Windows Server(R) Failover Clustering | WSFC |
Microsoft(R) Exchange Server | Exchange Server |
Microsoft(R) SQL Server(TM) | SQL Server |
PRIMECLUSTER Global Disk Services | GDS |
PRIMECLUSTER Global File Services | GFS |
Symfoware Server Enterprise Extended Edition | Symfoware |
正式名称 | 略称 |
---|---|
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager リリース情報 | ETERNUS SF リリース情報 |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入ガイド | ETERNUS SF 導入ガイド |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager バージョンアップガイド | ETERNUS SF バージョンアップガイド |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager Webコンソール説明書 | ETERNUS SF Webコンソール説明書 |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編 | ETERNUS SF 運用ガイド Copy Control Module編 |
ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド | ETERNUS SF クラスタ適用ガイド |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書 | ETERNUS SF メッセージ説明書 |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser イベント説明書 | ETERNUS SF イベント説明書 |
ETERNUS SF Express / ETERNUS SF Storage Cruiser / ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 用語集 | ETERNUS SF 用語集 |
本マニュアルでは、製品名で使用されている「ファイバチャネル」の用語を「ファイバーチャネル」に統一して表記します。
本マニュアルで「ETERNUS4000」とだけ表記している場合、ETERNUS4000 モデル80、100は含みません。
本マニュアルで「ETERNUS LT20(FC/SASモデル)」と表記している場合、ETERNUS LT20 S2(FC/SASモデル)を含みます。
本マニュアルで「ETERNUS LT40(FC/SASモデル)」と表記している場合、ETERNUS LT40 S2(FC/SASモデル)を含みます。
本マニュアルで「ETERNUS LT60(FC/SASモデル)」と表記している場合、ETERNUS LT60 S2(FC/SASモデル)を含みます。
本マニュアルで「ETERNUS CS800」と表記している場合、ETERNUS CS800 S2/CS800 S3を含みます。
本製品およびマニュアルは、Softek Storage Cruiser(SSC)、Systemwalker Resource Coordinatorストレージリソースマネージャーを基に開発しています。このため、出力されるメッセージや画面に、「Softek Storage Cruiser」「SSC」「Systemwalker Resource Coordinator」「リソースコーディネータ」という表記が含まれる場合があります。
輸出管理規制表記
本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替、外国貿易法、米国輸出管理関連法規などの規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vistaまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるThe Open Groupの登録商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Linuxは、Linus Torvalds氏の登録商標です。
Red Hat、RPMは、米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。
HP-UXは、Hewlett-Packard Companyの米国およびその他の国における登録商標です。
AIX、AIX 5Lは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、VMware, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
出版年月および改版履歴
出版年月 | 版数 | マニュアルコード |
---|---|---|
2012年 1月 | 初版 | B1FW-5960-01Z0(00) / B1FW-5960-01Z2(00) |
2012年 1月 | 第1.1版 | B1FW-5960-01Z0(01) / B1FW-5960-01Z2(01) |
2012年 2月 | 第1.2版 | B1FW-5960-01Z0(02) / B1FW-5960-01Z2(02) |
2012年 3月 | 第1.3版 | B1FW-5960-01Z0(03) / B1FW-5960-01Z2(03) |
2012年 4月 | 第2版 | B1FW-5960-02Z0(00) / B1FW-5960-02Z2(00) |
2012年 8月 | 第3版 | B1FW-5960-03Z0(00) / B1FW-5960-03Z2(00) |
2012年12月 | 第4版 | B1FW-5960-04Z0(00) / B1FW-5960-04Z2(00) |
2013年 2月 | 第4.1版 | B1FW-5960-04Z0(01) / B1FW-5960-04Z2(01) |
2013年 6月 | 第5版 | B1FW-5960-05Z0(00) / B1FW-5960-05Z2(00) |
お願い
本マニュアルの内容を、無断でほかに転載しないようお願いします。
本マニュアルは、予告なしに変更されることがあります。
著作権表示
Copyright 2012-2013 FUJITSU LIMITED
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
オペレーティングシステムとして、Oracle Solaris 11、AIX V6.1、AIX V7.1を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | 第3版 |
AIXサーバノード(ホスト)のイベントの説明を追記しました。 | 2.1.5 | |
一部のイベント情報を追記しました。 | 2.3.5、2.5.2 | |
ETERNUS VX700 seriesのトラップの説明を追記しました。 | 2.3.6 | |
オペレーティングシステムとして、Windows Server 2012およびWindows 8を追加しました。 | まえがきの「本書の表記について」 | 第4版 |
「本製品の動作に関するイベント」の章を削除しました。 | 1章 | |
ファームウェア版数がNOS v3.0.0以上の場合の情報を追記しました。 | 1.2.4 | 第4.1版 |
PRIMERGY コンバージドスイッチブレードについての情報を記載しました。 | 1.2.5 | |
イベント通知(Mメッセージ)に、鍵管理サーバ通信異常のイベント情報を追加しました。 | 1.3.5 | |
CAポートLink状態通知のイベント情報を記載しました。 | 1.3.5 | |
“Teポート”から“Ethernetポート”に、用語を変更しました。 | 1.2.4 | 第5版 |
CFX2000 seriesとPRIMERGYコンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8 + 2)についての情報を記載しました。 | 1.2.7、1.2.8 | |
イベント通知(Mメッセージ)に、コピーセッションのイベント情報を追加しました。 | 1.3.4 | |
イベント通知(Mメッセージ)に、PINNED Data(消滅)のイベント情報を追加しました。 | 1.3.5 | |
ETERNUS LT270 S2のトラップの説明を追記しました。 | 1.4.1 | |
Data ONTAP(R) 8.1.2のイベント情報を追記しました。 | 1.5.2 |
マニュアル体系
Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerのマニュアル体系は、以下のとおりです。
読む | 対象マニュアル | 対象製品(注) | 説明 | ||
---|---|---|---|---|---|
EXP | SC | ACM | |||
導入前 | クイックリファレンス | ○ | ○ | ○ | 製品固有マニュアルです。以下のものがあります。
|
リリース情報 | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
概説書 | - | - | ○ | 製品固有マニュアルです。 | |
導入 | 導入ガイド | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 |
クラスタ適用ガイド | - | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
バージョンアップガイド | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
運用 | 運用ガイド | ○ | ○ | ○ | 製品固有マニュアルです。以下のものがあります。
|
運用ガイド Copy Control Module編 | ○ | - | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
Webコンソール説明書 | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
随時 | イベント説明書 | ○ | ○ | - | 製品共通マニュアルです。 |
メッセージ説明書 | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 | |
用語集 | ○ | ○ | ○ | 製品共通マニュアルです。 |
注: 「EXP」はExpressを、「SC」はStorage Cruiserを、「ACM」はAdvancedCopy Managerを指します。
マニュアルの読み方
Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerのマニュアルは、以下の表を参考に目的・用途に合わせてお読みください。
目的・用途 | 対象 | マニュアル名称 | 主な記載項目 | 読み方 |
---|---|---|---|---|
製品の概要、運用・使用するうえでの基礎知識を得る。 | EXP |
|
| 実際に製品を運用するために、必要な基礎知識や導入判断基準を知りたい場合に、お読みください。 |
SC |
|
| ||
ACM |
|
| ||
|
| |||
製品のバージョンレベルアップの内容を知る。 | 共通 |
|
| 以前のバージョンレベルから追加された内容を知りたい場合や、新バージョンレベルに移行する場合に、お読みください。 |
製品のバージョンレベルアップを判断する。 | 共通 |
|
| 旧バージョンレベルからバージョンレベルアップしたい場合に、お読みください。 |
製品をインストールして、正しく動作できるようにする。 導入目的に応じてシステム環境を設定する。 | 共通 |
|
| 製品のインストール手順、導入目的に応じたセットアップ手順などを知りたい場合に、お読みください。 |
SC、 |
|
| 製品をクラスタシステムにインストールする場合に、お読みください。 | |
構築したシステムを運用・操作する。 | EXP |
|
| システムの起動・停止、運用状況の把握・監視操作方法、バックアップ・リストア方法などのシステムの運用方法を知りたい場合に、お読みください。 |
SC |
|
| ||
|
| |||
EXP、 |
|
| ||
ACM |
| |||
|
| |||
|
| |||
共通 |
|
| Webコンソールを理解したい場合に、お読みください。 | |
出力されたメッセージに対して、対処する。 | 共通 |
|
| 出力されたメッセージに対して、具体的な対処方法を調べる場合に、お読みください。 |
出力されたイベントに対して、対処する。 | EXP、 |
|
| 出力されたイベントに対して、具体的な対処方法を調べる場合に、お読みください。 |
重要な用語や、製品固有の用語を調べる。 | 共通 |
|
| マニュアルを読むときに必要な専門用語、製品固有の用語の意味や略語の正式名称がわからない場合に、お読みください。 |
注: 「EXP」はExpressを、「SC」はStorage Cruiserを、「ACM」はAdvancedCopy Managerを指します。