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Linkexpress Replication option 説明書
FUJITSU Software

1.12 差分データの形式

差分データの形式には、以下に示す2種類があります。

差分データの形式は、抽出定義およびDBサービス定義で指定します。

差分データの形式

説明

標準形式

可変長型の列(注)に対する差分データの長さは、データベースを定義したときの列の定義長になります。
例えば、CHARACTER VARYING(100)で定義した列の場合、差分データの長さは必ず100バイトになります。

可変長ログ形式

可変長型の列(注)に対する差分データの長さは、列に格納されている有効なデータの長さになります。
例えば、CHARACTER VARYING(100)で定義した列でも、格納されているデータが'ABCDEF'の場合、差分データの長さは6バイトになります。
可変長ログ形式は、複写元データベースがSymfoware Serverの場合に使用できます。

注)可変長型の列とは、可変長文字列型(CHARACTER VARYING)、可変長各国語文字列型(NATIONAL CHARACTER VARYING)およびBLOB型(BINARY LARGE OBJECT)の列を指します。

標準形式は、以下のような場合に使用します。

可変長ログ形式は、以下のような場合に使用します。

使用にあたっては、複写元システム、複写先システムのデータベースおよびLinkexpressが可変長ログ形式に対応している必要があります。

注意

可変長ログ形式のサポート範囲について  

可変長ログ形式には、以下の制約があります。

  • Oracle抽出レプリケーションで使用することはできません。

  • グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションで使用することはできません。

  • 複写先データベースがOracleの場合、可変長ログ形式が使用できるのは、Oracle8i、Oracle9i、Oracle10gおよびOracle11gの場合です。

  • 複写先データベースがSQL Serverの場合、可変長ログ形式は使用できません。