Linkexpress Replication optionでは、以下の2種類の複写機能により、レプリケーションを実現しています。
全複写は、主に複写先データベースの初期創成のために行います。また、レプリケーションの運用を変更したときなどに、複写先データベースを再創成する目的で行うこともあります。複写先データベースの初期創成のために行う全複写を“初期複写”といいます。
初期複写が完了すると、一括差分複写により差分データだけを複写します。一括差分複写は差分データだけの複写のため、全複写と比較して効率よく複写することができます。
なお、一括差分複写では、レプリケーションの対象となる行を一意性制約のキーで特定します。そのため、レプリケーションの対象の表定義には、以下の一意性制約が必要です。
対象データベース | 一意性制約 |
---|---|
複写元データベース | PRIMARY KEYまたはUNIQUE |
複写先データベース | PRIMARY KEY |
参考
以下に、全複写と一括差分複写の概念図を示します。