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Interstage Web Server Express セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

6.1 証明書と秘密鍵について

証明書と秘密鍵について説明します。


証明書と秘密鍵

SSL通信など、署名や暗号の処理を行うためには、認証局の証明書(発行局証明書)、サイト証明書、それに対応する秘密鍵が必要となります。また、証明書の有効性を確認するために、CRL(証明書失効リスト)が利用されます。
X.509またはRFC2459に準拠し、RSA暗号アルゴリズムの鍵が使用されている証明書・CRLが使用できます。

証明書と秘密鍵の配布や、バックアップなどの目的で、PKCS#12データが用いられることがあります。PKCS#12データには、証明書とそれに対応する秘密鍵と、その証明書の検証に必要な認証局証明書が含まれており、パスワード文字列で暗号化されています。


Interstage証明書環境では、以下のPKCS#12データを移入する(登録する)ことができます。

また、Interstage証明書環境から移出されたPKCS#12データは、以下の環境に移入することができます。

証明書/鍵管理環境については、「第7章 SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境の構築と利用」を参照してください。


認証局(証明書発行局)

証明書を作成するためには、認証局が必要です。
Interstage証明書環境では、以下で発行された証明書・CRLをサポートしています。

Systemwalker PkiMGRについては、Systemwalker PkiMGRのカタログやマニュアルを参照してください。


参考

上記以外の認証局が発行する証明書については、以下の条件を満たす証明書を扱うことができます。
しかし、証明書の申請方法や入手方法などが原因で導入が困難な場合もあります。
その場合は、担当の営業やSEにご相談ください。

  • X.509またはRFC2459に準拠

  • RSA暗号アルゴリズムを利用し、その鍵長が4096bit以下

  • ハッシュアルゴリズムには下記のものを利用
    ・MD5
    ・SHA-1
    ・SHA-256
    ・SHA-384
    ・SHA-512