ストレージ管理の詳細設定ファイルとして以下に格納されています。
運用管理サーバの | 絶対パス名 |
---|---|
Windows | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\sanma.conf |
Solaris、 | /etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf |
カスタマイズ
装置自動検索の対象とするサブネットのアドレスを記述します。複数のアドレスを記述する場合は、カンマ(",")で区切ります。
例: AUTODISCOVER_SUBNET="10.12.13.255,133.134.13.255";
運用管理サーバは、これらのサブネットにSNMPのブロードキャストを発行して、装置を自動検索します。ただし、ネットワーク設定でブロードキャストを制限している場合、当機能は有効になりません。
本製品が装置とSNMPプロトコルを用いて通信する際に使用するSNMPコミュニティ名を指定します。ただし、使用するコミュニティ名がpublic(Read方向)とprivate(Write方向)の場合は、本パラメーターの記述は不要です。装置のIPアドレスと使用するコミュニティ名を、スペースで区切って記述します。
なお、本パラメーターには、空白文字を含むコミュニティ名を設定できません。
例えば、IPアドレスが"10.11.12.13"とのSNMP通信に使用するSNMPコミュニティ名を"abc"にするには、以下のように記述します。
例: SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="10.11.12.13 abc";
IPアドレスの最後は、アスタリスク("*")を使用したワイルドカード定義も可能です。
例: SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="10.11.12.* abc"; SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="20.21.*.* def"; SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="30.*.*.* ghi";
複数の装置を定義する場合は、以下のように装置数分の行を記述します。
例: SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="10.11.12.13 abc"; SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="10.11.14.15 def";
SNMP通信のRead方向とWrite方向で異なるコミュニティ名を使用する場合は、装置IPアドレス、Read方向のコミュニティ名、Write方向のコミュニティ名の順で、スペースで区切って記述します。
例えば、IPアドレスが"10.11.12.13"とのSNMP通信に使用するRead方向のコミュニティ名を"abc"、Write方向のコミュニティ名を"def"にするには、以下のように記述します。
例: SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IP="10.11.12.13 abc def";
「サブネット内装置検出機能」では、SNMPプロトコルを利用して装置を検出します。このとき使用するSNMPコミュニティ名がpublicの場合は、本パラメーターの記述は不要です。public以外のコミュニティ名を使用する場合は、本パラメーターにコミュニティ名を記述します。なお、本パラメーターを指定する場合は、SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IPも同時に指定する必要があります。
なお、本パラメーターには、空白文字を含むコミュニティ名を設定できません。
例えば、コミュニティ名"abc"を使用するには、以下のように記述します。
例: SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_AUTODISCOVER="abc";
装置ごとにコミュニティ名が異なる環境では、本パラメーターを指定しても、すべての装置を検出できません。そのような環境では、SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IPだけを指定して、1台ごとに装置を検索してください。