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4.3 オブジェクト制御機能

オブジェクト制御機能は、アプリケーションまたはアプレットにおいて大量オブジェクトを管理し、オブジェクトの読込み、破棄操作を行う機能です。このオブジェクト制御機能は大量オブジェクトを扱うアプリケーションあるいはアプレットにおいて以下の利点を持ちます。

ここでいうオブジェクトとはObjectの派生クラスのことです。また、サーバとはアプレットが格納されているWebサーバのことです。

オブジェクト制御機能で提供されるクラス

オブジェクト制御機能は以下のクラスが用意されます(各クラス間の関係は“図4.3 オブジェクト制御機能で提供されるクラスの関係”参照)。

表4.12 クラスの機能の一覧

クラス名

機能概要

JFCObjectLoaderManager

複数のオブジェクトを管理する機能を持つ、オブジェクト制御機能の中心となるクラスです。
本クラスは、オブジェクト読込み制御オブジェクト(JFCObjectLoaderの派生クラス)を管理し、オブジェクト読込み制御オブジェクトがオブジェクトを管理します。ここでいうオブジェクトとはjava.lang.Objectの派生クラスのことです。

JFCObjectLoader

1つのオブジェクトクラスに対応したオブジェクトを生成/管理するオブジェクト読込み制御オブジェクトのクラスです。
生成するオブジェクトの生成/破棄タイミングを属性として保持します。

図4.3 オブジェクト制御機能で提供されるクラスの関係

注意

マイクロソフト社製のJava VMでは動作しない機能をオブジェクト制御機能では利用しているため、Internet Explorerでオブジェクト制御機能を利用したアプレットを動作させる場合はJava Plug-in、またはJBKプラグインを利用してください。