機能補完
JBKはインストール時に、JDK/JREの日本語入力機能を補完します。GUIライブラリの文字入力用の部品に対して、以下の日本語入力機能を有効にします。
入力モード機能の指定(文字種の指定、文字の大きさ指定)
直接入力(フィールドのキャレット位置での文字列変換)
日本語入力機能について
日本語入力機能は、オペレーティングシステムに依存した処理にて実現しています。このため、本機能を使用した場合、100% Pure Javaではなくなります。
注意
Windows 8 / Windows Server 2012において、GUIライブラリの文字入力部品で以下の操作をすると、setInputMode(int mode)で指定した入力モードに切り替わらない場合があります。
以下のいずれかの部品に対してsetAutoIME(true)を指定する。
JFChoice
JFField
JFFieldDate
JFFieldDouble
JFFieldFilled
JFFieldFilledDate
JFFieldLong
JFFieldString
JFFieldRichString
JFTextArea
1.の部品に対してsetInputMode(int mode)メソッドで日本語入力システムの入力モードを指定する。
メモ帳等の他のアプリケーションから、2.の部品にフォーカスを移動する。
[対処方法]
以下の手順で、入力の切り替え機能の設定を変更してください。
[コントロール パネル] を開きます。
[時計、言語、および地域] から [言語]-[詳細設定] をクリックします。
[入力方式の切り替え] の[アプリごとに異なる入力方式を設定する] チェックボックスをオンにします。
[保存] をクリックします。
参考
直接入力は、Java SEのInput Method Frameworkを使用して実現しています。
日本語入力機能の詳細は、パッケージ説明書を参照してください。
日本語入力時のフォーカス移動
日本語入力において、インライン編集中にフォーカスを移動したり、別アプリケーションへの切替えを行ったりすると、フォーカスが切り替えた先に移動しない、入力中の文字が残るという現象が発生します。このため、インライン編集の完了後に、フォーカスの移動、別アプリケーションへの切替えを行ってください。
日本語入力システムでのUNICODE入力
以下の日本語入力システム(IME)からUNICODEを入力することができるように、製品添付のJava SEに修正を施しています。
MS IME 2002
MS IME 2003
MS IME Ver. 10
MS Office IME 2007
MS Office IME 2010
ATOK 2010
ATOK 2011
Japanist 2003
また、IMEからUNICODEを入力することができるGUI部品は、以下のとおりです。
JFField
JFFieldString
JFFieldLong
JFFieldDate
JFFieldDouble
JFFieldFilled
JFFieldRichString
JFTextArea