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Interstage Studio V11.1 インストールガイド
FUJITSU Software

2.3.2 カスタムインストール

Interstage Studioのセットアップ方法で「カスタムインストール」を選択した場合の作業手順について説明します。

  1. すべてのアプリケーションを終了させる

  2. 製品DVDをセットする

  3. [カスタムインストール]を選択する

  4. インストール先のフォルダを選択する

  5. インストールする機能を選択する

  6. ポート番号を設定する

  7. Java EE機能が使用するポート番号を設定する

  8. Java EE 6機能の認証情報を設定する

  9. Java EE 6機能が使用するポート番号を設定する

  10. Java EE 6機能で使用するJDKを選択する

  11. 本製品のJava環境情報をシステムに登録するか選択する

  12. インストールの内容を確認する

  13. インストールの開始

  14. インストールの完了


1. すべてのアプリケーションを終了させる

すべてのアプリケーションが終了していることを確認してください。

2. 製品DVDをセットする

製品DVDを、ご利用になるコンピュータのDVD装置にセットします。
インストーラが自動的に起動され、以下に示す画面が表示されます。

[インストール]をクリックしてインストールを開始します。

ご使用のオペレーティングシステムの機能により、ユーザアカウント制御のダイアログボックスが表示される場合があります。ダイアログボックスが表示された場合は、[続行]をクリックしインストールを継続してください。

ポイント

DVDドライブの自動実行が有効になっていない場合は、以下のコマンドを実行してください。

DVDドライブ名:\autorun.exe

参考

ボタンの説明

ボタン

概要

はじめにお読みください

Interstage Studioのソフトウェア説明書を表示します。

インストールガイド

本書を表示します。

インストール

Interstage Studioのインストールを開始します。

マニュアル

オンラインマニュアルを表示します。

終了

Interstage Studioのインストールを終了します。

3. [カスタムインストール]を選択する

[インストールタイプの選択]画面で、セットアップ方法として[カスタムインストール]を選択し、[次へ]をクリックします。

[キャンセル]をクリックすると、インストールを中止することができます。

4. インストール先のフォルダを選択する

Interstage Studioのインストール先フォルダを選択する[インストール先の選択]画面が表示されます。

[インストール先のフォルダ]には、Interstage Studioのインストール先フォルダが表示されています。

注意

インストールフォルダに関する注意事項

  • 本製品のインストール先として別の製品のインストール先と同一のフォルダを指定する場合は、各製品のドキュメントを参照してサブフォルダやファイルが重ならないことをあらかじめ確認してください。本製品のフォルダ構成は、『Interstage Studio Standard-J Edition ソフトウェア説明書』の"フォルダ構成とファイル"で確認してください。

  • インストールフォルダ名に ":"、 ";"、 "/"、 "*"、 "?"、 "<"、 ">"、 "("、 ")"、 "|"、 "#"、 "%"、 "^"、 "!"、 """、 "." および 全角の文字 は指定できません。

  • インストール先フォルダ名として指定できる長さは、58文字以内です。

  • アプリケーションサーバをインストールする場合、インストールフォルダ名に指定できる文字は以下のとおりです。

    • 半角英数字

    • 半角スペース

    • "-"

    • "_"

    上記以外の文字が含まれている場合、サービスの登録や起動に失敗し、インストール処理がハングアップする場合があります。このような状態になった場合は、"インストール処理がハングアップした場合の対処"を参照して対処してください。

  • 一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。

5. インストールする機能を選択する

[インストール機能の選択]画面で、機能(コンポーネント)を選択(チェック)します。

カスタムインストールでは、以下のコンポーネントを選択できます。

コンポーネント

概要

デフォルトの選択状態

Java EE 6開発機能

Java 統合開発環境を構成するコンポーネントの1つです。
Java EE 6アプリケーションまたはJDK 7を使用するJavaアプリケーションを開発する場合に選択してください。

選択されていません。

Java Development Kit

Interstage Studioを使用するために必要なコンポーネントです。
インストールするJava Development Kitのバージョン(6、7)を選択します。
バージョン6は必須コンポーネントであるため、選択を外すことはできません。
Java EE 6開発機能を選択した場合は、必ずバージョン7を選択してください。

[6]が選択された状態です。

フレームワーク

運用テスト環境を構成するコンポーネントです。
フレームワークを使用する場合に選択します。

選択された状態です。

アプリケーションサーバ

運用テスト環境を構成するコンポーネントです。
スタンドアロン環境でサーバアプリケーションの運用テストを行う場合に選択します。
Interstage Application Serverのクライアントパッケージと組み合わせて開発する場合は、[アプリケーションサーバ]の選択を外してインストールしてください。

選択された状態です。

インストールするコンポーネントを選択して、[次へ]をクリックします。

6. ポート番号を設定する

インストールする機能として「アプリケーションサーバ」を選択している場合は、[ポート番号の設定]画面が表示されます。
この画面では、Interstage Studioが使用するポート番号を指定します。あらかじめ初期値が設定されていますので、値を確認し、変更が必要であれば値を書き換えます。

それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されます。

機能

ポート番号の初期値

Interstage管理コンソール

12000

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

80

Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)

8180

CORBAサービス

8002

注意

ポート番号に関する注意事項

  • ポート番号には、1~65535の範囲で未使用な値を、半角数字で指定します。
    指定したポート番号がすでに使用されている場合や、範囲外の値を指定した場合は、[次へ]をクリックすると[ポート番号の再設定]画面が表示されます。

  • [ポート番号の再設定]画面が表示された場合は、ポート番号を再入力して[OK]をクリックします。
    ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックします。その場合、本製品のインストール後に、同じポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、そのアプリケーションが利用するポート番号を変更してください。

  • 以下の範囲のポート番号は、通常エフェメラルポートに設定されていますので、使用する場合は注意が必要です。使用する場合は、"Interstage Application Server システム設計ガイド"の"ポート番号"を参照してください。

    • Windows XP、Windows Server 2003の場合: 1024~5000

    • Windows Vista、Windows Server 2008以降の場合: 49152~65535

[次へ]をクリックします。

7. Java EE機能が使用するポート番号を設定する

インストールする機能として「アプリケーションサーバ」を選択している場合は、[Java EE機能のポート番号の設定]画面が表示されます。
この画面では、Java EE機能が使用するポート番号を指定します。あらかじめ初期値が設定されていますので、値を確認し、変更が必要であれば値を書き換えます。

それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。

機能

ポート番号の初期値

HTTPリスナーポート

28080

運用管理用HTTPリスナーポート

12001

IIOPポート

23600

IIOP_SSLポート

23601

IIOP_MUTUALAUTHポート

23602

JMX_ADMINポート

8686

注意

ポート番号に関する注意事項

  • ポート番号には、1~65535の範囲で未使用な値を、半角数字で指定します。
    指定したポート番号がすでに使用されている場合や、範囲外の値を指定した場合は、[次へ]をクリックすると[ポート番号の再設定]画面が表示されます。

  • [ポート番号の再設定]画面が表示された場合は、ポート番号を再入力して[OK]をクリックします。
    ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックします。その場合、本製品のインストール後に、同じポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、そのアプリケーションが利用するポート番号を変更してください。

  • 以下の範囲のポート番号は、通常エフェメラルポートに設定されていますので、使用する場合は注意が必要です。使用する場合は、"Interstage Application Server システム設計ガイド"の"ポート番号"を参照してください。

    • Windows XP、Windows Server 2003の場合: 1024~5000

    • Windows Vista、Windows Server 2008以降の場合: 49152~65535

[次へ]をクリックします。

8. Java EE 6機能の認証情報を設定する

インストールする機能として「アプリケーションサーバ」および「Java EE 6開発機能」を選択している場合は、[Java EE 6機能の認証情報の設定]画面が表示されます。

この画面では、管理ユーザーIDと管理者パスワードを指定します。[管理者パスワードの確認入力]には、[管理者パスワード]と同じ文字列を入力してください。

注意

入力時の注意事項

[管理ユーザーID]

  • 1文字以上、255文字以内で指定してください。

  • 半角英数字に加えて以下の文字が使用可能です。
    ・"_"(半角アンダースコア)
    ・"-"(半角ハイフン)
    ・"."(半角ピリオド)

[管理者パスワード]

  • 8文字以上、20文字以内で指定してください。

  • 半角英数字に加えて以下の文字が使用可能です。
    ・"_"(半角アンダースコア)
    ・"-"(半角ハイフン)
    ・"'"(半角アポストロフィー)
    ・"."(半角ピリオド)
    ・"@"(半角アットマーク)
    ・"+"(半角プラス記号)

[次へ]をクリックします。

9. Java EE 6機能が使用するポート番号を設定する

インストールする機能として「アプリケーションサーバ」および「Java EE 6開発機能」を選択している場合は、[Java EE 6機能のポート番号の設定]画面が表示されます。
この画面では、Java EE 6機能が使用するポート番号を指定します。あらかじめ初期値が設定されていますので、値を確認し、変更が必要であれば値を書き換えます。

それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。

機能

ポート番号の初期値

HTTPリスナーポート

28282

HTTPSリスナーポート

28383

運用管理用HTTPリスナーポート

12011

IIOPポート

23610

IIOP_SSLポート

23611

IIOP_MUTUALAUTHポート

23612

JMX_ADMINポート

18686

注意

ポート番号に関する注意事項

  • ポート番号には、1~65535の範囲で未使用な値を、半角数字で指定します。
    指定したポート番号がすでに使用されている場合や、範囲外の値を指定した場合は、[次へ]をクリックすると[ポート番号の再設定]画面が表示されます。

  • [ポート番号の再設定]画面が表示された場合は、ポート番号を再入力して[OK]をクリックします。
    ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックします。その場合、本製品のインストール後に、同じポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、そのアプリケーションが利用するポート番号を変更してください。

  • 以下の範囲のポート番号は、通常エフェメラルポートに設定されていますので、使用する場合は注意が必要です。使用する場合は、"Interstage Application Server システム設計ガイド"の"ポート番号"を参照してください。

    • Windows XP、Windows Server 2003の場合: 1024~5000

    • Windows Vista、Windows Server 2008以降の場合: 49152~65535

[次へ]をクリックします。

10. Java EE 6機能で使用するJDKを選択する

インストールする機能として「アプリケーションサーバ」および「Java EE 6開発機能」を選択している場合は、[Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面が表示されます。
この画面では、Java EE 6機能で使用するJDKのバージョンを選択します。Java EE 6機能を使用しない場合は、変更する必要はありません。

注意

本画面で設定した値は、Java EE 6機能に対して有効です。

[次へ]をクリックします。

11. 本製品のJava環境情報をシステムに登録するか選択する

すでにInterstage Application Server製品がコンピュータにインストールされている場合は、[Java環境情報のシステムへの登録]画面が表示されます。この画面では、本製品がインストールするJavaの環境情報をシステムに登録するかどうかどうかを選択します。

なお、[登録を解除する]は、本製品のJavaの環境情報をシステムに登録済みである場合だけ表示されます。

注意

[登録する]を選択した場合、次の処理が行われます。すでに別の製品によりJDKやJREがインストールされている場合は、注意が必要です。

  • 本製品がインストールするJDKおよびJBKプラグインの情報をシステムに登録します。

  • システム環境変数PATH、CLASSPATH、JAVA_HOMEの設定を行います。
    環境変数PATHおよびCLASSPATHに追加するパスについては、"環境の確認"を参照し、変数の長さが有効長を超えることがないようにしてください。

[次へ]をクリックします。

12. インストールの内容を確認する

[インストールの確認]画面で、インストールの内容を確認します。

13. インストール開始

ワークベンチやアプリケーションの開発に必要なコンポーネントおよび運用テスト環境のインストールが開始されます。
インストールの進行状況は、[セットアップステータス]画面に表示されます。

注意

キャンセルについて

[セットアップステータス]画面が表示されている間は、[キャンセル]をクリックしたり、[Alt]キーと[C]キーを同時に押したりしないでください。キャンセル操作を行いインストール処理がハングアップしてしまった場合は、"インストール処理がハングアップした場合の対処"を参照して対処してください。

14. インストール完了

Interstage Studioのインストールが完了すると、以下に示す画面が表示されます。

[完了]をクリックします。以上で、Interstage Studioのインストール作業は終了です。

[完了]をクリックしたあとは、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。

参考

コンピュータの再起動を促す画面が表示された場合

インストール時にファイルコピーなどで異常が発生した場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。その場合、[完了]をクリックして画面を閉じたあとに、コンピュータを再起動してください。
インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合のインストール処理は、コンピュータの再起動をもって完了します。
なお、Windows 8をお使いで、高速スタートアップが有効な場合は、必ず[設定]チャームの[電源]メニューから[再起動]を選択してシステムのリブート(再起動)を実行してください。