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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

6.2.1 RequestResponse方式による呼び出し

RequestResponse方式では、CORBAのサーバアプリケーションからの処理結果を受け取ることができます。

  1. CORBAのサーバアプリケーションを作成します。

    RequestResponse方式で呼び出すことのできるCORBAのサーバアプリケーションは、sequence<octet>型のパラメタをinとoutで1つずつ持つ必要があります。

    以下にRequestResponse方式の場合のIDL定義例を示します。モジュール名、インタフェース名、データ名、および、メソッド名は任意となります。

    module samplemodule {
            interface sampleinterface {
                   //
                   // Type declaration
                   //
                   typedef sequence<octet> binary;
    
                   //
                   // Message invoke
                   //
                   void op1(
                          in binary inObject,
                          out binary outObject
                   );
            };
    };

    上記の定義は、それぞれ下記の設定としました。

    表6.1 IDL定義の設定値

    項目

    設定値

    モジュール名

    samplemodule

    インタフェース名

    sampleinterface

    データ名

    binary

    メソッド名

    op1

    ネーミングサービスを設定します。

    CORBAのサーバアプリケーションを呼び出すために以下の登録が必要です。

    • インプリメンテーションリポジトリへCORBAのサーバアプリケーションの登録

    • ネーミングサービスへCORBAのサーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスの登録

    以下に実行例を示します。

    OD_impl_inst -ax def
    OD_or_adm -c IDL:samplemodule/sampleinterface:1.0 -n samplemodule::sampleinterface

    CORBAアプリケーション情報定義ファイル(def)の指定例

    rep_id                  = IDL:samplemodule/sampleinterface:1.0
    type                    = persistent
    lang                    = JAVA
    mode                    = SYNC_END
    proc_conc_max           = 1
    thr_conc_init           = 16
    ior                     = 1.1
    locale                  = UNICODE
  2. CORBAアダプタのサービスエンドポイント定義を作成します。

    サービスエンドポイント定義の詳細にあるサーバアプリケーション情報のリクエスト方法でRequestResponse方式を選択します。