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Interstage Service Integrator V9.5.0 解説書
FUJITSU Software

2.3.2 多様なフォーマット形式

固定長メッセージの種類

固定長メッセージ(ユーザ固有フォーマット)のフォーマットは、以下の種類が扱えます。

一般フォーマット

最も基本的なフォーマットです。1レコードの中に複数の固定長項目があります。各項目は長さ、データ属性を持ち、決められた順序で項目が並んでいます。

複数一般フォーマット

複数の定義済一般フォーマットを再利用して、1つのフォーマットに見たてたフォーマットです。フォーマットの定義作業を簡略化したい場合に使用します。

伝票形式フォーマット

「ヘッダレコード」、「明細レコード」、「トレーラレコード」という階層構造を持つフォーマットです。これらの組み合わせのひとまとまりを1伝票と呼びます。

行終端可変長フォーマット

「ヘッダ部」、「明細部」、「行終端文字」で構成され、明細部が繰り返されるフォーマットです。明細部の繰返しは無制限で、レコードごとに繰返し数が異なってもかまいません。明細部は、行終端文字が現れるまで繰り返します。

繰返し数指定可変長フォーマット

「ヘッダ部」と「明細部の繰返し回数を示す項目」と「明細部」で構成され、明細部が繰り返されるフォーマットです。明細部の繰返しは無制限で、レコードごとに繰返し数が異なってもかまいません。明細部の繰返し数は、ヘッダ部内の「明細部の繰返し回数を示す項目」の値で決まります。

固定長メッセージのデータレイアウトに適合するフォーマットを選択し、定義します。

フォーマット内の項目には、項目単位にデータの「属性」を定義できるため、テキストデータとバイナリデータを混在させることができます。項目は、「英数字」、「数字(ゾーン十進数、パック十進数、数値文字列、カンマ付き数値文字列)」、「2バイト文字」、「バイナリ(16進数)」、「ビット(2進数)」があります。

詳細については、“5.1 ユーザ固有フォーマットについて”を参照してください。

ユーザ固有フォーマットの登録は、Formatmanagerクライアントの画面上で行いますが、以下の機能により登録作業を簡略化することもできます。

XMLメッセージの種類

XMLメッセージは、整形式(well-formed)XML文書を扱えます。XML Schema、XML名前空間に対応したものも扱うことができます。

詳細については、“5.2 XML文書について”を参照してください。