Systemwalker Centric Managerのサービスを選択して起動する手順を説明します。
Systemwalker Centric Managerの全サービスを停止するために、pcentricmgrコマンドを使用します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool
\service\ini配下のUSERCMGR.INIファイルを編集します。
サービス起動・停止制御ファイルの編集方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
mpsetsrvコマンドを使用して、2.の結果をサービスのスタートアップに反映します。mpsetsrv(サービスの起動制御コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの全サービスを起動するために、scentricmgrコマンドを使用します。
Systemwalker Centric Manager サービスカスタマイズ一覧:起動サービス制御でカスタマイズできるサービスです。
カスタマイズできないサービス一覧:起動サービス制御でカスタマイズできないが、Systemwalker Centric Managerでインストールしているサービスです。
Systemwalker Centric Manager サービスカスタマイズ一覧
○:停止可能
△:停止可能だが関連機能に影響があり注意が必要
×:停止できません
-:インストールされません。または起動されません。
項番 | 機能 | サービス表示名 | [機能名](注2) | 停止区分 | 初期起動状態 ) | サーバ別停止可否(注6) | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運用管理サーバ | 部門管理サーバ | 業務サーバ | 運用管理クライアント | クライアント | |||||||
1 | 認証・通信基盤 | Systemwalker ACL Manager | [セキュリティ管理] | 部分停止不可 | 自動 | × | × | × | - | - | |
Systemwalker MpShrsv | [共通振分けサービス] | 自動 | × | × | × | - | - | ||||
サーバアクセス制御 | Systemwalker MpSvac | [サーバアクセス制御] | 自動 | × | × | × | - | - | |||
2 | 監視機能 | Systemwalker MpFwbs | [フレームワーク(基本部)] | FS1 | 自動 | × | - | - | - | - | 同時に停止されるサービス (注4) |
Systemwalker MpFwDrp | [ネットワーク管理構成情報リポジトリ] | 自動 | △ | - | - | - | - | ネットワーク管理のサービスを起動する場合、必ず起動する必要があります。 | |||
Systemwalker MpOpagt | [システム監視] | 自動 | × | × | × | × | × | 同時に停止されるサービス (注4) | |||
Systemwalker MpOpals | [システム監視-インストールレス型エージェント] Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムのイベントログに出力されるメッセージの監視機能、監視システムでのコマンド実行機能です。 | 自動 | ○ | ○ | - | - | - | 本機能を停止する場合、Systemwalker Centric Managerを導入しないシステムの監視はできません。 | |||
3 | Systemwalkerスクリプト | Systemwalker Mpscsv | [スクリプト] | 自動 | × | × | × | × | × | 同時に停止されるサービス (注4) | |
4 | ポリシー配付 | Systemwalker MpPolSendMgr | [ポリシー配付] | 自動 | △ | - | - | - | - | 同時に停止されるサービス (注4) | |
Systemwalker MpPolRecv | [ポリシー配付] | 自動 | ○(注9) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | イベント監視の条件定義 | Systemwalker MpAosfB | [自動運用支援] | 自動 | × | × | × | × | × | 同時に停止されるサービス (注4) | |
6 | 自動アクション実行 | Systemwalker MpAosfX | [イベント監視(アクション定義)] | 自動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | Operation Managerと共通のサービスです。 | |
7 | リモート電源制御 | Systemwalker MpAosfP | [電源制御] | 自動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | Operation Managerと共通のサービスです | |
8 | Systemwalkerコンソール | Systemwalker MpPcgui | [システム監視GUI] | FS2 | 自動 | × | - | - | - | - | |
9 | システム監視定義GUI | Systemwalker MpOpgui | [イベント監視(定義GUI)] | 自動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
10 | アプリケーション管理 | Systemwalker Mpapagt | [アプリケーション管理] | FS3 | 自動 | ○ | ○ | ○ | - | - | |
11 | ネットワーク管理 | Systemwalker MpSttr Trap Forwarding | [SNMPトラップ転送] SNMPトラップを他の製品と共有する機能です。 | 部分停止不可 | 手動 | × | × | - | - | - | |
Systemwalker MpNmsmgr | [ネットワーク管理] | FS4 | 自動 | ○ | ○ | - | - | - | |||
Systemwalker MpCNappl | [NTC(Network Trap Converter)] | 自動 | × | × | - | - | - | 同時に停止されるサービス (注4) | |||
Systemwalker MpWksttr | [トラップデーモン] | 自動 | × | × | - | - | - | 同時に停止されるサービス (注4) | |||
12 | ネットワーク/サーバ性能監視 | Systemwalker MpTrfMgr | [性能監視] | 自動 | ○ | - | - | ○ | - | 運用管理サーバで本機能を運用停止する場合は、両方のサービスを停止させてください。 | |
Systemwalker MpTrfAgt | 自動 | ○ | ○ | - | - | - | |||||
Systemwalker MpTrfJbr | [性能監視] | 手動 | ○ | - | - | - | - | [Systemwalker Webコンソール]で性能監視機能を使用する場合に起動させます。 | |||
Systemwalker MpTrfExA | [性能監視] | 自動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
13 | ファイル転送 | Systemwalker MpTrans | [ファイル転送] | FS6 | 自動 | △ | △ | △ | △ | ○ | 停止する場合は、以下の機能を使用していないことを確認してください。 クライアントだけ手動起動。(注10) |
14 | コンソール操作制御 | Systemwalker MpOrCtrl | [コンソール操作制御(マネージャ)] | FS6 | 自動 | ○ | - | - | - | - | EE版の機能です。 |
Systemwalker MpOrCtrlCL | [コンソール操作制御(エージェント)] | 自動 | ○ | - | - | ○ | - | EE版の機能です。 | |||
15 | 資源配付 | Systemwalker MpDrms | [資源配付] | FD | 自動 | △ | △ | △ | - | - | 停止した場合、インベントリ管理の収集ができなくなります。 |
Systemwalker MpDrmsFsd | [資源配付] | 自動 | ○ | ○ | ○ | - | - | ||||
Systemwalker DRMSCL | [資源配付クライアント] | 手動 | - | - | - | ○(注8) | ○ | ||||
Systemwalker MpdrmsclFsd | [資源配付クライアント] | 自動 | - | - | - | ○(注8) | ○ | MpdrmsclFsdサービスを停止する場合は、以下の点を確認してください。 ・クライアントへ強制的に資源を適用する運用は行っていない。かつ、 | |||
16 | インベントリ管理 | Systemwalker MpDTPServer | [インベントリ管理] | 自動 | ○ | - | - | - | - | ||
Systemwalker MpDTPReceiver | [インベントリ管理] | 自動 | ○ | - | - | - | - | ||||
Systemwalker MpDTPAgent | [インベントリ管理] | 自動 | ○ | ○ | - | - | - | ||||
17 | プロセス監視 | Systemwalker MpPmonC | [プロセス監視] | 部分停止不可 | 自動 | ○ | ○ | ○ | - | - | |
Systemwalker MpPmonC_Cluster | [プロセス監視] | 手動 | × | × | - | - | - | ||||
18 | リモート操作(注7) | Live Help Control Service | [リモート操作] | 自動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
サービス表示名は、Windowsのサービス画面に表示されるサービス名および、プロセスの動作状況表示コマンド(mppviewc)で表示されるサービス名を表しています。
起動制御ファイルでの機能名は、サービス起動制御ファイル(Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool\service\ini\USERCMGR.INI)に記載されている機能名を表しています。
部分停止区分は、pcentricmgrコマンドの部分停止オプション指定で停止される区分を表しています。
Windowsの[コントロールパネル]の[サービス]画面よりサービス停止を行う場合に、同時に停止されるサービスを表しています。
初期起動時にサービスが自動起動されるか、手動起動として起動されないかを表しています。
サーバ別停止可否は、デーモン起動制御ファイルの定義による停止可能/停止不可を表しています。
リモート操作のサービスは、Windowsの[サービス]画面より、個々のサービスを停止させてください。なお、この方法で停止させた場合、プロセス監視機能の監視エラーが通知されますが、以下のメッセージだけが通知される場合は対処不要です。
Systemwalker Centric Manager のプロセス(%1)が正常に動作しているか確認してください。 |
%1: リモート操作のプロセス名(lh081550.exe/LH092165.EXE/LHCTLSVC.EXE/lhprocessmonitor.exe)
資源配付コンソール、資源配付クライアントを同時にインストールした場合にサービスが存在します。資源配付コンソールだけをインストールした場合はサービスが存在しません。
サービスが存在するのは、全体監視環境の被監視運用管理サーバの場合だけです。
クライアントにファイル転送基盤を利用する機能は提供されていないため、“Systemwalker MpTrans”サービスのスタートアップの種類は“手動”のままとして、自動起動しないようにしてください。
クライアントでファイル転送基盤を起動する場合は、システムのservicesファイルに下記のポート番号を事前に登録しておく必要があります。
ftranhc 1105/tcp
カスタマイズできないサービス一覧
○: サービスが存在する(自動)
●: サービスが存在する(手動)
×: サービスは存在しない
機 | サービス表示名 | 機能概要 | 運用管理サーバ | 部門管理サーバ | 業務サーバ | 運用管理クライアント | クライアント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通 | OD_start | Systemwalker内通信の通信基盤 | ○ | × | × | × | × |
Naming Service | Systemwalker内通信の通信基盤 | ○ | × | × | × | × | |
SymfoWARE RDA CENTRIC | Systemwalkerデータベースを利用するための機能 | ● | × | × | × | × | |
SymfoWARE RDB CENTRIC | Systemwalkerのデータベース | ● | × | × | × | × | |
F3CVSERV | トレース出力機能 | ● | ● | ● | ● | ● | |
リ | LiveHelp Connect Service(注) | LiveHelp Connectにおいて、リモート操作エキスパートとリモート操作クライアントの接続を行う機能 | × | × | × | × | × |
LiveHelp Connectは、DMZに設置している専用サーバにインストールしてください。