イベント監視では、以下のファイルが作成されます。
メッセージログファイル
滞留メッセージ保存ファイル
アクション実行履歴ファイル
イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイル
それぞれのファイルの内容は、イベント監視のコマンドおよびAPIで参照することができます。イベント監視用コマンドの概要については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を、APIの詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。
ここでは、それぞれのファイルの見積もり方法を説明します。
メッセージログファイルの見積もり
ディスク使用量の見積もり手順
保存するメッセージの総数を以下の計算式で算出します。
【T】=【M】×【S】×【D】 |
【T】:保存するメッセージの総数。
【M】:1システムあたり1日に出力されるメッセージの平均個数。
(予測値)運用に応じて概算値を設定します。
【S】:メッセージを保存するシステム数。
監視システムの場合は、監視するシステムの数+1(自システム)とします。
中継するシステムがある被監視システムの場合は、運用に応じて以下の値を計算します。
下位システムのメッセージも保存する場合:
下位システム数 + 1(自システム)とします。
下位システムのメッセージは保存しない場合:
1(自システム)とします。
中継するシステムがない場合:
1(自システム)とします。
【D】:メッセージを保存しておく日数。
1.で求めた【T】を以下の式の【T】に当てはめ、式が成立するように「L」と「N」の値を決定します。
【L】×【N】=【T】 |
【L】:コマンドログファイル数。(1~19の範囲)
【N】:1ログファイルあたりのコマンドとその応答の格納数。
Windows版の場合:255~16,383の範囲
UNIX版の場合:255~100,000の範囲
ディスク使用量を以下の計算式(単位:バイト)で計算します。
ディスク使用量 = (【L】+ 1) ×【N】 × (メッセージ長の平均 + 150) |
メッセージ長の平均の目安は、100バイトと考えてください。
【UNIX版】
UTF-8環境の場合、メッセージ長の平均の目安は、150バイトと考えてください。
例えば、1システム1日あたり平均80個のメッセージが発生し、10システムの1か月分のメッセージを保存したい場合は、以下のような見積もりになります。
(メッセージ長の平均を100で計算した場合)
【T】= 80 × 10 × 30 = 24,000 |
ディスク使用量 = 16 × 1,600 × 250 = 6,400,000(B) = 約6MB |
滞留メッセージ保存ファイルの見積もり
滞留メッセージ保存ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。
アクション実行履歴ファイルの見積もり
アクション実行履歴ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。
イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイル
イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。