監査ログ管理機能を使用する場合、以下の領域が必要です。
ログを保管するには、運用管理サーバのディスク容量に余裕のあるパーティション、ドライブが必要となります。
また、運用管理サーバは、自サーバにあるログファイルも収集対象に設定することができます。その場合は、運用管理サーバと被管理サーバの両方の見積もりを行ってください。
運用管理サーバ
以下の式で算出します。
すべての被管理サーバで、1日あたりのログファイル容量が同じ場合
必要なディスク容量(MB) = |
例)
以下の条件の場合、110GBの空き領域が必要になります。
運用管理サーバが管理する被管理サーバ数:50台
1台の被管理サーバから収集する1日あたりのログファイル容量(MB):50MB
保管日数:30日
算出式
50台 × 50MB × 30日 × 1.5 = 112500MB ≒ 110GB |
(1GB≒1024MB)
被管理サーバごとに、1日あたりのログファイル容量が異なる場合
(サーバ数:1,2,・・・,n)
必要なディスク容量(MB) = |
収集した監査ログに対して改ざん検出を行う場合
収集した監査ログに対して改ざんの確認を行ううえで必要なディスク領域として、以下の計算式から得られるサイズを確保してください。
必要なディスク容量(MB) = |
(1)と(2)を合計したディスク領域が必要です。
例)
(1)収集対象サーバ数:50台
1台あたりのログ識別名数: 5
経過日数: 1ヶ月(31日)
ディスクサイズ: 7.80 Mバイト
(2)収集した監査ログのファイルサイズが最大1GBであることを見込むのであれば、1GB以上の領域を確保してください。
なお、改ざんの確認を行ううえで必要なディスクは、以下の場所に確保されます。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpatm |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVmpatm |
正規化ログに対して改ざん検出を行う場合
正規化ログに対して改ざんの確認を行ううえで必要なディスク領域として、以下の計算式から得られるサイズを確保してください。
必要なディスク容量(MB) = |
(1)と(2)を合計したディスク領域が必要です。
例)
(1)収集対象サーバ数:50台
1台あたりのログ識別名数: 5
経過日数: 1ヶ月(31日)
ディスクサイズ: 15.60 Mバイト
(2)正規化した監査ログのファイルサイズが最大1GBであることを見込むのであれば、1GB以上の領域を確保してください。
なお、正規化ログに対して改ざんの確認を行ううえで必要なディスクは、以下の場所に確保されます。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVmpata |
ログを圧縮する場合
圧縮/解凍処理の作業領域として、以下の計算式から得られるサイズの領域を確保してください。
1つ分の監査ログの最大サイズ(見込み) |
例) 非圧縮の監査ログのファイルサイズが最大1GBであることを見込むのであれば、1GB強の領域を確保してください。
なお、圧縮/解凍処理は、以下の場所で行われます。
【Windows版】
インストールパス\MPWALKER.DM\MpAtm\tmp |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVmpatm/tmp |
監査ログの圧縮効果は、テキスト形式のログファイルの場合、元のファイルサイズの10~50%程度の圧縮率を見込めます。
ただし、バイナリ形式のファイルの圧縮効果はほとんど期待できません。
GSシステムのログを管理する場合
必要なディスク容量(MB) = |
注):収集対象のログの種類 (アクセスログ[RACF]、業務ログ[AIM])
例)
以下の条件の場合、7.2 GBの空き領域が追加で必要となります。
1日あたりのログファイル容量(MB):100MB
ログ識別名数:1
対象となるGSシステムの台数:7
一時保管日数:7日
算出式
100(MB) × 1 × 7(台) × 7(日) × 1.5 = 7350(MB) ≒ 7.2(GB) |
(1GB≒1024MB)
被管理サーバ
以下の式で算出します。
ログ収集を行う場合
必要なディスク容量(MB) = |
改ざん検出を行う場合
改ざんの確認を行ううえで必要なディスク領域として、以下の計算式から得られるサイズを確保してください。
必要なディスク容量(B) = |