データベース領域のサイズは、おおよそ管理対象とする機器の数と管理対象とする情報数に依存します。
Systemwalker Centric Managerでは、運用管理サーバ上にフレームワークのデータベースを作成する際、以下の3つのモデルからデータベースの規模を選択することができます。
300ノードモデル
1000ノードモデル
3000ノードモデル
それぞれのモデルで必要となるデータベース領域の見積もりを以下に示します。
3000ノードモデルより大規模なシステムの場合やデータベース領域をより厳密に見積もりたい場合は、“データベース領域の詳細見積もり式”を参照してください。
モデル別ディスク容量
【Windows版】
データベース | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
データベースログファイル | 130 | 130 | 130 |
データベースディクショナリファイル | 64 | 64 | 64 |
リポジトリ/ログデータベーススペース | 189 | 428 | 1094 |
合 計 | 383 | 622 | 1288 |
【Solaris版/Linux版】
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDB管理情報パーティション | 150 | 150 | 150 |
RDBディクショナリ用パーティション | 100 | 100 | 100 |
RDBログファイル用パーティション | 150 | 150 | 150 |
データベーススペース用パーティション | 189 | 428 | 1094 |
合 計 (注) | 589 | 828 | 1494 |
注)パーティションが足りない場合は、RDB管理情報パーティションを任意のディレクトリ指定し、指定したディレクトリにレギュラーファイル作成することにより、パーティションを削減することができます。
任意のディレクトリは、以下の領域に作成することができます。
RDB管理情報パーティション
レギュラーファイルは、以下の領域を指定して作成することができます。
RDBディクショナリ用パーティション
RDBログファイル用パーティション
データベーススペース用パーティション
ポイント
RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用をレギュラーファイルに指定して作成した場合、指定したそれぞれの領域サイズをRDB管理情報用パーティションの領域に加算して見積もってください。
例えば、RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にすべてレギュラーファイルを指定して“1000ノード”モデルでデータベースを作成する場合、RDB管理情報用の領域に必要なサイズは、150MB(RDB管理情報)+100MB(RDBディクショナリ)+150MB(RDBログファイル用)+428MB(データベーススペース用パーティション)となります。
データベース見積もり例
すべての領域に専用パーティションを指定する場合
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDB管理情報パーティション | 150 | 150 | 150 |
RDBディクショナリ用パーティション | 100 | 100 | 100 |
RDBログファイル用パーティション | 150 | 150 | 150 |
データベーススペース用パーティション | 189 | 428 | 1094 |
合 計 | 589 | 828 | 1494 |
RDBログファイル用の領域だけにレギュラーファイルを指定する場合
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDB管理情報パーティション | 300 | 300 | 300 |
RDBディクショナリ用パーティション | 100 | 100 | 100 |
データベーススペース用パーティション | 189 | 428 | 1094 |
合 計 | 589 | 828 | 1494 |
RDBディクショナリ用、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDB管理情報パーティション | 400 | 400 | 400 |
データベーススペース用パーティション | 189 | 428 | 1094 |
合 計 | 589 | 828 | 1494 |
RDBディクショナリ用、RDBログファイル用、およびデータベーススペース用の領域にすべてレギュラーファイルを指定する場合
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDB管理情報パーティション | 589 | 828 | 1494 |
合 計 | 589 | 828 | 1494 |
RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリおよびRDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
RDBディクショナリ用パーティション | 100 | 100 | 100 |
データベーススペース用パーティション | 189 | 428 | 1094 |
合 計 (注) | 589 | 828 | 1494 |
注)専用パーティションして必要なのは上記の2つのパーティションだけですが、RDB管理情報用としてユーザが指定した任意のディレクトリに300MB(RDB管理情報用+RDBログファイル用)の空き容量が必要になります。
RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリおよびその他の領域にすべてレギュラーファイルを指定して作成する場合(専用パーティションを使用しないでデータベース領域を作成する場合)
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
合 計 | 589 | 828 | 1494 |
ポイント
RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリおよびその他の領域にすべてレギュラーファイルを指定して作成する場合、専用パーティションは必要ありませんが、RDB管理情報用としてユーザが指定した任意のディレクトリそれぞれに、上記ノードモデルごとの合計サイズ(RDB管理情報用+RDBディクショナリ用+RDBログファイル用+データベーススペース用)の空き容量が必要になります。
リポジトリ/ログデータベーススペースのモデル別見積もり
リポジトリ/ログデータベーススペースの容量は、リポジトリ領域、オブジェクトログ領域、監視メッセージログ領域、監視イベントログ領域の容量の合計です。それぞれの領域の見積もりを以下に示します。
【Windows版】
データベース | 見積もりサイズ(MB) | ||
---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | |
リポジトリ領域 | 73 | 150 | 370 |
オブジェクトログ領域 | 35 | 35 | 35 |
監視メッセージログ領域 | 60 平均保持件数: | 180 平均保持件数: | 500 平均保持件数: |
監視イベントログ領域 | 21 平均保持件数: | 63 平均保持件数: | 189 平均保持件数: |
合 計 | 189 | 428 | 1094 |
【Solaris版/Linux版】
データベース領域 | 見積もりサイズ(MB) | |||
---|---|---|---|---|
300ノード | 1,000ノード | 3,000ノード | ||
リポジトリ領域 | 73 | 150 | 370 | |
ロ | オブジェクトログ | 35 | 35 | 35 |
監視メッセージログ | 60 | 180 | 500 | |
監視イベントログ | 21 平均保持件数: | 63 平均保持件数: | 189 平均保持件数: | |
合 計 | 189 | 428 | 1094 |
ポイント
オブジェクトログ、監視メッセージログおよび監視イベントログはサイクリックに利用されすべての領域を使用すると古いものから順に上書きされます。
リポジトリ/ログデータベーススペースの容量など、運用管理サーバの環境作成情報は、MpFwSetupInfoコマンドで確認することができます。MpFwSetupInfo(Systemwalkerセットアップ情報表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。