Symfoware .NET Data Providerには、ADO.NETに準拠した標準機能と、Symfoware Server専用の拡張機能があります。
ここでは、Symfoware .NET Data Providerの拡張機能の概要を説明します。
Symfoware .NET Data Providerでは、アプリケーションの異常時に、原因を分析するためのログを取得するEventLog機能を提供します。EventLogでは、アプリケーションで指定したチューニングパラメタ値や、API単位ごとのレスポンス性能や入出力情報を取得できます。レスポンス性能の情報から、API単位で性能コストを算出し、アプリケーションとSymfoware Serverとの所要時間を分析することができます。また、出力されたログを分析、デバッグすることで、エラー原因を確認することができます。
Symfoware .NET Data Providerでは、アプリケーションの実行時の動作環境をチューニングするためのチューニングパラメタを提供します。チューニングパラメタにより、コネクションの状態を制御することができます。また、Symfoware Serverのクライアント用の動作環境ファイルの実行パラメタを指定することができます。これにより、Symfoware Server固有の動作環境をチューニングすることができます。