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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

15.2.1 バックアップ運用

Symfoware/RDBでは、データベース、RDBディクショナリまたはRDBディレクトリファイルの異常に備えて、以下の資源をあらかじめバックアップしておく必要があります。

注意

Advanced Backup Controllerのメディアリカバリは、データベースだけを対象としています。RDBディクショナリやRDBディレクトリファイルを対象とするメディアリカバリについては、“2.4 メディアリカバリ”を参照してください。

Advanced Backup Controllerを利用した運用では、バックアップ運用単位は以下となります。

運用方法は、ストレージ管理製品を利用する場合と、ストレージ管理製品を利用せずにAdvanced Backup Controllerのコマンドを利用する場合で異なります。

ストレージ管理製品を利用する場合

バックアップはswstbackupコマンドで行います。

ストレージ管理製品を利用しない場合

バックアップはrdbmrdmpコマンドで行います。

退避データはデータベーススペース単位に作成されるため、障害発生時には障害範囲に局所化したリカバリ処理が実現できます。

ストレージ管理製品を利用する場合

障害が発生した複数のデータベーススペースを一括してswstrestoreコマンドに指定することでリカバリを行います。

ストレージ管理製品を利用しない場合

障害が発生した複数のデータベーススペースを一括してrdbmrrcvコマンドに指定することでリカバリを行います。

ストレージ管理製品を利用する場合でswstbackupコマンドなどのオペランドにロググループ名を指定する場合には以下を指定します。

スケーラブルログ運用を行っていない場合:

“system”

システムロググループの場合:

“system”

ユーザロググループの場合:

ロググループ名