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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

14.1 トランザクションモニタとの連携の概要

トランザクションモニタとSymfoware/RDBとの連携は、XAインタフェースを利用します。XAインタフェースは、トランザクションマネージャであるTPモニタ(Transaction Processing monitor)の製品と各種リソースマネージャ(Symfoware/RDBおよび各種RDBMS)とを連携します。

運用のモデルとして、一般的にトランザクションマネージャとリソースマネージャを同一サーバで運用する2階層モデルと、トランザクションマネージャとリソースマネージャを別サーバで運用する3階層モデルがあります。

概念図を以下に示します。

図14.1 2階層モデル

(1) XAインタフェース

(2) TXインタフェース

(3) ローカルインタフェース

図14.2 3階層モデル

(1) XAインタフェース

(2) TXインタフェース

(3) ローカルインタフェース

XAインタフェース

トランザクションマネージャとリソースマネージャを結合するためのインタフェースであり、利用者は、あまり意識する必要はありません。

TXインタフェース

トランザクションマネージャとアプリケーションとのインタフェースであり、トランザクションマネージャの機能に依存します。

ローカルインタフェース

各リソースマネージャとアプリケーションとのインタフェースであり、Symfoware/RDBの場合は、SQLです。

参考

3階層モデル利用時にSymfoware/RDBを使用するためにはインダウトログファイルが必要です。インダウトログファイルには、2フェーズコミット処理中に発生したシステムの障害により完了できなかったトランザクションを、システムの復旧時に正しく完了させるための情報が格納されます。

注意

  • トランザクションモニタと連携したアプリケーションからConnection Managerを利用することはできません。

  • 以下の機能を使用している場合は、トランザクションモニタを利用できません。

    • データベース二重化機能

  • 以下の製品と連携している場合は、トランザクションモニタを利用できません。

    • Symfoware Server Mirroring Controller

    • Symfoware Active DB Guard

    • Linkexpress Replication option (注)

      注) 3階層モデルの場合