アプリケーションによって獲得される資源の占有情報は、rdblkinfコマンドを使用して収集します。
参照
rdblkinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
rdblkinfコマンドの使用例と表示例を以下に示します。
デッドロック情報を表示した場合(dオプション)
$ rdblkinf -d -e RDBII rdblkinf DATE:2007/04/14 TIME:11/35/50 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) Time Uid Pid Sid Type Name Unit DSI-name 10:11:12 I4874 23045 2 SQL APL01/CONNECT1 DSI DB0001.DSI0001 K1597 13254 1 SQL APL05/CONNECT5 DSI DB0001.DSI0001
(1) デッドロック発生時刻
(2) ログイン名
(3) プロセスID (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、 現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(4) セションID (eオプションを指定した場合のみ表示されます。) (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は、 “-----”が表示されます。)
(5) クライアントプロセス種別 SQL : システム内通信のアプリケーション SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション RDBCMD : RDBコマンド DAEMON : RDBシステムデーモン ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション
(6) モジュール名 - RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合 システム内通信のアプリケーション: アプリケーションロードモジュール名/コネクション名 (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、 先頭の15バイトのみが出力されます。) トランザクションモニタ配下のアプリケーション: データベース名/コネクション名 (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、 OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。) リモートアクセスのアプリケーション: 接続端末のIPアドレス/コネクション名 RDBコマンド: RDBコマンド名 RDBシステムデーモン: RDBシステムデーモン名 ODOS連携のODBCアプリケーション: 接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーシ ョンのロードモジュール名/データソース名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合 システム内通信のアプリケーション: アプリケーションロードモジュール名/コネクション名 (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、 先頭の15バイトのみが出力されます。) トランザクションモニタ配下のアプリケーション: データベース名/コネクション名 (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、 OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。) リモートアクセスのアプリケーション: 接続端末のホスト名/コネクション名 RDBコマンド: RDBコマンド名 RDBシステムデーモン: RDBシステムデーモン名 ODOS連携のODBCアプリケーション: 接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーシ ョンのロードモジュール名/データソース名
(7) 排他の単位 DSI : DSI PAGE : ページ ROW : 行 COMMIT : コミット処理中の場合 (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が 表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。 ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ 本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、 アクセスプランを参照してください。)
(8) 資源名 (データベース名.DSI名)
待ち状態になっている資源の情報を表示した場合(lオプション)
$ rdblkinf -l -e RDBII rdblkinf DATE:2007/04/14 TIME:11/35/50 DSI-name : DB0001.DSI0001 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) Status Uid Pid Sid Type Name Unit Purpose WAIT I4874 23045 2 SQL APL01/CONNECT1 DSI REFER ACTIVE I4874 13254 1 SQL APL05/CONNECT5 DSI UPDATE
(1) 資源名 (データベース名.DSI名) ((8)排他の単位がCOMMITと表示される場合、“------.------”が表示されます。)
(2) 状態 ACTIVE : 動作中 WAIT : 待ち状態
(3) ログイン名
(4) プロセスID (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、 現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(5) セションID (eオプションを指定した場合のみ表示されます。) (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は、 “-----”が表示されます。)
(6) クライアントプロセス種別 SQL : システム内通信のアプリケーション SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション RDBCMD : RDBコマンド DAEMON : RDBシステムデーモン ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション
(7) モジュール名 - RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合 システム内通信のアプリケーション: アプリケーションロードモジュール名/コネクション名 (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、 先頭の15バイトのみが出力されます。) トランザクションモニタ配下のアプリケーション: データベース名/コネクション名 (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、 OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。) リモートアクセスのアプリケーション: 接続端末のIPアドレス/コネクション名 RDBコマンド: RDBコマンド名 RDBシステムデーモン: RDBシステムデーモン名 ODOS連携のODBCアプリケーション: 接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーシ ョンのロードモジュール名/データソース名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合 システム内通信のアプリケーション: アプリケーションロードモジュール名/コネクション名 (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、 先頭の15バイトのみが出力されます。) トランザクションモニタ配下のアプリケーション: データベース名/コネクション名 (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、 OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。) リモートアクセスのアプリケーション: 接続端末のホスト名/コネクション名 RDBコマンド: RDBコマンド名 RDBシステムデーモン: RDBシステムデーモン名 ODOS連携のODBCアプリケーション: 接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーシ ョンのロードモジュール名/データソース名
(8) 排他の単位 DSI : DSI PAGE : ページ ROW : 行 COMMIT : コミット処理中の場合 (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が 表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。 ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ 本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、 アクセスプランを参照してください。)
(9) 占有目的 REFER : 参照 UPDATE : 更新 REFER|UPDATE : 参照更新 (トランザクション占有以外の場合は、“-------”が表示されます。)
注意
dオプション指定によりデッドロック情報を表示する場合、本コマンドは、デッドロック事象を待ち続けます。
dオプション指定で実行したコマンドが動作中の場合、Symfoware/RDBを停止することはできません。