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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

12.5 資源の占有監視

アプリケーションによって獲得される資源の占有情報は、rdblkinfコマンドを使用して収集します。

参照

rdblkinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

rdblkinfコマンドの使用例と表示例を以下に示します。

1

デッドロック情報を表示した場合(dオプション)

$ rdblkinf -d -e 

RDBII rdblkinf DATE:2007/04/14 TIME:11/35/50 
(1)      (2)    (3)   (4) (5)  (6)             (7)   (8) 
Time     Uid    Pid   Sid Type Name            Unit  DSI-name 
10:11:12 I4874  23045  2  SQL  APL01/CONNECT1  DSI   DB0001.DSI0001
         K1597  13254  1  SQL  APL05/CONNECT5  DSI   DB0001.DSI0001
(1) デッドロック発生時刻
(2) ログイン名
(3) プロセスID
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
      現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(4) セションID
      (eオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は、
       “-----”が表示されます。)
(5) クライアントプロセス種別
      SQL : システム内通信のアプリケーション
      SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
      TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
      RDBCMD : RDBコマンド
      DAEMON : RDBシステムデーモン
      ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション
(6) モジュール名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合
      システム内通信のアプリケーション:
          アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
          (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
          先頭の15バイトのみが出力されます。)
      トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
          データベース名/コネクション名
          (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、
          OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
      リモートアクセスのアプリケーション:
          接続端末のIPアドレス/コネクション名
      RDBコマンド:
          RDBコマンド名
      RDBシステムデーモン:
          RDBシステムデーモン名
      ODOS連携のODBCアプリケーション:
          接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーシ
          ョンのロードモジュール名/データソース名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合
      システム内通信のアプリケーション:
          アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
          (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
          先頭の15バイトのみが出力されます。)
      トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
          データベース名/コネクション名
          (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、
          OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
      リモートアクセスのアプリケーション:
          接続端末のホスト名/コネクション名
      RDBコマンド:
          RDBコマンド名
      RDBシステムデーモン:
          RDBシステムデーモン名
      ODOS連携のODBCアプリケーション:
          接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーシ
          ョンのロードモジュール名/データソース名
(7) 排他の単位
      DSI    : DSI
      PAGE   : ページ
      ROW    : 行
      COMMIT : コミット処理中の場合
      (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が
       表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。
         ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ
         ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ
         ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ
         ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ
       本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、
       アクセスプランを参照してください。)
(8) 資源名 (データベース名.DSI名)
2

待ち状態になっている資源の情報を表示した場合(lオプション)

$ rdblkinf -l -e 

RDBII rdblkinf DATE:2007/04/14 TIME:11/35/50 

DSI-name : DB0001.DSI0001  (1) 
(2)     (3)    (4)   (5)  (6)   (7)            (8)    (9) 
Status  Uid    Pid   Sid  Type  Name            Unit  Purpose 
WAIT    I4874  23045  2   SQL   APL01/CONNECT1  DSI   REFER 
ACTIVE  I4874  13254  1   SQL   APL05/CONNECT5  DSI   UPDATE 
(1) 資源名 (データベース名.DSI名)
      ((8)排他の単位がCOMMITと表示される場合、“------.------”が表示されます。)
(2) 状態
      ACTIVE : 動作中 
      WAIT : 待ち状態 
(3) ログイン名
(4) プロセスID
      (トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合は、
      現在動作中のクライアントプロセスIDが表示されます。)
(5) セションID
      (eオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (マルチスレッド環境で動作しているアプリケーション以外の場合は、
       “-----”が表示されます。) 
(6) クライアントプロセス種別
      SQL : システム内通信のアプリケーション
      SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
      TCP/IP : リモートアクセスのアプリケーション
      RDBCMD : RDBコマンド
      DAEMON : RDBシステムデーモン
      ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション
(7) モジュール名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合
      システム内通信のアプリケーション:
          アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
          (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
          先頭の15バイトのみが出力されます。)
      トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
          データベース名/コネクション名
          (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、
          OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
      リモートアクセスのアプリケーション:
          接続端末のIPアドレス/コネクション名
      RDBコマンド:
          RDBコマンド名
      RDBシステムデーモン:
          RDBシステムデーモン名
      ODOS連携のODBCアプリケーション:
          接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーシ
          ョンのロードモジュール名/データソース名
- RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合
      システム内通信のアプリケーション:
          アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
          (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
          先頭の15バイトのみが出力されます。)
      トランザクションモニタ配下のアプリケーション:
          データベース名/コネクション名
          (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/コネクション名は、
          OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)
      リモートアクセスのアプリケーション:
          接続端末のホスト名/コネクション名
      RDBコマンド:
          RDBコマンド名
      RDBシステムデーモン:
          RDBシステムデーモン名
      ODOS連携のODBCアプリケーション:
          接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーシ
          ョンのロードモジュール名/データソース名
(8) 排他の単位
      DSI    : DSI
      PAGE   : ページ
      ROW    : 行
      COMMIT : コミット処理中の場合
      (トランザクションの排他単位だけでなく、内部での一時的な排他単位が
       表示されることもあるため、以下のパラメタに指定した値とは異なる場合があります。
         ・動作環境ファイルのR_LOCKパラメタ
         ・ctuneparamオプションのCLI_R_LOCKパラメタ
         ・ODOSのオプション値のCLI_R_LOCKパラメタ
         ・tuneparamキーワードのR_LOCKパラメタ
       本パラメタが有効に動作しているかどうかを確認する場合、
       アクセスプランを参照してください。)
(9) 占有目的
      REFER : 参照
      UPDATE : 更新
      REFER|UPDATE : 参照更新
      (トランザクション占有以外の場合は、“-------”が表示されます。)

注意

  • dオプション指定によりデッドロック情報を表示する場合、本コマンドは、デッドロック事象を待ち続けます。

  • dオプション指定で実行したコマンドが動作中の場合、Symfoware/RDBを停止することはできません。