rdbinfコマンドは、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、DSIおよびデータベーススペースに関する以下の情報を表示します。
RDBディクショナリに割り付けられたデータベーススペース名
上記のデータベーススペースの使用状況
上記のデータベーススペースに設定されているアクセス禁止情報
上記のデータベーススペースに設定されている利用規定情報
上記のデータベーススペースの使用率および未使用率
上記のデータベーススペースに割り付けられたRDBディクショナリの割付け容量
RDBディレクトリファイル名
データベース名
DSI名
DSIの使用状況
DSIに設定されているアクセス禁止情報
DSIに設定されている利用規定情報
DSIの使用率および未使用率
DSIに割り付けられたデータベーススペースおよび割付け容量
データベース名
データベーススペース名
データベーススペースの使用状況
データベーススペースに設定されているアクセス禁止情報
データベーススペースに設定されている利用規定情報
データベーススペースの使用率および未使用率
データベーススペースに割り付けられたDSIおよび割付け容量
データベース名
閉塞されたDSI名
閉塞種別
これらの情報は、以下の場合などに使用することができます。
利用規定の情報を確認する
バックアップ取得時に、当該DSIがアクセス禁止状態でないかを確認する
バックアップ取得時に、退避データの容量を確認する
リカバリ時に、リカバリ対象資源の把握やアクセス禁止状態を確認する
閉塞されたDSIの一括確認
参照
rdbinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
rdbinfコマンドによる表示例を以下に示します。
RDBディクショナリの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -z -a RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/20/30 Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE2 (1) DBspace : RDBII_SYSTEMDIC (2) (4) (3) ((5)/(6)) (7) (8) (9) (10) Cond State Cause Used Free Size ACT NUP/DSI CMD 100% 0% 21945344 - NRW/DSI CMD
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベーススペース名
(3) データベーススペースの使用状況 ACT :使用中 NON :未使用
(4) データベーススペースに設定されている運用情報((5)/(6)) (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(5) 運用情報の種類 INH :アクセス禁止 NUP :更新抑止 NRC :リカバリなし NRW :参照更新抑止 --- :運用情報なし
(6) 運用情報の設定対象 DSI :DSIに対して設定されている DBS :データベーススペース全体に対して設定されている PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている PAG :ページに対して設定されている --- :運用情報なし
(7) 運用情報の設定原因 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 CMD :RDBコマンドの実行 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞 --- :運用情報なし
(8) データベーススペースの使用率(%)
(9) データベーススペースの未使用率(%)
(10) データベーススペースの大きさ(単位はバイト)
DSIの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a -t -x RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/22/33 Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE1 (1) Database : 在庫管理DB (2) DSI : 在庫表DSI (3) Refer : 2007/04/13 13:29:30 (4) Update : 2007/04/11 15:23:57 (5) (7) (6) ((8)/(9)) (10) Cond State Cause NON INH/DSI CMD - NRW/DSI CMD - NRC/DSI CMD (11) (12) (13) (14) (15) TYPE Used Free Size UsedSize PRIME 70% 30% 53248 37273 OVERFLOW 0% 100% 53248 0 Name DBspace : DBSP_1 (16) (18) (17) ((19)/(20)) (21) (22) Cond State Cause Size NON NUP/DBS CMD 53248 - NRW/DBS CMD DBspace : DBSP_1 (16) (18) (17) ((19)/(20)) (21) (22) Cond State Cause Size NON NUP/DBS CMD 53248 - NRW/DBS CMD
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベース名
(3) DSI名
(4) DSIの最終参照日時 (tオプションを指定した場合のみ表示されます。) (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、 “----/--/-- --:--:--”で表示されます。 アプリケーションが参照した場合のみ日時が更新されます。 データベースの読み込みを行った日時が設定されます。)
(5) DSIの最終更新日時 (tオプションを指定した場合のみ表示されます。) (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、 “----/--/-- --:--:--”で表示されます。 アプリケーションが更新した場合のみ日時が更新されます。 データベースへ書き込みを行った日時が設定されます。)
(6) DSIの使用状況 ACT :使用中 NON :未使用
(7) DSIに設定されている運用情報((8)/(9)) (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(8) 運用情報の種類 INA :非活性状態 INH :アクセス禁止 NUP :更新抑止 NRC :リカバリなし NRW :参照更新抑止 --- :運用情報なし
(9) 運用情報の設定対象 DSI :DSIに対して設定されている PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている PAG :ページに対して設定されている --- :運用情報なし
(10) 運用情報の設定原因 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 DER :データの異常 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 DIR :RDBディレクトリファイルの異常 ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常 CMD :RDBコマンドの実行 FMT :フォーマット処理中 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞 --- :運用情報なし
(11) DSIの構成要素の種別
(12) 構成要素ごとのDSIの使用率(%) (現在までに使用されたことがあるページの割合です。 DSIの割り付けページに対してデータが格納されているページの割合は rdbudsiコマンドを使用してください。)
(13) 構成要素ごとのDSIの未使用率(%)
(14) 構成要素ごとのDSIの大きさ(単位はバイト)
(15) 使用ページサイズ(単位はバイト) (xオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(16) DSIが割り付けられたデータベーススペース名
(17) データベーススペースの使用状況 ACT :使用中 NON :未使用
(18) データベーススペースに設定されている運用情報((19)/(20)) (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(19) 運用情報の種類 INH :アクセス禁止 NUP :更新抑止 NRC :リカバリなし NRW :参照更新抑止 --- :運用情報なし
(20) 運用情報の設定対象 DBS :データベーススペース全体に対して設定されている --- :運用情報なし
(21) 運用情報の設定原因 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 CMD :RDBコマンドの実行 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞 --- :運用情報なし
(22) データベーススペースからDSIに割り付けられた構成要素ごとの大きさ(単位はバイト)
データベーススペースの運用情報を表示した場合
$ rdbinf -p 在庫管理DB.DBSP_1 -a -t RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/44/55 Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE1 (1) Database : 在庫管理DB (2) DBspace : DBSP_1 (3) (5) (4) ((6)/(7)) (8) (9) (10) (11) Cond State Cause Used Free Size NON NUP/DBS CMD 31% 69% 1048576 - NRW/DBS CMD DSI : 在庫表DSI (12) Refer : 2007/04/13 07:29:30 (13) Update : 2007/04/11 15:26:57 (14) (17) (15) (16) ((18)/(19)) (20) (21) TYPE Cond State Cause Size PRIME NON ---/--- --- 53248 OVERFLOW NON ---/--- --- 53248
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベース名
(3) データベーススペース名
(4) データベーススペースの使用状況 ACT :使用中 NON :未使用
(5) データベーススペースに設定されている運用情報((6)/(7)) (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(6) 運用情報の種類 INH :アクセス禁止 NUP :更新抑止 NRC :リカバリなし NRW :参照更新抑止 --- :運用情報なし
(7) 運用情報の設定対象 DBS :データベーススペース全体に対して設定されている --- :運用情報なし
(8) 運用情報の設定原因 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 CMD :RDBコマンドの実行 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞 --- :運用情報なし
(9) データベーススペースの使用率(%)
(10) データベーススペースの未使用率(%)
(11) データベーススペースの大きさ(単位はバイト)
(12) データベーススペースが割り付けられたDSI名
(13) DSIの最終参照日時 (tオプションを指定した場合のみ表示されます。) (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、 “----/--/-- --:--:--”で表示されます。 アプリケーションが参照した場合のみ日時が更新されます。 データベースの読み込みを行った日時が設定されます。)
(14) DSIの最終更新日時 (tオプションを指定した場合のみ表示されます。) (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、 “----/--/-- --:--:--”で表示されます。 アプリケーションが更新した場合のみ日時が更新されます。 データベースへ書き込みを行った日時が設定されます。)
(15) DSIの割付け対象の種別
(16) DSIの使用状況 ACT :使用中 NON :未使用
(17) DSIに設定されている運用情報((18)/(19)) (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(18) 運用情報の種類 INH :アクセス禁止 NUP :更新抑止 NRC :リカバリなし NRW :参照更新抑止 --- :運用情報なし
(19) 運用情報の設定対象 DSI :DSIに対して設定されている PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている PAG :ページに対して設定されている --- :運用情報なし
(20) 運用情報の設定原因 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 DER :データの異常 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 DIR :RDBディレクトリファイルの異常 ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常 CMD :RDBコマンドの実行 FMT :フォーマット処理中 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞 --- :運用情報なし
(21) データベーススペースからDSIに割り付けられた構成要素ごとの大きさ(単位はバイト)
データベースの閉塞DSIに関する情報を表示した場合
$ rdbinf -l inh -d 在庫管理DB -a (1) (2) (3) 在庫管理DB.在庫表DSI,HER,CMD 在庫管理DB.関西発注DSI,TIH
(1) データベース名
(2) DSI名
(3) 閉塞種別 (aオプションを指定した場合のみ表示されます。) HER :ハードウェア障害 SOF :ソフトウェア障害 DER :データの異常 CRV :ダウンリカバリの異常 MRV :メディアリカバリの異常 TIH :ロールバックの異常 DIR :RDBディレクトリファイルの異常 ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常 CMD :RDBコマンドの実行 XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞