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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

12.1 利用規定および障害状況の照会

rdbinfコマンドは、RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、DSIおよびデータベーススペースに関する以下の情報を表示します。

これらの情報は、以下の場合などに使用することができます。

参照

rdbinfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

rdbinfコマンドによる表示例を以下に示します。

1

RDBディクショナリの運用情報を表示した場合

$ rdbinf -z -a 

RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/20/30 

      Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE2  (1) 

      DBspace   : RDBII_SYSTEMDIC         (2) 
                      (4) 
               (3) ((5)/(6))  (7)    (8)   (9)   (10) 
               Cond  State    Cause  Used  Free  Size 
               ACT   NUP/DSI  CMD    100%    0%  21945344 
               -     NRW/DSI  CMD 
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベーススペース名
(3) データベーススペースの使用状況
      ACT :使用中
      NON :未使用
(4) データベーススペースに設定されている運用情報((5)/(6))
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(5) 運用情報の種類
      INH :アクセス禁止
      NUP :更新抑止
      NRC :リカバリなし
      NRW :参照更新抑止
      --- :運用情報なし
(6) 運用情報の設定対象
      DSI :DSIに対して設定されている
      DBS :データベーススペース全体に対して設定されている
      PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
      PAG :ページに対して設定されている
      --- :運用情報なし
(7) 運用情報の設定原因
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
      --- :運用情報なし
(8) データベーススペースの使用率(%) 
(9) データベーススペースの未使用率(%)
(10) データベーススペースの大きさ(単位はバイト)
2

DSIの運用情報を表示した場合

$ rdbinf -i 在庫管理DB.在庫表DSI -a -t -x 

RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/22/33 

      Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE1  (1)

      Database  : 在庫管理DB            (2)

      DSI       : 在庫表DSI            (3)
      Refer     : 2007/04/13 13:29:30     (4)
      Update    : 2007/04/11 15:23:57     (5)
                          (7) 
                  (6)  ((8)/(9)) (10) 
                  Cond  State    Cause
                  NON   INH/DSI  CMD 
                   -    NRW/DSI  CMD 
                   -    NRC/DSI  CMD 

      (11)     (12)  (13)  (14)   (15) 
      TYPE     Used  Free  Size   UsedSize 
      PRIME     70%   30%  53248     37273 
      OVERFLOW   0%  100%  53248         0 

                Name 
      DBspace : DBSP_1   (16) 
                         (18)
                (17)  ((19)/(20)) (21)   (22)
                Cond   State      Cause  Size 
                NON    NUP/DBS    CMD    53248 
                -      NRW/DBS    CMD 

      DBspace : DBSP_1   (16) 
                         (18) 
                (17)  ((19)/(20)) (21)   (22)
                Cond   State      Cause  Size 
                NON    NUP/DBS    CMD    53248 
                -      NRW/DBS    CMD 
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベース名
(3) DSI名
(4) DSIの最終参照日時
      (tオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、
      “----/--/-- --:--:--”で表示されます。
      アプリケーションが参照した場合のみ日時が更新されます。
      データベースの読み込みを行った日時が設定されます。)
(5) DSIの最終更新日時
      (tオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、
      “----/--/-- --:--:--”で表示されます。
      アプリケーションが更新した場合のみ日時が更新されます。
      データベースへ書き込みを行った日時が設定されます。)
(6) DSIの使用状況
      ACT :使用中
      NON :未使用
(7) DSIに設定されている運用情報((8)/(9))
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(8) 運用情報の種類
      INA :非活性状態
      INH :アクセス禁止
      NUP :更新抑止
      NRC :リカバリなし
      NRW :参照更新抑止
      --- :運用情報なし
(9) 運用情報の設定対象
      DSI :DSIに対して設定されている
      PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
      PAG :ページに対して設定されている
      --- :運用情報なし
(10) 運用情報の設定原因
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      DER :データの異常
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      DIR :RDBディレクトリファイルの異常
      ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      FMT :フォーマット処理中
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
      --- :運用情報なし
(11) DSIの構成要素の種別
(12) 構成要素ごとのDSIの使用率(%)
      (現在までに使用されたことがあるページの割合です。
      DSIの割り付けページに対してデータが格納されているページの割合は
      rdbudsiコマンドを使用してください。)
(13) 構成要素ごとのDSIの未使用率(%)
(14) 構成要素ごとのDSIの大きさ(単位はバイト)
(15) 使用ページサイズ(単位はバイト)
      (xオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(16) DSIが割り付けられたデータベーススペース名
(17) データベーススペースの使用状況
      ACT :使用中
      NON :未使用
(18) データベーススペースに設定されている運用情報((19)/(20))
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(19) 運用情報の種類
      INH :アクセス禁止
      NUP :更新抑止
      NRC :リカバリなし
      NRW :参照更新抑止
      --- :運用情報なし
(20) 運用情報の設定対象
      DBS :データベーススペース全体に対して設定されている
      --- :運用情報なし
(21) 運用情報の設定原因
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
      --- :運用情報なし
(22) データベーススペースからDSIに割り付けられた構成要素ごとの大きさ(単位はバイト)
3

データベーススペースの運用情報を表示した場合

$ rdbinf -p 在庫管理DB.DBSP_1 -a -t 

RDBII rdbinf DATE:2007/04/14 TIME:10/44/55 

      Directory : /home/rdbdir/DIR_FILE1  (1)

      Database  : 在庫管理DB            (2)

      DBspace   : DBSP_1                  (3)
                         (5) 
                 (4)  ((6)/(7))  (8)    (9)   (10)  (11) 
                 Cond   State    Cause  Used  Free  Size 
                 NON    NUP/DBS  CMD    31%   69%   1048576 
                 -      NRW/DBS  CMD 

      DSI    : 在庫表DSI         (12) 
      Refer  : 2007/04/13 07:29:30  (13) 
      Update : 2007/04/11 15:26:57  (14) 

                        (17) 
      (15)     (16)  ((18)/(19)) (20)   (21) 
      TYPE      Cond  State     Cause  Size 
      PRIME     NON   ---/---   ---    53248 
      OVERFLOW  NON   ---/---   ---    53248 
(1) RDBディレクトリファイル名
(2) データベース名
(3) データベーススペース名
(4) データベーススペースの使用状況
      ACT :使用中
      NON :未使用
(5) データベーススペースに設定されている運用情報((6)/(7))
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(6) 運用情報の種類
      INH :アクセス禁止
      NUP :更新抑止
      NRC :リカバリなし
      NRW :参照更新抑止
      --- :運用情報なし
(7) 運用情報の設定対象
      DBS :データベーススペース全体に対して設定されている
      --- :運用情報なし
(8) 運用情報の設定原因
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
      --- :運用情報なし
(9) データベーススペースの使用率(%) 
(10) データベーススペースの未使用率(%)
(11) データベーススペースの大きさ(単位はバイト)
(12) データベーススペースが割り付けられたDSI名
(13) DSIの最終参照日時
      (tオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、
      “----/--/-- --:--:--”で表示されます。
      アプリケーションが参照した場合のみ日時が更新されます。
      データベースの読み込みを行った日時が設定されます。)
(14) DSIの最終更新日時
      (tオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      (定義直後およびrdbrcvdicコマンド実行直後の場合は、
      “----/--/-- --:--:--”で表示されます。
      アプリケーションが更新した場合のみ日時が更新されます。
      データベースへ書き込みを行った日時が設定されます。)
(15) DSIの割付け対象の種別
(16) DSIの使用状況
      ACT :使用中
      NON :未使用
(17) DSIに設定されている運用情報((18)/(19))
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
(18) 運用情報の種類
      INH :アクセス禁止
      NUP :更新抑止
      NRC :リカバリなし
      NRW :参照更新抑止
      --- :運用情報なし
(19) 運用情報の設定対象
      DSI :DSIに対して設定されている
      PAT :DSIとデータベーススペースの交点に対して設定されている
      PAG :ページに対して設定されている
      --- :運用情報なし
(20) 運用情報の設定原因
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      DER :データの異常
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      DIR :RDBディレクトリファイルの異常
      ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      FMT :フォーマット処理中
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞
      --- :運用情報なし
(21) データベーススペースからDSIに割り付けられた構成要素ごとの大きさ(単位はバイト)
例4

データベースの閉塞DSIに関する情報を表示した場合

$ rdbinf -l inh -d 在庫管理DB -a

           (1)          (2)       (3)
       在庫管理DB.在庫表DSI,HER,CMD
       在庫管理DB.関西発注DSI,TIH
(1) データベース名
(2) DSI名
(3) 閉塞種別
      (aオプションを指定した場合のみ表示されます。)
      HER :ハードウェア障害
      SOF :ソフトウェア障害
      DER :データの異常
      CRV :ダウンリカバリの異常
      MRV :メディアリカバリの異常
      TIH :ロールバックの異常
      DIR :RDBディレクトリファイルの異常
      ALD :rdbsaloaderコマンドの追記処理の異常
      CMD :RDBコマンドの実行
      XAI : XAの分散トランザクションにより設定されるインダウト閉塞