監査ログエレメントが何らかの理由によりロールバック不可閉塞になった場合、管理者はrdbrcvadtコマンドにより、監査ログエレメントの閉塞状態をリカバリしてください。なお、監査ログエレメントに格納されている監査ログ情報は失われます。
原因がテンポラリログファイルの閉塞のリカバリ操作
原因が、監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの閉塞による場合は、“11.11.3 監査ログ用ロググループのテンポラリログファイル破壊の場合の対処”に従ってリカバリ作業を実施してください。なお、テンポラリログファイルの閉塞は、rdblogコマンドのVオプションかつtオプションかつgオプションで監査ロググループ名(#RDBII_ADTLOG#)を指定して確認してください。
原因がテンポラリログファイルの閉塞以外のリカバリ操作
原因が、監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの閉塞以外による場合は、rdbrcvadtコマンドにより、監査ログエレメントの閉塞状態をリカバリします。
監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの状態を確認します。
確認は、rdblogコマンドのVオプション、tオプションおよびgオプションで行います。
ロールバック不可閉塞の状態の監査ログエレメントをリカバリします。
リカバリは、rdbrcvadtコマンドのrオプションで行います。
rdb: ERROR: qdg13419u: ロールバックが不可能なため監査ログエレメント をアクセス禁止状態にしました 監査ログエレメント番号='1' (シス テム名=rdbsys1) $ rdblog -V -t -g '#RDBII_ADTLOG#' Created : 2007/04/08 10:58:10 Block_size : 512 Rcv_size : 512K Status : active Index : 10 /dev_symfoware/raw42 Bi : 10M /dev_symfoware/raw42 Ai : 10M /dev_symfoware/raw42 $ rdbrcvadt -r