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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

11.11.6 監査ログエレメントのロールバック不可閉塞発生時の対処

監査ログエレメントが何らかの理由によりロールバック不可閉塞になった場合、管理者はrdbrcvadtコマンドにより、監査ログエレメントの閉塞状態をリカバリしてください。なお、監査ログエレメントに格納されている監査ログ情報は失われます。

原因がテンポラリログファイルの閉塞のリカバリ操作

原因が、監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの閉塞による場合は、“11.11.3 監査ログ用ロググループのテンポラリログファイル破壊の場合の対処”に従ってリカバリ作業を実施してください。なお、テンポラリログファイルの閉塞は、rdblogコマンドのVオプションかつtオプションかつgオプションで監査ロググループ名(#RDBII_ADTLOG#)を指定して確認してください。

原因がテンポラリログファイルの閉塞以外のリカバリ操作

原因が、監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの閉塞以外による場合は、rdbrcvadtコマンドにより、監査ログエレメントの閉塞状態をリカバリします。

リカバリ操作の手順
  1. 監査ログ用ロググループのテンポラリログファイルの状態を確認します。

    確認は、rdblogコマンドのVオプション、tオプションおよびgオプションで行います。

  2. ロールバック不可閉塞の状態の監査ログエレメントをリカバリします。

    リカバリは、rdbrcvadtコマンドのrオプションで行います。

リカバリ操作例
rdb: ERROR: qdg13419u: ロールバックが不可能なため監査ログエレメント
    をアクセス禁止状態にしました 監査ログエレメント番号='1' (シス
    テム名=rdbsys1)

$ rdblog -V -t -g '#RDBII_ADTLOG#'

  Created     :  2007/04/08  10:58:10
  Block_size  :  512
  Rcv_size    :  512K
  Status      :  active
  Index       :  10          /dev_symfoware/raw42
  Bi          :  10M         /dev_symfoware/raw42
  Ai          :  10M         /dev_symfoware/raw42

$ rdbrcvadt -r