テンポラリログファイルの入出力障害が発生した場合のリカバリ方法は、以下の形態により異なります。
Symfoware/RDBを正常停止した場合
Symfoware/RDBを強制停止した場合
アーカイブログ運用を行っている場合
アーカイブログ運用を行っていない場合
テンポラリログファイルの閉塞状態から、Symfoware/RDBを正常停止した場合は、rdblogコマンドにより、テンポラリログファイルの再作成または作成を行ってください。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Symfoware/RDB停止中にテンポラリログファイルをリカバリする場合のリカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。
(1)業務中にテンポラリログファイルのアクセスエラーが発生した場合、システム メッセージを出力して、テンポラリログファイルを閉塞します。 スケーラブルログ運用を行っている場合は、システムメッセージにより、リカバリすべき テンポラリログファイルのロググループを特定します。 (2) トランザクションの状態(Tran)の“TINH”が無くなる ――― rdbcninfコマンド まで待ちます。 (3) Symfoware/RDBを停止します。 ――― rdbstopコマンド (4) 障害ボリュームを取り換えます。 ――― CE作業 (5) ボリュームの構成情報をリカバリします。 ――― partedコマンド ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置している場合 → (6)へ ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置していない かつ アーカイブログ運用を行っていない場合 → (9)へ ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置していない かつ アーカイブログ運用を行っている場合 → (10)へ (6) ログ管理ファイルを作成します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合または システムロググループの場合 (Iオプション) ユーザロググループの場合 (Iオプションかつ rオプションかつ gオプション) アーカイブログ運用を行っている場合 → (7)へ アーカイブログ運用を行っていない場合 → (10)へ (7) アーカイブログファイルを再登録します。 ――― rdblogコマンド (Aオプションかつ aオプション) (8) アーカイブログファイルが正常に登録されたことを確認 ――― rdblogコマンド します。 スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Vオプションかつ aオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Vオプションかつ aオプションかつ gオプション) ログ管理ファイルを作成していない場合 → (9)へ ログ管理ファイルを作成した場合 → (10)へ (9) テンポラリログファイルを強制的に削除します。 ――― rdblogコマンド (Dオプションかつ tオプションかつ eオプション) (10) テンポラリログファイルを再作成(アーカイブログ運用 ――― rdblogコマンド を行っている場合)または作成(アーカイブログ運用を 行っていない場合)します。 スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Gオプションかつ tオプション [かつrオプション]) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Gオプションかつ tオプションかつ [rオプションかつ] gオプション) (11) テンポラリログファイルが正常に再作成されたことを ――― rdblogコマンド 確認します。 スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Vオプションかつ tオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Vオプションかつ tオプションかつ gオプション) (12) Symfoware/RDBを起動します。 ――― rdbstartコマンド (13) ロールバック不可閉塞となった資源をリカバリします。 “11.7.1 ロールバック不可からのリカバリ”を実行してください。
ここでは、以下の場合を想定しています。
ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに配置していない
アーカイブログ運用を行っている
ユーザロググループ
スケーラブルログ運用を行っていない場合およびシステムロググループの場合は、rdblogコマンドのgオプション(ロググループ名の指定)を省略して実行してください。
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw22' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbcninf -s $ rdbstop CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -r -g grp1 -c 10M /dev_symfoware/raw29 -in -in 30M 30M 20 $ rdblog -V -t -g grp1 $ rdbstart
テンポラリログファイルの閉塞状態から、Symfoware/RDBを強制停止した場合でアーカイブログ運用を行っている場合は、rdbadjrcvコマンドにより、データベースのリカバリを行ってください。
参照
rdbadjrcvコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Symfoware/RDB停止中にテンポラリログファイルをリカバリする場合のリカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。
なお、RDBディクショナリ、またはRDBディレクトリファイルが破壊されている場合は、rdbadjrcvコマンドは実行できないため、(10)の手順を迂回して実施してください。rdbadjrcvコマンドでRDBディクショナリのリカバリが失敗した場合は、rdbrcvdicコマンドでRDBディクショナリ、RDBディレクトリファイルを復旧後、rdbadjrcvコマンドを実行してください。
(1) 業務中にテンポラリログファイルのアクセスエラーが発生した場合、システム メッセージを出力して、テンポラリログファイルを閉塞します。 スケーラブルログ運用を行っている場合は、システムメッセージにより、リカバリすべき テンポラリログファイルのロググループを特定します。 (2) Symfoware/RDBを強制停止します。 ――― rdbstopコマンド (eオプション) (3) 障害ボリュームを取り換えます。 ――― CE作業 (4) ボリュームの構成情報をリカバリします。 ――― partedコマンド ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置している場合 → (5)へ ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置していない場合 → (8)へ (5) ログ管理ファイルを作成します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合または システムロググループの場合 (Iオプション) ユーザロググループの場合 (Iオプションかつ rオプションかつ gオプション) (6) アーカイブログファイルを再登録します。 ――― rdblogコマンド (Aオプションかつ aオプション) (7) アーカイブログファイルが正常に登録されたことを確認 ――― rdblogコマンド します。 スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Vオプションかつ aオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Vオプションかつ aオプションかつ gオプション) (8) テンポラリログファイルを再作成します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Gオプションかつ tオプションかつ rオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Gオプションかつ tオプションかつ rオプションかつ gオプション) (9) テンポラリログファイルが正常に再作成されたことを ――― rdblogコマンド 確認します。 スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Vオプションかつ tオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Vオプションかつ tオプションかつ gオプション) RDBディクショナリ、または、RDBディレクトリファイルも 破壊されている場合 → (11)へ (10) アーカイブログファイルを使用したデータベースの復 ――― rdbadjrcvコマンド 旧を行います。 ユーザロググループの場合 (gオプション) rdbadjrcvコマンドによって、RDBディクショナリが リカバリできなかった場合 → (11)へ ユーザロググループの場合または、rdbadjrcvコマンドによって、 RDBディクショナリがリカバリできた場合 → (14)へ (11) RDBディクショナリをリカバリします。 ――― rdbrcvdicコマンド (FWモード) スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合 → (10)へ スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合 → (12)へ (12) すべてのユーザロググループ用のRDBディレクトリ ――― rdbscldirコマンド ファイルを再登録します。 (Aオプションかつ gオプション) (13) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルが ――― rdbscldirコマンド 正常に登録されたことを確認します。 (Vオプション) 状態(Status)が“inhibit”の場合は、“11.2.5.2 Symfoware/RDB停止中のリカバリ” の(7)と(8)を実行してください。 → (10)へ (14) Symfoware/RDBを起動します。 ――― rdbstartコマンド (15) rdbadjrcvコマンドでリカバリできなかった資源を ――― rdbinhコマンド “アクセス禁止”にします。 (16) rdbadjrcvコマンドでリカバリできなかった資源に ――― rdbrcvコマンド 対してリカバリ処理を行います。 (FWモード) (17) rdbadjrcvコマンドでリカバリできなかった資源の ――― rdbdmpコマンド 退避データを取得します。 (18) RDBディクショナリのリカバリを行った場合は、 ――― rdbdmpdicコマンド RDBディクショナリの退避データも取得します。
リカバリ操作は、以下の運用形態により異なります。
スケーラブルログ運用を行っていない場合
システムロググループの場合
ユーザロググループの場合
スケーラブルディレクトリ運用のシステムロググループの場合
スケーラブルディレクトリ運用のユーザロググループの場合
ここでは、以下の場合を想定しています。
ログ管理ファイル、テンポラリログファイルを同一のボリュームに配置していない
rdbadjrcvコマンドでRDBディクショナリがリカバリできない
rdbadjrcvコマンドでリカバリできない資源(データベース)が存在する
以下の例では、システムロググループの場合を想定しています。
rdblogコマンドのgオプション(ロググループ名指定)は省略しています。
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw1' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u: シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -r -c 10M /dev_symfoware/raw9 -in -in 30M 30M 20 $ rdblog -V -t $ rdbadjrcv -w /home/rdb1/work rdb: ERROR:qdg13038u: アジャストリカバリが不可能なためRDBディクショナリをアクセス 禁止状態にしました(システム名=rdbsys1) $ rdbrcvdic -F -f dicback@/backup/rdb -du 1M -w /tmp $ rdbadjrcv -w /home/rdb1/work rdb: ERROR:qdg13037e: アジャストリカバリが不可能なため データベースをアクセス禁止 状態にしました DB名='在庫管理DB' DSI名='在庫表DSI1' (システム名 =rdbsys1) $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 $ rdbrcv -F -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work $ rdbdmp -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock1@/backup/rdb -e -y $ rdbdmpdic -f dicback@/backup/rdb -y -e
rdb: ERROR: qdg12111u テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw22' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i ロググループ'grp1'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i ロググループ'grp1'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -r -g grp1 -c 10M /dev_symfoware/raw29 -in -in 30M 30M 20 $ rdblog -V -t -g grp1 $ rdbadjrcv -g grp1 -w /home/rdb1/work rdb: ERROR:qdg13037e: アジャストリカバリが不可能なため データベースをアクセス禁止 状態にしました DB名='在庫管理DB' DSI名='在庫表DSI1' (システム名 =rdbsys1) $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 $ rdbrcv -F -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work $ rdbdmp -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock1@/backup/rdb -e -y
システムロググループの場合、rdblogコマンドのgオプション(ロググループ名の指定)を、省略することができます。以下の例では、ロググループ名を省略しています。
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw1' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u: シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -r -c 10M /dev_symfoware/raw9 -in -in 30M 30M 20 $ rdblog -V -t $ rdbadjrcv -w /home/rdb1/work rdb: ERROR:qdg13038u: アジャストリカバリが不可能なためRDBディクショナリをアクセス 禁止状態にしました(システム名=rdbsys1) $ rdbrcvdic -F -f dicback@/backup/rdb -du 1M -w /tmp $ rdbscldir -A -g grp1 /home1/DIR_FILE $ rdbscldir -A -g grp2 /home2/DIR_FILE $ rdbscldir -V RDBII rdbscldir DATE:2007/04/22 TIME:14/51/52 LogGroup status DBspace Size(Used rate) Directory file path system normal Exist 1024K( 14%) /home/rdbdir/DIR_FILE1 grp1 normal Exist 1024K( 23%) /home1/DIR_FILE grp2 normal Exist 1024K( 23%) /home2/DIR_FILE $ rdbadjrcv -w /home/rdb1/work rdb: ERROR:qdg13037e: アジャストリカバリが不可能なため データベースをアクセス禁止 状態にしました DB名='在庫管理DB' DSI名='在庫表DSI1' (システム名=rdbsys1) $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 $ rdbrcv -F -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work $ rdbdmp -i 在庫管理DB.在庫表DSI1 -f stock1@/backup/rdb -e -y $ rdbdmpdic -f dicback@/backup/rdb -y -e
注意
rdbadjrcvコマンドによりデータベースのリカバリを行う場合、トランザクションの整合性を保証するため、テンポラリログファイルのAIログ域サイズ以上のアーカイブログ量が必要になります。このため、指定したアーカイブログファイル内のアーカイブログ量によっては、コマンドが異常終了する場合があります。この場合には、さらに以前の退避アーカイブログファイルを併せて指定してコマンドを再実行してください。
テンポラリログファイルの入出力障害が発生する少し前にコミットした更新がロールバックになっている可能性があります。データリカバリ後、どこまでの更新が完了しているか確認し、必要に応じて再更新などを行ってください。
スケーラブルログ運用を行っていてアーカイブログ退避データを指定する場合は、リカバリ対象のDSIが属するロググループのアーカイブログ退避データを指定する必要があります。
テンポラリログファイルの閉塞状態から、Symfoware/RDBを強制停止した場合でアーカイブログ運用を行っていない場合は、rdbrcvコマンドにより、データベースのリカバリを行ってください。
参照
rdbrcvコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Symfoware/RDB停止中にテンポラリログファイルをリカバリする場合のリカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。
DIR_FILE1: ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル
DIR_FILE2: RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル
(1) 業務中にテンポラリログファイルのアクセスエラーが発生した場合、システム メッセージを出力して、テンポラリログファイルを閉塞します。 スケーラブルログ運用を行っている場合は、システムメッセージにより、リカバリすべき テンポラリログファイルのロググループを特定します。 (2) Symfoware/RDBを強制停止します。 ――― rdbstopコマンド (eオプション) ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置している場合 → (4)へ ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置していない場合 → (3)へ (3) テンポラリログファイルを強制的に削除します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Dオプションかつ tオプションかつ eオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Dオプションかつ tオプションかつ gオプションかつ eオプション) (4) 障害ボリュームを取り換えます。 ――― CE作業 (5) ボリュームの構成情報をリカバリします。 ――― partedコマンド ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置している場合 → (6)へ ログ管理ファイルとテンポラリログファイルを同一のボリュームに 配置していない場合 → (7)へ (6) ログ管理ファイルを作成します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合または システムロググループの場合 (Iオプション) ユーザロググループの場合 (Iオプションかつ rオプションかつ gオプション) (7) テンポラリログファイルを作成します。 ――― rdblogコマンド スケーラブルログ運用を行っていない場合 (Gオプションかつ tオプション) スケーラブルログ運用を行っている場合 (Gオプションかつ tオプションかつ gオプション) (8) RDBディレクトリファイルの整合性をとります。 ――― rdbrcvdicコマンド 下記以外の場合 (LOADモード) スケーラブルディレクトリ運用のユーザロググループの場合 (LOADモードかつ gオプション) スケーラブルディレクトリ運用のシステムロググループの場合 → (9)へ スケーラブルディレクトリ運用のユーザロググループの場合 → (10)へ 上記以外の場合 → (11)へ (9) すべてのユーザロググループ用のRDBディレクトリファ ――― rdbscldirコマンド イルを再登録します。 (Aオプションかつ gオプション) (10) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルが ――― rdbscldir コマンド 正常に登録されたことを確認します。 (Vオプション) 状態(Status)が“inhibit”の場合は、 “11.2.5.2 Symfoware/RDB停止中のリカバリ”の(7)と(8)を実行してください。 (11) Symfoware/RDBを起動します。 ――― rdbstartコマンド (12) 業務中にアクセスしていた資源を“アクセス禁止” ――― rdbinhコマンド にします。 (13) 業務中にアクセスしていた資源に対してリカバリ ――― rdbrcvコマンド 処理を実施します。 (LOADモード)
リカバリ操作は、以下の運用形態により異なります。
スケーラブルログ運用を行っていない場合
システムロググループの場合
ユーザロググループの場合
スケーラブルディレクトリ運用のシステムロググループの場合
スケーラブルディレクトリ運用のユーザロググループの場合
ここでは、以下の場合を想定しています。
ログ管理ファイル、テンポラリログファイルを同一のボリュームに配置していない
以下の例では、ユーザロググループの場合を想定しています。
スケーラブルログ運用を行っていない場合およびシステムロググループの場合は、rdblogコマンドのgオプション(ロググループ名の指定)を省略して実行してください。
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw22' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u: シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) $ rdblog -D -t -e -g grp1 CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -g grp1 -c 10M /dev_symfoware/raw29 -in -in 30M 30M 20 $ rdbrcvdic -L -f dicback@/backup/rdb -du 1M $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI $ rdbrcv -L -i 在庫管理DB.在庫表DSI -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work
以下の例では、rdblogコマンドのgオプション(ロググループ名の指定)を、省略しています。
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw1' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'system'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u: シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) $ rdblog -D -t -e CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -c 10M /dev_symfoware/raw9 -in -in 30M 30M 20 $ rdbrcvdic -L -f dicback@/backup/rdb -du 1M $ rdbscldir -A -g grp1 /home1/DIR_FILE $ rdbscldir -A -g grp2 /home2/DIR_FILE $ rdbscldir -V RDBII rdbscldir DATE:2007/04/22 TIME:13/30/23 LogGroup Status DBspace Size(Used rate) Directory file path system normal Exist 2048k(12%) /home1/rdbdir/DIR_FILE1 grp1 normal Exist 1024k(23%) /home1/DIR_FILE grp2 normal Not Exist 2048k(23%) /home2/DIR_FILE $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI $ rdbrcv -L -i 在庫管理DB.在庫表DSI -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work
rdb: ERROR: qdg12111u: テンポラリログファイルに 入出力障害が発生しました ファイル名='/dev_symfoware/raw22' errno=5 (システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg12111u'が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg13303e: テンポラリログファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1) rdb: INFO : qdg13239i: ロググループ'grp1'において事象'qdg13303e'が発生しました (システム名=rdbsys1) $ rdbstop -e rdb: ERROR: qdg02842u: シグナル9を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました (システム名=rdbsys1) $ rdblog -D -t -e -g grp1 CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ $ rdblog -G -t -g grp1 -c 10M /dev_symfoware/raw29 -in -in 30M 30M 20 $ rdbrcvdic -L -g grp1 $ rdbscldir -V RDBII rdbscldir DATE:2007/04/22 TIME:13/55/47 LogGroup Status DBspace Size(Used rate) Directory file path system normal Exist 2048k(12%) /home1/rdbdir/DIR_FILE1 grp1 normal Exist 1024k(23%) /home1/DIR_FILE grp2 normal Not Exist 2048k(23%) /home2/DIR_FILE $ rdbstart $ rdbinh -i 在庫管理DB.在庫表DSI $ rdbrcv -L -i 在庫管理DB.在庫表DSI -f stock@/backup/rdb -w /home/rdb1/work