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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

11.3.1 Symfoware/RDB運用中のリカバリ

Symfoware/RDB運用中にロググループ管理ファイルをリカバリする場合のリカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。

Symfoware/RDB運用中のリカバリは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionで利用できます。

リカバリ操作の手順

(1) 業務中にロググループ管理ファイルのアクセスエラーが発生した場合、システム
  メッセージを出力して、ロググループ管理ファイルを閉塞します。 
(2) 障害ボリュームを取り換えます。                         ――― CE作業 
(3) ボリュームの構成情報をリカバリします。                 ――― partedコマンド
(4) ロググループ管理ファイルをリカバリし閉塞を解除します。 ――― rdblogコマンド 
                                                                  (Pオプションかつ
                                                                   Mオプション) 
リカバリ操作例
rdb: ERROR: qdg13132u: ロググループ管理ファイルの入出力障害が発生しました errno=5
     (システム名=rdbsys1) 
rdb: ERROR: qdg13299e: ロググループ管理ファイルを閉塞しました(システム名=rdbsys1)

CE作業 … 障害ボリュームの交換およびボリューム構成情報のリカバリ

$ rdblog -P -M 

注意

  • 閉塞状態のロググループ管理ファイルをリカバリして閉塞状態を解除するには、メモリ上の情報を使用します。そのため、ロググループ管理ファイルが閉塞状態のままSymfoware/RDBを停止すると、Pオプションによるリカバリを行うことはできません。必ず、Symfoware/RDBを停止する前にPオプションによりログファイルをリカバリしてください。なお、Pオプションによりロググループ管理ファイルをリカバリする前にSymfoware/RDBを停止してしまった場合は、“11.3.2 Symfoware/RDB停止中のリカバリ”に従ってリカバリしてください。

  • ロググループ管理ファイルの入出力障害以外の理由でボリューム交換を行う場合は、ボリュームの交換を行う前に、ロググループ管理ファイルを閉塞状態にしてください。ロググループ管理ファイルの閉塞は、rdblogコマンドのHオプションおよびMオプションで行います。