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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

9.5.2 ユーザロググループの削除

ユーザロググループの削除は、以下の手順で行います。

  1. ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認と削除

  2. Symfoware/RDBの停止

  3. ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの削除

  4. ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの削除

  5. ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの削除

  6. ユーザロググループの削除

  7. ユーザロググループの確認

1) ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認と削除

削除対象のユーザロググループを使用しているデータベーススペースを削除します。データベーススペースの削除を行う前に、削除対象のユーザロググループを使用しているデータベーススペースを確認してください。ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、以下の運用形態により異なります。

参照

データベーススペースの削除方法については、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合

ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、rdbscldirコマンドのVオプションおよびgオプションで行います。

ロググループ名“grp1”を使用しているデータベーススペースを確認する場合

$ rdbscldir -V -g grp1 

RDBII rdbscldir DATE:2007/04/14 TIME:10/20/30 
(1)      (2)     (3)       (4) (5)          (6)
LogGroup Status  DBspace   Size(Used rate)  Directory file path 
grp1     nomal   Exist     1024K(23%)       /home/grp1/DIR_FILE_G1
        (7)
DBspace Information
在庫管理DB.DBSP_1
在庫管理DB.DBSP_2
(1) 登録済みロググループ名
(2) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル(アクセス情報)の状態 
      normal : 使用可能状態
      inhibit : アクセス禁止状態
(3) データベーススペースの登録の有無
      Exist : データベーススペース定義登録済み 
      Not Exist : データベーススペース未登録
(4) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの割り当てサイズ (単位はキロバイト)
(5) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの使用率(単位は%)
(6) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルへのパス名
(7) 当ロググループを使用しているデータベーススペース名
スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合

ユーザロググループを使用しているデータベーススペースの確認は、以下の手順で行います。

  1. データベース名の一覧を表示

  2. 対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないか確認

a) データベース名の一覧を表示

データベース名一覧の表示は、rdbprtコマンドのmオプションのDB指定で行います。

データベース名の一覧を表示する場合

$ rdbprt -m DB 
b) 対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないか確認

表示されたデータベース名を指定して、削除対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないか確認します。この操作は、表示されたすべてのデータベース名に対して行ってください。

対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないかの確認は、rdbprtコマンドのmオプションのDEF指定で行います。

対象のロググループを使用しているデータベーススペースがないか確認する場合

$ rdbprt -m DEF -d 在庫管理DB db.txt (注) 

注) db.txtのファイルには、“DB”を記述してください。

2) Symfoware/RDBの停止

Symfoware/RDBを停止します。rdbstopコマンドにより、Symfoware/RDBを停止してください。

3) ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの削除

削除対象のユーザロググループに属するRDBディレクトリファイルを削除します。ユーザロググループに属するRDBディレクトリファイルの削除は、rdbscldirコマンドのDオプションおよびgオプションで行います。

ロググループ名“grp1”に属するRDBディレクトリファイルを削除する場合

$ rdbscldir -D -g grp1 

4) ユーザロググループ用のアーカイブログファイルの削除

削除対象のユーザロググループに属するアーカイブログファイルを削除します。ユーザロググループに属するアーカイブログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプション、aオプションおよびgオプションで行います。

ロググループ名“grp1”に属するアーカイブログファイルを削除する場合

$ rdblog -D -a -g grp1 /dev_symfoware/raw23
$ rdblog -D -a -g grp1 /dev_symfoware/raw24
$ rdblog -D -a -g grp1 /dev_symfoware/raw25

5) ユーザロググループ用のテンポラリログファイルの削除

削除対象のユーザロググループに属するテンポラリログファイルを削除します。ユーザロググループに属するテンポラリログファイルの削除は、rdblogコマンドのDオプション、tオプションおよびgオプションで行います。

ロググループ名“grp1”に属するテンポラリログファイルを削除する場合

$ rdblog -D -t -g grp1 

6) ユーザロググループの削除

ユーザロググループを削除します。ユーザロググループの削除は、rdblogコマンドのDオプション、Iオプションおよびgオプションで行います。

ロググループ名“grp1”のユーザグループを削除する場合

$ rdblog -D -I -g grp1 

7) ユーザロググループの確認

ユーザロググループが正しく削除されたか確認します。ユーザロググループの確認は、rdblogコマンドのVオプションおよびIオプションで行います。

ユーザロググループの確認をする場合

$ rdblog -V -I 
                           (4)
(1)       (2)    (3)       ((5)/(6)) (7)       (8)
loggroup status tmpstatus arcstatus indstatus logmanage-path 
system    avail  avail     avail/on  ----      /home/rdbdir 
grp2      avail  avail     ----      ----      /dev_symfoware/raw21
(1) ロググループ名
(スケーラブルログ運用していない場合およびシステムロググループの場合は、“system”が表示されます。)
(2) ログ管理ファイルの状態
      avail : 正常
      failure : ファイル破壊または入出力障害(rdblogコマンドの
            Hオプションにより閉塞した場合、failureの後ろに
           “(CMD)”が表示されます。
(3) テンポラリログファイルの状態
      ---- : 未作成
      avail : 正常
      failure : ファイル破壊または入出力障害(rdblogコマンドの
            Hオプションにより閉塞した場合、failureの後ろに
           “(CMD)”が表示されます。
      unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの
            状態が“failure”の場合に表示)
(4) アーカイブログファイルの状態(利用可否/ログの出力モード)
(5) 利用可否
      ---- : 未作成
      avail : 利用可能な状態
      unavail : 利用不可能な状態(すべてのアーカイブログファイル
            が満杯またはいずれかのアーカイブログファイルが異常)
      unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの
            状態が“failure”の場合に表示)
(6) ログの出力モード
(アーカイブログファイルが作成されている場合のみ表示されます。現状では常に“on”が表示されます。) 
       on : オンライン状態
(7) インダウトログファイルの状態
(インダウトログファイルを使用していない場合は、“----”が表示されます。)
      ---- : 未作成
      avail : 正常
      failure : ファイル破壊または入出力障害
      unknown : 不明(Symfoware/RDB停止時でログ管理ファイルの
            状態が“failure”の場合に表示)
(8) ログ管理ファイルのパス名