共用バッファプールの状態確認は、rdbprtbfコマンドで行います。rdbprtbfコマンドにより表示できる動作環境には、以下のものがあります。
共用バッファプールの開設状態
共用バッファプールとDSIの対応関係の登録状態
参照
rdbprtbfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
メモリ上に開設されている共用バッファプールの状態を表示するには、以下のものがあります。
共用バッファプール一覧のみを表示する
共用バッファプール一覧とその情報を表示する
共用バッファプール一覧のみを表示する場合は、rdbprtbfコマンドのlオプションで行います。以下に指定例を示します。
rdbprtbf -l
以下に表示例を示します。
$ rdbprtbf -l (1) BufName POOL1 POOL2 POOL3
(1) 共用バッファ識別子
共用バッファプール一覧とその情報を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのbオプションで行います。以下に指定例を示します。
rdbprtbf -b 共用バッファ識別子リスト
共用バッファプールの情報を出力する共用バッファ識別子を二重引用符でくくって指定します。
以下に表示例を示します。
$ rdbprtbf -b "POOL1 POOL2 POOL3" (1) (2) (3) (4) (5) (6) BufName Size Num Alarm Safety Real POOL1 4k 100 70 50 off POOL1 8k 100 70 50 off POOL2 16k 80 70 40 off POOL3 1k 200 80 40 off POOL3 2k 150 80 50 off
(1) 共用バッファ識別子
(2) ページ長(1つの共用バッファプール内に複数のページ長のバッファが 存在する場合には、各ページ長ごとに表示されます。)
(3) ページ数
(4) 危険値(単位は%)
(5) 安全値(単位は%)
(6) 常にoffが表示
現在登録されている共用バッファプールとDSIの対応関係を表示するには、以下のものがあります。
共用バッファプールの結合状態を表示する
DSIの結合状態を表示する
共用バッファプールの結合状態を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのcオプションで行います。以下に指定例を示します。
rdbprtbf -c 共用バッファ識別子リスト
共用バッファプールと当該共用バッファプールに結合しているDSIの情報を出力する共用バッファ識別子を二重引用符でくくって指定します。
以下に表示例を示します。
$ rdbprtbf -c "POOL1 POOL2 POOL3" (1) (2) BufName DSI-Name POOL1 在庫管理DB.在庫表DSI POOL2 在庫管理DB.関西発注表DSI POOL3 在庫管理DB.製品名IXDSI
(1) 共用バッファ識別子
(2) DSI名(1つの共用バッファプールに結合されているDSIが複数ある場合 には、異なる行に表示されます。)
DSIの結合状態を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのiオプションで行います。以下に指定例を示します。
rdbprtbf -i DSI名リスト
DSIと共用バッファプールの情報を出力するDSI名を二重引用符でくくって指定します。
以下に表示例を示します。
$ rdbprtbf -i "在庫管理DB.在庫表DSI 在庫管理DB.製品名IXDSI" (1) (2) (3) DSI-Name BufName-1 BufName-2 在庫管理DB.在庫表DSI POOL1 POOL1 在庫管理DB.製品名IXDSI POOL3 POOL3
(1) DSI名
(2) DSIと結合している共用バッファ識別子(格納構造がRANDOM構造の場合は プライム部と結合している共用バッファ識別子、BTREE構造の場合は、 インデックス部と結合している共用バッファ識別子、SEQUENTIAL構造 またはOBJECT構造の場合は、データ部と結合している共用バッファ識別子 が表示されます。)
(3) DSIと結合している共用バッファ識別子(格納構造がRANDOM構造の場合は、 オーバフロー部と結合している共用バッファ識別子、BTREE構造の場合には、 データ部と結合している共用バッファ識別子、SEQUENTIAL構造または OBJECT構造の場合には、“-------”が表示されます。)