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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

7.7.1 共用バッファプールの表示

共用バッファプールの状態確認は、rdbprtbfコマンドで行います。rdbprtbfコマンドにより表示できる動作環境には、以下のものがあります。

参照

rdbprtbfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

共用バッファプールの開設状態

メモリ上に開設されている共用バッファプールの状態を表示するには、以下のものがあります。

共用バッファプール一覧のみを表示する

共用バッファプール一覧のみを表示する場合は、rdbprtbfコマンドのlオプションで行います。以下に指定例を示します。

rdbprtbf -l 

以下に表示例を示します。

$ rdbprtbf -l 

  (1) 
  BufName 
  POOL1 
  POOL2 
  POOL3 
(1) 共用バッファ識別子
共用バッファプール一覧とその情報を表示する

共用バッファプール一覧とその情報を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのbオプションで行います。以下に指定例を示します。

rdbprtbf -b 共用バッファ識別子リスト 
-b 共用バッファ識別子リスト

共用バッファプールの情報を出力する共用バッファ識別子を二重引用符でくくって指定します。

以下に表示例を示します。

$ rdbprtbf -b "POOL1 POOL2 POOL3" 

(1)     (2)  (3) (4)   (5)   (6)
BufName Size Num Alarm Safety Real 
POOL1    4k  100   70    50   off 
POOL1    8k  100   70    50   off 
POOL2   16k   80   70    40   off 
POOL3    1k  200   80    40   off 
POOL3    2k  150   80    50   off 
(1) 共用バッファ識別子
(2) ページ長(1つの共用バッファプール内に複数のページ長のバッファが
    存在する場合には、各ページ長ごとに表示されます。)
(3) ページ数
(4) 危険値(単位は%)
(5) 安全値(単位は%)
(6) 常にoffが表示

共用バッファプールとDSIの対応関係の登録状態

現在登録されている共用バッファプールとDSIの対応関係を表示するには、以下のものがあります。

共用バッファプールの結合状態を表示する

共用バッファプールの結合状態を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのcオプションで行います。以下に指定例を示します。

rdbprtbf -c 共用バッファ識別子リスト 
-c 共用バッファ識別子リスト

共用バッファプールと当該共用バッファプールに結合しているDSIの情報を出力する共用バッファ識別子を二重引用符でくくって指定します。

以下に表示例を示します。

$ rdbprtbf -c "POOL1 POOL2 POOL3" 

(1)      (2) 
BufName  DSI-Name 
POOL1    在庫管理DB.在庫表DSI 
POOL2    在庫管理DB.関西発注表DSI 
POOL3    在庫管理DB.製品名IXDSI 
(1) 共用バッファ識別子
(2) DSI名(1つの共用バッファプールに結合されているDSIが複数ある場合
    には、異なる行に表示されます。)
DSIの結合状態を表示する

DSIの結合状態を表示する場合は、rdbprtbfコマンドのiオプションで行います。以下に指定例を示します。

rdbprtbf -i DSI名リスト 
-i DSI名リスト

DSIと共用バッファプールの情報を出力するDSI名を二重引用符でくくって指定します。

以下に表示例を示します。

$ rdbprtbf -i "在庫管理DB.在庫表DSI 在庫管理DB.製品名IXDSI"

(1)                            (2)        (3)
DSI-Name                       BufName-1  BufName-2 
在庫管理DB.在庫表DSI      POOL1      POOL1 
在庫管理DB.製品名IXDSI  POOL3      POOL3 
(1) DSI名
(2) DSIと結合している共用バッファ識別子(格納構造がRANDOM構造の場合は
   プライム部と結合している共用バッファ識別子、BTREE構造の場合は、
   インデックス部と結合している共用バッファ識別子、SEQUENTIAL構造
   またはOBJECT構造の場合は、データ部と結合している共用バッファ識別子
    が表示されます。)
(3) DSIと結合している共用バッファ識別子(格納構造がRANDOM構造の場合は、
   オーバフロー部と結合している共用バッファ識別子、BTREE構造の場合には、
   データ部と結合している共用バッファ識別子、SEQUENTIAL構造または
   OBJECT構造の場合には、“-------”が表示されます。)