創成済みの表に対しデータの追加、更新および削除を行う場合、目的に応じたプログラムを作成しなくても、rdbuptコマンドにより、外部ファイルから表に対するデータの追加、更新および削除をすることができます。rdbuptコマンドには、以下の機能があります。
行の追加
行の追加および置換
列の更新
行の削除
外部ファイルの形式の詳細は、“4.1.1 外部ファイルの形式”を参照してください。
参照
rdbuptコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
注意
rdbuptコマンドで指定可能な入力ファイルサイズは2ギガバイト未満となります。
外部ファイルのデータを表に追加します。
$ rdbupt -ma -b 在庫管理DB.在庫スキーマ.在庫表 /home/rdb1/upt1.data (1) (2)
(1) 追加指定
(2) 入力ファイル名
外部ファイルのデータを表に追加します。その際、一意性制約の列のデータと一致するデータがある場合、外部ファイルのデータと置き換えます。
$ rdbupt -mar,製品番号 -b 在庫管理DB.在庫スキーマ.在庫表 (1) /home/rdb1/upt2.data
(1) 追加および置換指定
外部ファイルで指定された一意性制約の列のデータに該当する行について、cオプションで指定された列を外部ファイルで指定された値に更新します。
ただし、表のDSIがOBJECT構造の場合は、列の更新処理を行うことはできません。
$ rdbupt -mu,製品番号 -c 製品番号,棚番号
(1)
-b 在庫管理DB.在庫スキーマ.在庫表1
/home/rdb1/upt3.data
(1) 更新指定
外部ファイルで指定された一意性制約の列のデータに該当する行を削除します。
$ rdbupt -md,製品番号 -c 製品番号 -b 在庫管理DB.在庫スキーマ.在庫表 (1) /home/rdb1/upt4.data
(1) 削除指定