rdbdmpコマンド、rdbdmpdicコマンドまたはrdblogコマンドによりバックアップしたファイルまたは磁気テープなどの外部媒体の情報の表示は、rdbdvinfコマンドで行います。
本コマンドは、以下のような場合に使用します。
データをバックアップする前に磁気テープなどの外部媒体の中身を確認する
データをバックアップしたあと、ファイルまたは外部媒体に正しくデータがバックアップされたかを確認する
リカバリを行うときにリカバリすべきデータが外部媒体に入っているかを確認する
rdbdvinfコマンドの表示例を以下に示します。
rdbdmpコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合(DSI形式)
$ rdbdvinf -r /backup/rdb/stock -a RDBII rdbdvinf DATE:2007/04/14 TIME:07/29/30 Device : /backup/rdb/stock (1) (2) (3) No. File 1 stock (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) Date Time Uid Cmd Kind Division Dsi-Name 2007/04/04 17:35:00 i4874 rdbdmp DSI 1:EOD 在庫管理DB.在庫表DSI
(1) 退避先デバイス名
(2) 退避先デバイス内の退避データ番号
(3) 退避先デバイス内の退避先名
以下はaオプションを指定した場合のみ表示されます。
(4) バックアップを実行した年月日
(5) バックアップを実行した時刻
(6) バックアップを実行したユーザID
(7) バックアップを実行したコマンド名(rdbdmp)
(8) バックアップした資源の種類(DSI)
(9) バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD) 続きの退避データがある場合 : 分割番号だけが表示されます。 最後の退避データの場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます。 (マルチボリューム化されているDSIをバックアップした場合、退避データ が複数のデバイスにまたがることがあります。このとき、何番 目の退避データなのか、続きの退避データがあるのかを判断す るために使用できます。 hオプションを指定した場合は、分割番号の後ろに“:-”が表示 されます。)
(10) バックアップした資源名(データベース名.DSI名)
rdbdmpコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合(エクステント形式)
$ rdbdvinf -r /rdb/backup/raw10/在庫管理DB.在庫表DSI.DBSP_1 -a RDBII rdbdvinf DATE:2007/04/14 TIME:07/29/30 Device : /rdb/backup/raw10/在庫管理DB.在庫表DSI.DBSP_1 (1) (2) (3) No. File 1 在庫管理DB.在庫表DSI.DBSP_1 (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) Date Time Uid Cmd Kind Division Dsi-Name 2007/04/04 17:35:00 i4874 rdbdmp DBS 1:EOD 在庫管理DB.在庫表DSI
(1) 退避先デバイス名
(2) 退避先デバイス内の退避データ番号
(3) 退避先デバイス内の退避先名
以下はaオプションを指定した場合のみ表示されます。
(4) バックアップを実行した年月日
(5) バックアップを実行した時刻
(6) バックアップを実行したユーザID
(7) バックアップを実行したコマンド名(rdbdmp)
(8) バックアップした資源の種類(DBS)
(9) バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD) 続きの退避データがある場合 : 分割番号だけが表示されます。 最後の退避データの場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます。 (マルチボリューム化されているDSIをバックアップした場合、退避データ が複数のデバイスにまたがることがあります。このとき、何番 目の退避データなのか、続きの退避データがあるのかを判断す るために使用できます。 hオプションを指定した場合は、分割番号の後ろに“:-”が表示 されます。)
(10) バックアップした資源名(データベース名.DSI名)
rdbdmpdicコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合
$ rdbdvinf -r /backup/rdb/dicback -a RDBII rdbdvinf DATE:2007/04/14 TIME:07/29/30 Device : /backup/rdb/dicback (1) (2) (3) No. File 1 dicback (4) (5) (6) (7) (8) (9) Date Time Uid Cmd Kind Division 2007/04/04 17:35:00 i4874 rdbdmpdic DIC 1:EOD
(1) 退避先デバイス名
(2) 退避先デバイス内の退避データ番号
(3) 退避先デバイス内の退避先名
以下はaオプションを指定した場合のみ表示されます。
(4) バックアップを実行した年月日
(5) バックアップを実行した時刻
(6) バックアップを実行したユーザID
(7) バックアップを実行したコマンド名(rdbdmpdic)
(8) バックアップした資源の種類(DIC)
(9) バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD) 続きの退避データがある場合 : 分割番号だけが表示されます。 最後の退避データの場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます。 (退避データが複数のデバイスにまたがることがあります。 このとき、何番目の退避データなのか、続きの退避データがある のかを判断するために使用できます。)
rdblogコマンドでバックアップしたデータの情報を表示した場合
$ rdbdvinf -r /backup/rdb/arc0001 -a RDBII rdbdvinf DATE:2007/04/14 TIME:07/29/30 Device : /backup/rdb/arc0001 (1) (2) (3) No File 1 arc0001 (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) Date Time Uid Cmd Kind Division ArcSerial Total Used LogGroup 2007/04/04 17:35:00 i4874 rdblog ARC 1:EOD 1 20M 20M grp1
(1) 退避先デバイス名
(2) 退避先デバイス内の退避データ番号
(3) 退避先デバイス内の退避先名
以下はaオプションを指定した場合のみ表示されます。
(4) バックアップを実行した年月日
(5) バックアップを実行した時刻
(6) バックアップを実行したユーザID
(7) バックアップを実行したコマンド名(rdblog)
(8) バックアップした資源の種類(ARC)
(9) バックアップした資源の分割番号(分割番号:EOD) 続きのボリュームがある場合 : 分割番号だけが表示されます。 最後のボリュームの場合 : “分割番号:EOD”の形式で表示されます。 (退避データが複数のデバイスにまたがることがあります。 このとき、何番目の退避データなのか、続きの退避データがある のかを判断するために使用できます。 hオプションを指定した場合は、分割番号の後ろに“:-”が表示 されます。)
(10) アーカイブログ通番
(11) アーカイブログファイル容量 単位がない場合 : バイト 単位がKの場合 : キロバイト 単位がMの場合 : メガバイト 単位がGの場合 : ギガバイト
(12) アーカイブログ使用量 単位がない場合 : バイト 単位がKの場合 : キロバイト 単位がMの場合 : メガバイト 単位がGの場合 : ギガバイト
(13) アーカイブログファイルが属するロググループ名 (スケーラブルログ運用を行っている場合のみ表示されます。 なお、システムロググループのアーカイブログ退避データの 場合は、“system”が表示されます。)