機密保護は、特定の利用者に権限を与えること、およびデータを暗号化することによって、データベースの機密を保護します。機密保護機能には以下の4つがあります。
OSにログインする利用者の認証およびコマンド実行権のチェックは、OSの機能を利用して行います。
Symfoware/RDBのリカバリコマンドなどを実行するとき、Symfoware/RDBはデータベースのアクセス権の検査を行いません。OSのchmodコマンドでRDBコマンドの実行権を設定し、データベースの機密を保護してください。
参照
chmodコマンドの詳細は、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。
RDBディクショナリ創成直後は、システム表をアクセスするすべての人に対してSELECT権(付与権なし)を設定します。RDBディクショナリの定義者には、付与権付きでSELECT権を設定します。
RDBディクショナリの定義者は、GRANT文およびREVOKE文を用いて、アクセス権限の付与および剥奪を行うことができます。
クライアントとサーバ間の通信データに機密情報を含む場合、通信データを暗号化することで、ネットワーク上の盗聴による脅威から通信データを保護することができます。
通信データを暗号化するか否かは、システム用の動作環境ファイル、クライアント用の動作環境ファイルで指定します。
データベースの格納データに機密情報を含む場合、格納データを暗号化することで、盗難による脅威から格納データを保護することができます。
表に格納するデータを暗号化する場合、CREATE DBSPACE文で指定します。
監査ログに格納するデータを暗号化する場合、rdbauditコマンドで指定します。