データベースを使用するシステムにおいて、データベースの保守作業では、運用の停止を余儀なくするいくつかの作業がありました。しかし、保守作業を行うたびに、データベースシステムを停止するわけにはいきません。業務をオンラインのまま、新しい業務を追加および拡張したり、リカバリしたりできる仕組みが必要になります。
Symfoware/RDBでは、24時間365日業務を停止することなくデータベースの運用や業務の追加および拡張を可能とする以下の機能を提供します。
フォールバック運用
動的定義変更
インデックスの自動再配置
DSIの切離し
運用中のシステムファイルのリカバリ
Symfoware/RDBでは、テンポラリログファイル、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生しても、運用を継続することができます。これを、フォールバック運用と呼びます。
Symfoware/RDBでは、テンポラリログファイルに入出力障害が発生しても、自動的にフォールバック運用になります。
詳細については、“4.9.1 テンポラリログファイル破壊時のフォールバック”を参照してください。
Symfoware/RDBでは、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生しても、自動的にフォールバック運用になります。
詳細については、“4.9.2 RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイル破壊時のフォールバック”を参照してください。
Symfoware/RDBでは、現在運用中の業務に新たな業務を追加するとき、運用を停止することなく定義変更を行うことができます。
詳細については、“4.9.3 動的定義変更”を参照してください。
Symfoware/RDBでは、運用を停止することなくインデックスの再配置ができ、性能劣化を防止することができます。
詳細については、“4.9.4 インデックスの自動再配置”を参照してください。
Symfoware/RDBでは、特定のDSIを運用から切り離し、バックアップデータの取得や再編成を行うことができます。
詳細については、“4.9.5 DSIの切離し”を参照してください。
Symfoware/RDBでは、システムファイルのディスク障害が発生しても、運用を継続することができます。また、運用を継続しながらディスク障害が発生したシステムファイルをリカバリすることができます。
詳細については、“4.9.6 運用中のシステムファイルのリカバリ”を参照してください。