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Interstage Interaction Manager V10 ポータル 運用ガイド
Interstage

5.4 アクセス許可ドメインの設定

ここでは、アクセス許可ドメインの設定方法について説明します。アクセス許可ドメインでは、ポータル機能から既存の業務システムやクラウドサービスへのアクセス制御を設定します。

アクセス許可ドメインの設定は、以下の手順で行います。

  1. ポータル機能の停止
    ポータル、管理コンソールをまとめて停止します。
    詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動/停止する」を参照してください。

  2. Interstage Java EE管理コンソールへのログイン
    Interstage Application ServerのInterstage Java EE管理コンソールにログインします。
    詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「Interstage Java EE管理コンソールにログインする」を参照してください。

  3. IJServerクラスタのJVMオプションの設定
    各コンポーネントのIJServerクラスタのJVMオプションにアクセス許可ドメインの情報を設定します。
    以下の作業を、各コンポーネントのIJServerクラスタすべてに実施してください。

    1. [設定]を選択します。

    2. 設定一覧からIJServerクラスタの設定名を選択します。

      IJServerクラスタの設定名:[IJServerクラスタ名]-config

    3. 構成から[JVM設定]を選択します。

    4. [JVMオプション]タグを選択し、アクセス許可ドメインの情報をJVMオプションに追加、または変更します。

      設定項目

      説明

      emu.whitelist.domain

      ポータル機能からアクセスを許可するドメインを指定します。
      複数指定する場合、ドメインをパイプ(|)で区切って指定します。

      例) -Demu.whitelist.domain=localhost|*.foo.com|127.0.0.0

    5. [保存]ボタンをクリックします。

  4. ポータル機能の起動
    ポータル、管理コンソールをまとめて起動します。
    詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動/停止する」を参照してください。

ポイント

各コンポーネントのIJServerクラスタ名は、セットアップ時にIJServerクラスタに指定した値です。

  • デフォルトタイプの場合

    • ポータル: [セットアップ時に入力したテナントID]_pc

    • 管理コンソール: [セットアップ時に入力したテナントID]_mc

    • Autopilot機能: [セットアップ時に入力したテナントID]_ac

  • カスタマイズタイプの場合:対話式で入力した値

  • サイレントタイプの場合:テナント定義入力ファイルで定義した値