ここでは、アクセス許可ドメインの設定方法について説明します。アクセス許可ドメインでは、ポータル機能から既存の業務システムやクラウドサービスへのアクセス制御を設定します。
アクセス許可ドメインの設定は、以下の手順で行います。
ポータル機能の停止
ポータル、管理コンソールをまとめて停止します。
詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動/停止する」を参照してください。
Interstage Java EE管理コンソールへのログイン
Interstage Application ServerのInterstage Java EE管理コンソールにログインします。
詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「Interstage Java EE管理コンソールにログインする」を参照してください。
IJServerクラスタのJVMオプションの設定
各コンポーネントのIJServerクラスタのJVMオプションにアクセス許可ドメインの情報を設定します。
以下の作業を、各コンポーネントのIJServerクラスタすべてに実施してください。
[設定]を選択します。
設定一覧からIJServerクラスタの設定名を選択します。
IJServerクラスタの設定名:[IJServerクラスタ名]-config
構成から[JVM設定]を選択します。
[JVMオプション]タグを選択し、アクセス許可ドメインの情報をJVMオプションに追加、または変更します。
設定項目 | 説明 |
---|---|
emu.whitelist.domain | ポータル機能からアクセスを許可するドメインを指定します。 例) -Demu.whitelist.domain=localhost|*.foo.com|127.0.0.0 |
[保存]ボタンをクリックします。
ポータル機能の起動
ポータル、管理コンソールをまとめて起動します。
詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動/停止する」を参照してください。
ポイント
各コンポーネントのIJServerクラスタ名は、セットアップ時にIJServerクラスタに指定した値です。
デフォルトタイプの場合
ポータル: [セットアップ時に入力したテナントID]_pc
管理コンソール: [セットアップ時に入力したテナントID]_mc
Autopilot機能: [セットアップ時に入力したテナントID]_ac
カスタマイズタイプの場合:対話式で入力した値
サイレントタイプの場合:テナント定義入力ファイルで定義した値