Systemwalker Service Catalog Managerのイベント管理サービスはアプリケーションの動作で発生した特定のイベントを収集します。こうしたイベントは、料金設定、請求、レポートなどに利用できます。イベントには、特定のトランザクションの完了や特定データの作成や削除などがあります。
アプリケーションは、実行時に発生するイベントを、Systemwalker Service Catalog Managerのプラットフォームサービスの1つであるイベント管理サービスによって、Systemwalker Service Catalog Managerに送ることができます。
Systemwalker Service Catalog Managerのイベント管理との統合は、以下のようにおこないます。
必要なイベントをアプリケーションが生成するようになっていない場合には、イベント生成する処理を実装します。
購入済サービスに対して利用可能な情報に応じて、イベント管理サービスの以下のいずれかのメソッドを呼び出すことにより、Systemwalker Service Catalog Managerに対するイベントの送信を実装します(“第2章 プラットフォームサービス”を参照)。
recordEventForSubscription (subscriptionキーを指定する必要があります)
recordEventForInstance (技術サービスのIDとインスタンスIDを指定する必要があります)。
技術サービス定義を作成する際に、アプリケーションが送信するイベントを宣言します。
注意
Systemwalker Service Catalog Managerでは定義済みのイベントとして、サービスへのログインと、サービスからのログアウトの2つを用意しています。これは、ログインアクセスで利用可能です。これらのイベントは自動的に生成され、アプリケーションで実装したり、技術サービス定義で定義したりする必要はありません。ログアウトのイベントを利用するためには、ログアウトリスナを実装する必要があります。詳細については、“3.3 ログイン・ログアウトの実装”を参照してください。